卒業後も活躍するOBから学ぶ「最強の右腕力」を養う方法とは!?
1.はじめに
こんにちは。今回の文章はわたくし、3期の櫻田が務めさせていただきます。ぜひ名前を覚えていってください。
グラフィックの担当は3期のあやのが務めます。素敵な絵や写真にもぜひ注目してください。
そして3期生で順番に担当を交代するこのノートも、ついに2周目が回ってきました。
実は僕、このノート書くのが意外と好きだったりするんで、少しでも読みやすくて内容のある文章をお届けできるように頑張ります。
今回のノートは、10月29日の3期合同ゼミで学んだ「最強の右腕力養成」を題材とした投稿です。ゲストスピーカーとして以下のおふたりにお越しいただきました!
大井 竣平さん
株式会社LITALICO 所属
立教大学経営学部 卒業
舘野先生とは、2015年のBL2でSAとしてペアを組んで以来、さまざまなプロジェクトを共に進めてきた関係、舘野先生が認める「右腕」的存在。
鈴木 理大さん
小田急電鉄株式会社 所属
立教大学経営学部 卒業
今回のノートでは、舘野先生の最強の右腕を担う大井さん、営業の第一線でご活躍される鈴木さんのおふたりのお話を交えて紹介していきます。
2.右腕力とは??
まず初めに、右腕力とは何か、何となく皆さんの頭の中で想像しているものをより具体的なものにしていきたいと思います。
右腕とはどんな存在なのか、右腕が持つべきマインドセット、右腕が注意するべき落とし穴等など、右腕力を鍛えるうえでの知識を大井さんの説明をもとにここで紹介します。
・そもそも右腕力って?
突然ですが皆さん、「最強の右腕」と聞いて誰を思い浮かべますか?
織田信長と共に天下統一を目指した豊臣秀吉だったり、Steve Jobsと共にApple社を創業したSteve Wozniakだったりを思いついた人が多いんじゃないでしょうか。
他にも色んな「右腕」が存在しますが、そもそも「右腕」とは何か、パッと説明できる人は少ないでしょう。
今回の講義の中で右腕とは、「ある人が最も信頼している有能な部下のことを示す比喩表現」と定義されました。
つまり、最強の右腕となるには、有能であることを前提に、ボスから誰よりも信頼される必要があるのです。
では、右腕力を鍛えるには、何からすればいいのでしょうか?
大井さんの説明の中では、上記のとおり最強の右腕力を【マインド・スキル・文脈理解】の3つの要素に分解して説明していただきました。まずは特に大事だと感じた【マインド】の部分から、内容を抜粋しながら紹介したいと思います。
・必要なマインドセット
ここでは、右腕力に必要なマインドセットを2つ説明していきます。
まず1つ目は、「右腕とはミッションを貰って経験を積む機会」であると考えることです。
右腕とは、最も信頼している部下に与えられる称号なのですから、その分レベルの高い要求をされると思います。しかしこれは、他の誰にも得ることのできない経験を積むことができるチャンスと捉えることが出来るのです。
つまり、右腕という存在になることで、他の誰よりも成長することができちゃうんです。
ただし、それと同時にその要求に精一杯応え続けることも忘れてはいけません。
要求に応え続けることで、自分だけの経験も積むことができる、こういったギブ&テイク的な思考を持つ必要があるのです。
そして2つ目は、「右腕を楽しむコツは与えられた役割で遊ぶこと」です。
具体的には、自分にとっての役得をちゃっかり作り出すことや、やり過ぎなくらい本気でやることだったりが挙げられます。
この2つ目のマインドセットに関しては、ゲストスピーカーとして授業をしていただいた大井さんから、個人的に特に感じた部分でした。
その中でも特に印象に残っているのが、「飲み会幹事スキル」の説明の中で紹介してくださった、池袋周辺飲み屋マップです。
ここでは、池袋周辺をエリア分けして、それぞれどんな飲み屋が多いかというのを説明してくれました。
この説明の中で、舘野先生の右腕として飲み会幹事をすることで、ちゃっかり池袋周辺の飲み屋について誰よりも詳しくなってるし、その説明を楽しそうに話しているのも印象的でした。
