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読書と日記 5.15-5.21

2023.5.15 月

わりと強めの雨が降っている。肌寒い。雨の日はいつにも増して電車が混むから通勤を考えると気が重い。


仕事の案件で対応していないのに書類に対応済みと書いてあることについて後輩に状況を問うてみたら「前に教わったとき対応済みって書くってあったので」って、キレイにまとめられた自作のマニュアルを、ほらここ!みたいに見せてきた。

ええ、まとめに使ってるその案件は対応したので対応済みと書いてね、と教えましたけども。呆れなのか驚きなのか落胆なのかイラつきなのかよくわからない感情になった。同時にこの後輩への指導が終わりの見えないものになったように思えて気が遠くなった。

とにかく休もう。今日は早く寝よう。



2023.5.16 火

先週、安藤サクラさんが西加奈子さんの『くもをさがす』を読まれているのをストーリーズにあげていてさっそく影響を受けて買ったけど読み進められずにいる。このあいだの『i』といい西加奈子さんに勝手に申し訳なさを抱く。本棚の保留ゾーンが増えていく。あちこち手を出すのを本当にやめたい。

と言いながら、帰りにいしかわゆきさん『書く習慣』、王谷晶さん『40歳だけど大人になりたい』を買った。先週あたりから"書く"ということへの興味で『書く習慣』、と、『40歳だけど大人になりたい』なんて共感しかないタイトルに助けを求めて手を伸ばしてしまった。

思っているほど自分は大人ではないのかもしれない、ということを考え始めたのは、30歳になったあたりでしょうか。

王谷晶『40歳だけど大人になりたい』P.5

いやいや、30歳で考え始めたなら偉いって。とつっこみを入れながら読み進めていたら時代背景が同じ気がして本のうしろを見てみたらなんと著者さんと同い年生まれだった。

ところで早生まれの私は、"同い年生まれ"でいつも考えてしまうことがある。『学年』という制度はいったい何歳まで適用され続けるのだろう。同い年生まれなのは事実だが"同じ"としてしまうと、いや先輩ですよね的なツッコミをもらったこともあり若ぶってる感が出ちゃうし、かといって"学年は上だから"と言ってしまうと先輩ぶってる感出ちゃうしで、同じだけど同じじゃないからなんだか説明がうっとうしくなってしまう。どうでもいいことなんだけど、みなさんはどうしているんだろうとも思う。



2023.5.17 水
木星▶︎牡牛座

拡大と発展の星、木星が牡牛座入り。牡牛座といえば五感!といちばんに浮かんだが、そういえば今年のテーマは"生活改善運動"だったことを思い出す。昨年、安達茉莉子さんの『私の生活改善運動』を読んだとき、2023年はこのテーマでいく!!と意気込んでいたのに、常に目に入るところに置いておこう!と目立つように棚の上に置いておいたら日常に忙殺されている間にすっかりオブジェになってしまっていた。私の五感に確認したところ今の生活には不快感しかないようだ。不快すぎて何もかも嫌になりかけている。早急にどうにかしないといけないレベルで不快だそうだ。

今一度、『私の生活改善運動』を読み返してみる。

「これでいいや」で選ばないこと。
「実は好きじゃない」を放置しないこと。

安達茉莉子『私の生活改善運動』P.10

帯にもあるこの言葉。そうなんだよ。「いいよ、それで」みたいな生活をもういい加減やめたい!と思っていたのに、どこいったそのときの私。

改めて『私の生活改善運動』を目のつくところへ置き直した。


先日ポチっていた小原晩さん『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』と『USO』がtitleさんから届いた。可愛らしい本で嬉しくなった。



2023.5.18 木

朝起きてカーテン開けたら…陽射しが暑い!!予想最高気温33度⁈夏じゃん。毎年本格的な夏前に夏バテするから今年は早くから心構えをしておいた方が良さそうだな。

職場近くのコンビニのおばさんと今日は暑いですね、月曜は肌寒かったのに、でも明日からは雨でまた気温が下がりますね、などと会話を交わす。ところで、私もおばさんなのにおばさんのことをおばさんと言っていいのか、と考えることがある。他に表現のしようがないから結局おばさんと言うのだけれど私もおばさんだけどね、と余計なことを心の中で自分につっこむことになっている。

本は王谷晶さん『40歳だけど大人になりたい』を読んでいる。わかる、と😂こんな顔(実際には心の中で)になっているから帰りの電車で読んでいると切替になっていい。あすけんの未来さんをあすけんの女と言っているのがいい。



2023.5.19 金

職場は大企業ではないから、ルールがあってないような部分も多い。自由といえば聞こえはいいが人の善意にお任せみたいなやり方をする会社だ。なので、気づいてやる人2:気づいているけどやらない、またはやったりやらなかったりする人5:気づきもしない人3みたいな割合になっていて、やっているとアホらしくなってくる場面がほぼだ。しばきたい衝動に駆られることもしょっちゅう。穏やかではない。


ささくれた気持ちを『40歳だけど大人になりたい』に癒されるつもりだったが今日は考えさせられた。

とにかく現代日本は一回間違ってしまうと"詰み"という空気が蔓延している。実際、ドロップアウトからの復帰が難しい、貧しい社会だと思う。

王谷晶『40歳だけど大人になりたい』P.58

30歳手前から半ばまで数年、体を壊し社会離脱せざるを得なかった自分と重ねてしまった。私は"詰み"をリアルに経験している。復帰の難しさも身に染みている。社会復帰はしているけれど当時積み重ねてきたキャリアの中にはいない。まったく違う畑で、ニュースで問題として取り上げられるくらいの賃金で働いている。しかも30代前半がまるごと私の人生には存在していないから、大人になり損ねたというか、気づいたらアラフォーでいろいろと対応に遅れた感が否めない。20代後半から30代半ばにワープした感覚、空っぽなのに急に40歳が目の前にあるってなかなか恐ろしい。

まぁグチグチ言ってても戻れないので生きるしかないのですが、さてここから体も老いていくわけですしどうしましょうか、といったところ。



2023.5.20 土
牡牛座新月

最近、土曜日の忙しさが半端ない。せっかくの半日勤務のあとのフリーな時間を…って先週も同じこと言ってた気がする。

帰って遅いお昼を食べて、うっかり寝てしまったら気づけば夜中の0時だった。悲しすぎる土曜の午後。



2023.5.21 日
太陽▶︎双子座/火星▶︎獅子座

きのうは新月だったんじゃないか!!と、すっかり忘れてしまうくらい自分の余裕のなさにほとほと嫌気がさした。きのうの日記に牡牛座新月と付け足す。

そしてまたこの1週間で増えたり読み散らかした本と部屋の片づけをする。毎週同じことをしている気がする。そしてまた思う、ナギサさんがほしい。

家事って本当に大仕事だと思う。一家庭につき一個の事業なり会社なりを立ち上げるくらいの処理能力と体力が必要だと感じる。

王谷晶『40歳だけど大人になりたい』P.124

同感である。


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