15年ぶりにテレビを買い替えた話
「あれ、そろそろ限界かも?」
15年。僕のテレビは、その長い年月を共にしてきた。地デジ移行の波に乗り、数えきれないほどの映画やドラマを映し出してきた相棒だ。しかし、最近はリモコンを押しても反応が遅い。画面はどこか暗く、昔の輝きを失ってしまった。そして、ついにその日がやってきた。
「テレビを買い替えるか…」
ここで普通の人なら、「新しいテレビを買ってハッピー!」で終わる話かもしれない。だけど僕にとって、テレビを買い替えるってのは、そんな簡単な話じゃなかった。画面のサイズ、画質、音質、そして最新技術…。新しいテレビを手に入れるまでには、さまざまな「戦い」があったのだ。
今回は、僕が15年ぶりにテレビを買い替えた体験と、新しいテレビが僕の生活に与えた影響について、細かいところまで語りたいと思う。「テレビなんてただの家電でしょ?」そう思っている人にこそ、読んでほしい。
長年の相棒との別れ、その瞬間は突然に
15年。この数字を聞いて、まず何を想像しますか?車の年式?古い家電?いや、僕にとっての「15年」とは、SONYのBRAVIAという名のテレビと過ごした年月なんです。もう、もはや家族同然ですよ。15年ともなると、テレビをただの「家電」なんて呼ぶのは失礼にすら思えてくる。
このテレビと共に、数えきれないほどの映画、ドラマ、ニュース、バラエティ、ありとあらゆる映像を見てきたわけで。特に、青春時代を共に過ごしたからね。僕が人生に迷っていたときも、たくさんの夜をこのテレビと過ごしてきたわけですよ。もう、画面の一部は僕の涙でできてるんじゃないかって思うくらいの絆ですよ。
でも、最近はね、リモコンを押しても反応が妙に遅い。あれって、まるで「お前、もうそろそろ俺を休ませてくれよ」って言われてる気がするんです。電源を入れても、画面がつくまでに「お、動いた?」と思った瞬間、「あ、まだか」ってなるあの間。僕のほうも「頑張れ、まだいけるだろ?」って励ましつつ使ってたんだけど、ついに観念したわけです。
テレビの買い替えって、単に新しいものに置き換えるだけじゃないんです。これは、ひとつの「儀式」みたいなもの。15年も一緒にいた相棒との別れ。しかも、彼はまだ完全には壊れてない。ただ、調子が悪いだけで。これは別れる理由を探してるカップルみたいなものです。「お前、まだ動くじゃん」って心の中で何度もつぶやいてしまった。
新しい相棒、LG OLED65C1との出会い
でも、心を鬼にして新しい相棒を探しました。そこで僕が選んだのが、LG OLED65C1。65インチ。4K。有機EL。このスペック、もうね、名前だけで「これは未来だ」と確信しましたよ。スペックだけでここまでテンションが上がるのも久しぶり。とにかく、これまでとは別次元のテレビが家にやってくるという期待感が止まらなかった。
ただね、65インチって、想像してた以上にデカい。リビングに置けるかどうか不安になりつつも、「でかい方がいいに決まってる」と無理やり自分を説得。いざ購入ボタンを押した瞬間、「これはもう後戻りできないな」と少し震えました。気持ち的には、飛び込み台からプールに飛び込む前のあの瞬間に似てる。
そして、ついに届いたテレビ。箱がまずでかい。箱の時点で、「これ、本当に家に置けるのか?」と一瞬後悔。でも、ここで諦めるわけにはいかない。開けてみると、画面は驚くほど薄い。「おお、これ、現代だな」って思った。けど、持ち上げてみたら…「重っ!」って。薄いから軽いと思ったら、大間違い。これ、持ち上げようとした瞬間、腰をやられるやつだなと冷静に悟りました。
結局、電気屋さんに設置をお願いしました。プロに任せるのが正解ってこういう時のためにある言葉です。彼らは慣れた手つきでサクサクと設置してくれて、あっという間に65インチの巨大なスクリーンが僕のリビングを支配することになった。
初対面の黒、そして深すぎる黒
さて、ついに電源を入れるその瞬間。僕は少し緊張しながらリモコンを握りしめた。何せ、15年ぶりの新しいテレビですからね。最初の映像をどう感じるか、それでこれからの僕の生活が変わるかもしれない。そう思いながら、電源を入れる。
そして、最初に感じたのは、「黒が黒い」ってこと。いや、これね、ただの黒じゃないんですよ。前のテレビでは、暗いシーンが全部グレーがかってたんですけど、この新しい相棒は違う。黒がね、深すぎる。もう、夜のシーンを見ていると、「これはもしかして宇宙の闇か?」と思うくらいに深い黒。もはや画面を通り越して、向こう側に何か別次元があるんじゃないかって思うほど。