ちゃっかりを創り出していることや、やり過ぎなくらい本気でやった結果、遊び要素も出てきていることをまさに体現していたように思います。
・ちゃっかりを創り出す
しかし、このマインドセットを持つ上で、絶対に引っかかってはならない落とし穴も存在します。
それは、「求められている役割よりも自分がやりたいことを優先してしまうこと」です。
つまり、ちゃっかりとか経験とかを優先させすぎた結果、要求を自分がやりたいことが上回ってしまうということです。
あくまでも右腕であり、優秀な部下として活動している中で、自分を優先させすぎてはその関係性の崩壊に繋がってしまいます。
だからこそ、ちゃっかりであることが大事なんです。
このちゃっかりは、本当に多種多様に使うことが出来ると思うんです。
例えば舘野先生の右腕として活動する中で、他の大学教授や企業の方とちゃっかり仲良くなっちゃったりだとか、普段いかない研究発表の場に行ってちゃっかり学んじゃったりだとか、採用活動をリーダーとして担当することで後輩からちゃっかり名前を覚えてもらったって言ってるゼミ生もいた気がします。
考え方次第で、このちゃっかりは自身にとって多くの利益をもたらすことにつながると思います。右腕であることの特権ですよね。
ただし、先ほど述べたように、ちゃっかりであることが一番重要なんです。
3.ビジネスにおける右腕力
次にここでは、右腕力の要素【スキル】の部分で学んだ、ビジネスマナーについて、個人の感想も交えて紹介したいと思います。
・ビジネスマナーって?本当に必要?
まずもって、なぜこのビジネスマナーというものが存在するのでしょうか。
多様性やらが広まる現代で、昔から存在するこの慣習が今もなお当たり前として存在するのはなぜでしょうか。
それはずばり、ビジネスマナーとは「関わる人たちからの信頼を得るための基本行動」だからです。
あれ、答えになってませんか?
ということで少し私の解釈も含めて説明すると、例えばメールのマナーや名刺交換、スーツの着方等は、もちろん昔ほど厳しくないのではないかと考えます。
実際電車ではポロシャツ出勤の人も多いですし、名刺も電子化が進んでいると耳にしたこともあります。
しかしその一方で、そういった文化を大事にしている層もいるわけです。
この層の人たちにマナーのなっていない行動をしたらどうなるでしょうか。
もちろん信頼を損ねることにつながります。
というかそもそも、極端な例を言ってしまえば、渡した名刺を雑に扱うような人とビジネスをしたいと思いませんよね。メールの返信が遅い人と重要なこと進めるのもストレス溜まりますよね。
このように感じてしまう可能性があるからこそ、「関わる全ての人に対して最低限の信頼を得るための基本行動」がビジネスマナーだと思うんです。
これが土台としてあったうえで、関係性構築だったり、気遣いだったり、各処で有能さを示すことだったりで、信頼がより深まるんだと思います。
この最低限の信頼作り、まさに土台を作るうえで持ち合わせるべきなのがビジネスマナーなのではないでしょうか。
・実際やってみた名刺交換
ここまでビジネスマナーについて少し語ってきましたが、今回の授業では大井さんと、一緒にお越しくださった同じくOBの鈴木さんを見本に、実際に名刺交換の練習をしてみました。
3年生となり、インターン等で社会の場に出ることも増えた中で、こういった実際に使えるスキルを学べたことは、私にとってとても実のある時間となりました。
最初始めるときには、名刺交換にマナーそんなあるのかよとか思っていましたが、実際には立場だったり、どっちが営業側かだったり、置き方だったり、色んなところに気を付けなければなりませんでした。
具体的に言うと、訪問する側が下から渡すこと、席順において名前と顔を一致させること、立場が上の人を名刺入れの上に置くこと、、、、。
ここで挙げただけでもいっぱいありますね。
まだ名刺交換をする経験がなかったからよかったものの、こんな無知のままその機会が来ていたらと思うとぞっとします。
と同時に、今回ここで学ぶ機会を作ってくださったことの重要性も感じました。
社会人として働いているおふたりが大事だと感じているからこそ、今回実践形式で時間を取ってくれたのだろうし、それだけ大事なスキルなのだと、練習しとかなきゃいけない知識なのだと焦らされました。
