【お仕事告知】TRIO展 図録の美術館紹介イラストを描きました
こんにちは、にしうらです。
今回はお仕事のお知らせです。竹橋の東京国立近代美術館で開催中の『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』展の図録に収録される美術館紹介イラストを描かせていただきました。
(2024/9/14追記)
東京の会期は8/25で終了しましたが、本日から大阪会場の大阪中之島美術館で12/8まで開催されます。よろしくお願いします。
美術館紹介イラストについて
『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』展は、パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館の3館のコレクションから共通点のあるモダンアート作品でトリオを組み、構成するという企画展です。
この3館の美術館それぞれの歴史、立地、コレクションの代表作や特徴などをわかりやすく紹介するためのイラストを今回描かせていただきました。1館につき見開きで2P、合計6Pのイラストが図録に収録されています。
中身は買ってからのお楽しみ…ということで写真は載せられないのですが、TRIO展で展示されている109作家の149作品が解説付きでカラー収録されています。
※ヘンリー・ダーガー作品は都合により掲載されておりません
公式サイトの図録紹介ページで少し中身が確認できます。(ありがたいことにみどころの一つとして自分のイラストも紹介していただいてます!)
サイズがB5変形でコンパクトなのも良い感じ!図録、買ったはいいけどサイズが大きくて本棚の場所をとる…みたいな事、よくありますよね。
図録は展覧会会場特設ショップか、楽天ブックスにてお求めいただけます。
また、企画展の展示室を出たところ(美術館のエントランスホール)の壁に、パネルで3館の紹介イラストを展示していただいています。展覧会を見に行かれる予定の方は、よければこちらもチェックしてみてください。
TRIO展について
冒頭でも軽く書いた通り、パリ、東京、大阪の美術館3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという今回の企画展、概要を聞いた時にも「面白そう!」と感じましたが、実際の展示も観ていてわくわくする内容に仕上がっていました。
美術館の企画展では特定の作家に焦点を当てたり、時代ごとや芸術運動グループ(印象派やポスト印象派など)をメインにしたものをよく見るのですが、そういった展示はやはり美術史や美術に関する知識があった方がより楽しめる面が強いと思います。
ただ今回のTRIO展は(一応モダンアートという大きなくくりはありますが)描かれたモチーフや、画家のエピソード、風景など、どこかしら共通点のある3作品を並べて展示する…という内容なので、特に美術史や美術に関する知識がなくても、目の前の作品を見て自分なりにそれぞれの共通点や違う点を見つけて楽しむ、というシンプルな楽しみ方ができます。
また、美術館によく通う方も、通常の展示では並ばないような作品を一緒に見ることで新しい発見や気づきが得られるのではないでしょうか。
展示自体は内覧会で一回観せていただいたのですが、もう1、2回位ふらりと観に行きたいな〜と思える良い展示でした。
あと会場の東京国立近代美術館は常設展の方もボリュームたっぷりでいい作品揃いで楽しいので、TRIO展観に行ったら忘れず常設展も観ましょう!
TRIO展 開催概要
東京
会期:2024年5月21日(火)-8月25日(日)
会場:東京国立近代美術館
開館時間:10:00~17:00(金土~20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし7/15、8/12は開館、翌火曜日休館)
料金:一般 2200円 / 大学生 1200円 / 高校生 700円
※会期中、一部作品は展示替えがあります。
東京会場:前期 5月21日-7月7日、後期 7月9日-8月25日
大阪
会期 : 2024年9月14日(土)– 12月8日(日)
会場 : 大阪中之島美術館 4階展示室
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし9/16、23、10/14、11/4は開館、翌火曜日休館)
※会期中、一部作品は展示替えがあります。
大阪会場:前期 9月14日-10月27日、後期10月29日-12月8日
※詳細は各美術館のwebサイトでご確認ください。
最後に
…ということで、とても面白い企画展なのでモダンアートに興味がある方はぜひ観に行ってください。大阪にも巡回するので関西の方もぜひ!
展示と合わせて、パネルや図録の紹介イラストの方も楽しんでもらえたらとっても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
2024.06.11
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