その瞬間、僕は悟りました。「今までの人生で見てきた黒は、すべて偽物だったんだ」と。いや、ちょっとオーバーに聞こえるかもしれませんが、これは事実。これまでの黒は、ただの「黒っぽい色」だったんです。この有機ELテレビの黒を見た瞬間、人生観が少し変わった気がしました。黒って、こんなに美しくて、深くて、重厚なものだったんだな、と。
ちなみに、なぜこの黒がこんなに深いのかっていうと、有機EL技術がすごいんです。自発光するから、バックライトが必要ないんです。つまり、黒い部分は本当に光ってない。これ、豆知識として使えますよ。
リモコンとの闘い、そして和解
次に試したのが、音声認識機能。これね、リモコンに向かって「Netflix!」って言うだけで、アプリがサッと起動するっていうから、試してみたんですけど…全然反応しない。僕が「Netflix!」って叫んでも、テレビはピクリともせず。何度も試して、ついには「ネッツフリックス!」みたいに、発音まで工夫してみたんですけど、それでも反応なし。
そのとき、僕は感じました。「リモコンとの間に何か溝がある…」と。でも、最終的には何とか「Netflix!」で反応してくれるようになりました。やはり、リモコンとの関係も努力が必要なんだなと悟った瞬間です。今では、なんとかスムーズに会話ができるようになりました。次の目標は「おはよう」で天気予報を教えてもらうこと。まだまだ僕とリモコンの挑戦は続きます。
映画館を超える音、そして家が劇場に
忘れちゃいけないのが音質。このテレビ、Dolby Atmosに対応していて、音が立体的に響くんですよ。まるで音が自分の周りをグルグル回ってる感じ。映画館?いや、もう映画館いらないです。家にいるのに、完全に映画館以上の音響が楽しめるんです。アクション映画を見ていると、音が頭の上から降ってくるし、後ろから迫ってくる感じ。これ、映画館じゃ味わえないですよ。
僕は今、このテレビで映画を観るとき、ポップコーンをわざわざ用意して、家を劇場化してます。いや、これが至福の時間なんですよ。もはや外に出る必要がない。家がすべてを満たしてくれる時代がやってきたんだなとしみじみ感じています。
結論:テレビはただの家電じゃない、人生の一部だ
結局、テレビを買い替えたことで僕が学んだことは、テレビはただの家電じゃないということ。テレビは人生の一部であり、生活の中で重要なパートナーなんだと実感しました。前のSONYのBRAVIAも15年間素晴らしい相棒でしたが、このLG OLED65C1は、その相棒の座をさらに超える存在感を持っています。映画もドラマも、もう別次元の楽しみ方ができるようになったんです。毎日の生活が、ちょっとだけ特別なものに変わった瞬間。それは、この新しいテレビが家にやってきた時から始まりました。
新しいテレビはただの家電じゃない、生活革命の始まり
思えば、テレビをただの「映像を映す箱」だと思っていた時代は、今思うと無知だったなとさえ感じます。だって、これまでのテレビとは全く違うんですよ?画質、音、そしてリモコンまで、すべてが進化している。それが一度手に入ると、元の生活には戻れない。それくらい、このテレビが僕の生活をアップデートしてくれたんです。
もう家から出なくても、映画館クオリティの映像と音が楽しめるし、音声認識ができるってだけで、何か未来がやってきた感じがする。次は、「おはよう」って言えば、ニュースも天気予報もパッと表示してくれる未来がやってくるかも知れない。いや、そう遠くない未来には、「おはよう、今日は天気も良いし、君の好きなドラマの新シーズンが始まってるよ」なんてテレビが教えてくれる時代が来るんじゃないかと思うわけです。
まだ進化は続く
僕のテレビライフは、これからもこの新しい相棒と共に進化していきます。これまでのテレビでは感じることができなかった、新しい驚きや感動。これからもどんどん試してみて、新しい体験を楽しんでいくつもりです。結局、技術って進化するたびに僕たちの生活をちょっとずつ変えてくれる。そう、テレビもその一環です。
次は、VRとかARの世界がテレビを通してさらに広がるかも知れない。そうなったとき、僕はこの相棒と一緒にその新しい未来を楽しんでいこうと思っています。もはや、テレビはただの「画面」じゃない。これからの僕の生活を豊かにしてくれる、一つの「入口」なんだと確信しています。
だから、もし今「テレビなんてどれも一緒でしょ?」って思っている人がいたら、一度このLG OLED65C1の世界を体験してみてください。あなたの人生にも、ちょっとした革命が起こるはずです。そして、その時、あなたもきっとこう思うはずです。
「テレビは、ただの家電じゃない。これ、人生そのものだ」と。
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