4.まとめ
・大井さんからみる舘野ゼミ
今回の講義の最後には、大井さんから見る私たち舘野ゼミについてお話をいただきました。
こちらが舘野ゼミの外部である、大井さんから見た舘野ゼミの印象だそうです。
実際に舘野ゼミの一員として活動する私たちとは違う視点で、舘野ゼミがどう見えるかを紹介してくださいました。
これを聞いて思ったのが、自分たちの活動がしっかり外部にも伝わっているんだということです。
「遊びながら学ぶ」という新しいからこそ他とは圧倒的に異なるこのゼミのマインドが強みになっているのだと感じました。
だからこそ、それぞれが圧倒的な強みを持ち合わせるし、独りになれる個性も発掘し成長させられるし、またこのクリエイティブな活動をこのノートや展示会で発信することが出来る。
こういった環境がこのゼミには存在し、また少しでもそれを外部にも伝えることが出来ているのだと感じました。
・今回の講義を受けて感じたこと
今回「右腕論」について学ぶ中で、これは必ずしも右腕という立場でなくても活用できるスキル・マインドセットなのだと感じました。
だって、名刺交換もメールのマナーも、あとはちゃっかりを作っちゃうとか、要求に一生懸命答えて経験にするとか、それぞれの要素を分解したらどんな場でも使えそうですよね。
つまり、今回右腕論というテーマでご講義いただいた内容は、実は常日頃から意識するべき考え方やマナーだったわけです。
そう考えたら今回学んだ内容は、より実用的なものであるとわかるはずです。
それに加えて、やはり右腕ならではと思う場面ももちろんありました。
上述したのは右腕力の中で、他で活かせる知識でしたが、大井さんが途中で紹介してくださった「舘野先生のトリセツ」なんかは、右腕ならではの知識であるはずです。だってあそこまで舘野先生に詳しい人は多分他にいないだろうし、正直ゼミで舘野先生と関わる中では必ずしも必要な知識ではありません。
舘野先生の人柄や考え方、ルーツに好きなものに嫌いなもの、、、。
舘野先生の右腕として活動する大井さんだからこそ持ち合わせる情報もたくさんありました。
これが右腕力を構成する最後の要素、【文脈理解】に当たるのだと思います。
私自身誰かの右腕となる機会があまりないからこそ、このように一人の人間に対してここまで深堀りできることがすごいと思いましたし、なんならすごいを超えて怖いという感情にまで行きつきました。
それは特に私が組織の大半の人に気を遣って行動することが多く、逆に誰か一人にフォーカスする経験が少ないからだと思います。
しかし、今後生きていく中で誰もが右腕としての役割を果たす可能性もあるだろうし、実際部活動では副主将としての活動が始まり、主将の右腕となる必要がある立場にいます。
そういった中で今回この「右腕論」について学ぶことが出来たのは、本当に有意義で貴重なものであったと改めて感じています。
それは先ほど述べたように、右腕力と共に学んだ普段から活用できる考え方やマナーも然りです。
誰しもが右腕としての活動を確約されているわけではありませんが、こういった知識を持ち合わせることで、自身の活動の幅も広がっていくのではないでしょうか。
5.謝辞
最後になってしまいましたが、今回お忙しい中、わざわざ大学までお越しいただき、ご講義していただいた大井さん、鈴木さん、本当にありがとうございました。大井さんのスライドは見やすすぎて参考にしたいと言ってたゼミ生もいれば、鈴木さんの営業スキルの話も聞きたいと言ってたゼミ生もいました。
とても素敵で、ゼミ生にとって有意義な時間を作っていただいたこと、この場を持って改めて感謝申し上げます。
6.最後に
皆さん今回のノートはどうでしたか?
少しでも「右腕論」について理解していただけたでしょうか?
今後も素敵な活動を発信し続けるので、是非ともチェックしてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
文章担当:3期生 櫻田颯太
グラフィック担当:3期生 石原綾乃
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?