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「信書」って、なんだろう?
ちゃこです。
今回は、とても勉強になった「信書」についてのお話です。
■「信書」を調べるきっかけ
イベント中止により、お客様へお渡しすることになっていた記念品の発送をする事になったのがきっかけです。
この記念品は参加者だけが手に入れられる、非売品オリジナルグッズ。
毎年毎年この記念品を楽しみにしていらっしゃる方も多く、
「欲しい!」「売ってほしい!」と連絡が入ってくるほど。
嬉しいですね~~。
記念品を送るのには当然ですが送付状を入れます。
送付状①
「イベントは中止になってしまったけど、記念品を送ります。
アンケートも入れておくので、返信してね」
送付状②
「商品カタログを入れましたよ。是非見てね。そして、今回は期間限定割引価格にて商品が買えますよ~。ネットでパスワードを入力して買ってね~」
とざっくりすぎますが、この2種類の文章です。
これが、信書にあたるのではないか??ということになりまして、
「信書の定義」を調べ始めました。
■信書とは
「信書」とは、
「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と郵便法及び信書便法に規定されています。
今回の場合は、特定の受取人に送るものであり、(おそらく)信書に該当するのでしょうね。
けれど、
「貨物に添付する無封の添え状、送り状について」
郵便法第4条第3項但書において、信書であっても、貨物に添付する無封の添え状又は送り状については、運送営業者による送達が認められている。
というのがあります。
そうなると、この文章は「添え状、または送り状」になるのではないか?
と思うわけです。
「添え状」とは
送付される貨物の目録や性質、使用方法等を説明する文書及び当該貨物の送付と密接に関連した次に掲げる簡単な通信文で、当該貨物に従として添えられるもの。
「送り状」とは
送付される貨物の種類、重量、容積、荷造りの種類、個数、記号、代価、受取人並びに差出人の住所及び氏名等当該貨物の送付に関する事項が記載されたもの
ここで、気になるのは「添え状」の説明で「簡単な通信文」ということであり、今回は簡単な通信文になるのか?ならないのか?
■総務省に確認!
考えても仕方ないので、正解を求め、総務省に電話しました。
私の確認事項は2点
1、この送付状が信書に該当し、添え状として認められるのか?
2、無封の状態とはどのような状態か?
総務省で対応してくれた職員は私の質問にはっきりと答えられず、
「調べて折り返し連絡します」とのこと。
「なぬ??わからぬのか?」(ちゃこの心の声)
その後、折り返し連絡が来て、先程とあまり変化のない説明をしてくれて、、、私はまたもや質問をくり返すばかり。
結果、
「信書が取り扱えるのか、無封の状態の確認は運送会社に確認を」
「信書の確認、添え状になるのか?を正確に確認したければ文書を見せて」
即答はなく、グレーな感じ。。
■郵便局と運送会社のサービスを調べました
今回は、郵便局と佐川急便、ヤマト運輸で検討
■郵便局の場合
信書を送れるサービス・・・「郵便物/レターパック」
※注意!ゆうパックでは信書は送れない。
今回の場合、定形外2㎏ 全国一律 1,040円
■佐川急便の場合
信書を送れるサービス・・・「飛脚特定信書便」
※法人契約していて「お客様番号」があっても、信書便専用の「お客様番号」を取得しなければならない。手続き期間、約1週間。
今回の場合、80サイズ 関東→関東 1,026円(料金は地域により異なる)
■ヤマト運輸
信書は取り扱えない
郵便局との佐川急便との2択のなか、
そこで、私が選んだサービスは「佐川急便特定信書便」。
郵便局は、送料は全国一律なのは良いが、
このコロナの影響で集荷サービスをやっていないとのこと。
持ち込みとなると、台車に乗せてもせいぜい20個。
100往復はちょっと辛い。。。
佐川急便の信書便番号も取得できたので、毎日集荷に来てくれる佐川さんに依頼することに。
これで発送準備はOK!
■ただ、まだもやもやしてます。
私の中でまだ理解できていないものがあります。
それは「信書の定義」がわかりにくいこと。
そして、今回の場合、「信書であっても、添え状」に該当するのか、しないのか?に対してのはっきりとした解答がないこと。
郵便局の4か所の営業所で「信書」について問い合わせしましたが、
これまた明確な答えをもらず。もやもや~。
クロネコ運輸が「信書」が取り扱えない(取り扱わない?)のは、
ホームページで「信書における問題点」として説明が書いてあります。
信書の定義がわかりずらく、
お客さまが信書を送ることで罪に問われるリスクがあるため
宅配便の備考に「請求書」と書くと集荷してくれないのは、請求書が信書だからですね。
「疑わしきは信書と思え!」ということで、今回は信書便扱いで発送することにはしましたが、根気よく総務省に連絡し解答を得たいと思います!
総務省とつながった時、メールアドレスを聞くなり、
確認の手順を聞いておけば良かった。
段取りが悪いと反省。
すいんぐまんのみんなも「信書」の取り扱いには注意してね!
(ちゃこ)