デザイナーは自主制作をするべし!
2023年を振り返って、今年は自分が実際に手を動かしてクリエイティブを作る機会が少なかったなぁと感じたので、今年12月に社内のデザイナー・ディレクター何人かに声をかけて、自主制作チャンネルを作り、「一日一創」をスローガンに毎日1つ何かしらのクリエイティブを制作をするという活動を始めました。
この取り組みを始めて、まだ1ヶ月と経っていないのですが、自分の中で明らかな変化を感じ始めているので、今回はその変化とメリットについて綴っていこうと思います。
年末年始に自主制作を始めようと思っているけど、なかなか重い腰が上がらないというデザイナーさんの後押しになれば幸いです。
デザイナーが自主制作をすべき理由
1. 業務で生かせる
自主制作の一番の利点としてよく挙げられるのは、自主制作で培った表現を実際の業務で生かせる、まずこれだと思います。
セブンデックスのクライアントはBtoBでビジネスをされている企業様が多いので、モダンな表現を使用する機会というのはなかなかに少ないのですが、案件によっては、コーポレートサイトリニューアル時にKVで部分的に3Dオブジェクトを使いたいな〜と思うことや、ロゴリニューアル時にロゴをアニメーションで動かしたいな〜と思う場面がないわけではありません。
そういった表現を日頃の自主制作の機会で練習・ストックしておくことで、いざというときにサッと自前で作ることができれば、作り手側としても、クライアント側としても、高い満足度に繋がるはずです。
2. フィルターが変わって、日常生活でインプットできる情報が増える
自主制作を始めてから、日常生活でインプットされる情報を精査する脳のフィルターみたな部分に大きな変化がありました。
「一日一創」の元、毎日否応なしにクリエイティブのアウトプットを強制されるわけですから、1週間や2週間も続けたらアイデアが枯渇してきてしまうので、何かネタはないかと目に入る全てのものからインスピレーションを得ようというフィルターが働くわけです。
このフィルターこそ、デザイナーの腕を磨くことに複利で効いていくる非常に大きなアドバンテージだと思っています。
3. 目に見える積み重ね
自分は職種としてはPMやUXディレクターとしてアサインされることが多いので、目に見えるクリエイティブのアウトプットをする機会が少なく、そのため、充実したポートフォリオのグラフィックデザイナーの方などをSNSでお見かけすると、デザイナーとしての漠然とした不安というか、俺全然しょぼいな〜みたいな感情が、生まれることも少なくありません。
ですが、ここ数週間、毎日クリエイティブをコツコツ作り続けたことで、「案外俺いいセンスしてるな」「全然手動かせるじゃん」というような、デザイン行為に対する自己効力感を取り戻しつつあります。
また誰かから何かしらコメントやスタンプなどでFBがもらえると、さらに自信ややる気に繋がっていくものですね。
4. 創作活動の楽しさに改めて気付かされた
もちろん業務でデザインに取り組んでいる時が、楽しくないと言いたいわけではありません。業務で作ったものによって「クライアントに満足してもらえた」「ユーザーが喜んでくれた」「数字が伸びた」これはやりがいもありますし、社会にとって意義のあることですし、それが楽しいと思っているので、こういう仕事をしているわけではあるのですが…
ただそれとは別の楽しさ、ピュアにものづくりをする行為そのものの楽しさと言いますか、例えるなら、幼い頃に無我夢中でピカピカの泥団子を作っている時の楽しさみたいな感覚を思い出させてくれた。自分としてはここが非常に大きなメリットでした。やはり自らの知的好奇心を満たすための創作活動でしか得られない栄養がありますね。
今後の予定
何かデザインフェスとかに出したり、共同でプロジェクトやったり、自主制作をしているデザイナー向けに、ゆるいもくもく会やイベントなどを企画したいなと思っておりますので、ぜひお楽しみに!もしくはお誘いなどお待ちしております!
最後に
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