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読書感想

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記事一覧

📗 やり抜けないと悩んでいるのは、チャレンジできている人だなと | やり抜く人の9つの習慣

どうも。基本装備がなんでも中途半端な人です。 今年の頭にこんな本を購入。 この本を積んではや10ヶ月強。やり抜くどころか、やり始めてもいない。 もはや中途半端ですらない。 読書の秋なので色々本を読みたいな〜と思い、積んでいる本に手を出している最中。 その中で読んだこの本。いいところは「やり抜く成功体験を積ませてくれる」という部分だと思う。 コンパクトな本なので、おおよそ1時間程度で読了ができる。本を読む時間がない人でも、1日10分でも時間が取れたら、1週間弱で読了で

📚 長い歳月を経て刊行されている本は、きっと積読に向いているに違いない | 流転の海シリーズ

わたしのお気に入りの積読(聞いたことないワード)を紹介したい。 「流転の海」シリーズは、戦後間もない大阪で奮闘する家族や周囲の人々を描いた、宮本輝の代表作である。 この本は、文庫で九部作となっている。この本の第一部である「流転の海」を手にしたのは、今から約2年前の八重洲ブックセンター。 それから寝かせに寝かせ、2024年の4月に「1ヶ月1冊読み進めて、今年中に読破するぞ!!」なんて意気込んでいた結果がこれ。 決して読書から離れていたわけではない。この世に面白い本があり

📗 ギリギリでいつも生きていることをKAT-TUN以外で表現できる日がくるのだろうか | 舟を編む

図書館で本を借り、返却日になっても読んでいなかったので、延長申請をした。 そして延長時の返却日、まだ読んでなかったので、諦めて未読での返却を決めた。 せっかくなので、数ページだけでも読んでおくかとページをめくったが最後、面白くて止まらなくなった。 結局、返却日(しかも延長)当日に読み始める。そして読了する。 いつだってそうだ。夏休みの宿題は最後まで手をつけないし、明日やれることは明日やればいいと、今でも思っている。 ギリギリでいつも生きていたい世代なのだ。 今回読ん

📗 「生きづらさ」への配慮で、もはやみんな生きづらい説まである | カワイソウ、って言ってあげよっかw

「生きづらい」という言葉に、過剰に反応してしまう。この言葉があまり好きではない。 「生きづらい」と言っている人に、どうも苦手意識を持ってしまう。 「生きづらいなら、生きづらいってあんまり言わない方がいいよ。余計に生きづらくなるよ」とお節介を言いそうになる。 少し前は、生きづらい人に配慮している人も多くいたと思うけど、昨今は「生きづらさへの配慮疲れ」によって、生きづらいと発言する人を白い目でみる人も増えてきたように思う。 実際、みんなは「生きづらい」という言葉をどう感じ

📗 日本に生まれ、日本で夏を越すときに、必ず心に引っ掛かることを解消する | 永遠の0

夏、必ず耳にする言葉が戦争である。 原子爆弾の投下や終戦などが、8月に当たるからだろう。 わたしはとにかく戦争の話に弱い。 学問的な意味で弱い。 言い訳 of 言い訳だけど、学生時代はド理系だったので、戦争に限らず歴史に弱い。嫌いというよりは、学問として興味がなかった。当時は。 読書が趣味になってから少しずつ歴史に興味が出てきたけど、「歴史=興味のなかった学問」という昔の自分に縛られて、なかなか学ぶ気になれずにいる。 そこで、毎年8月に戦争小説をピックアップされている波

📗 過去を思い出として昇華できないことは苦しいなと思った | 死んだ山田と教室

2024年メフィスト賞を受賞した、『死んだ山田と教室』という本を読んだ。 YouTube見てて、めちゃくちゃこのPV広告が流れてくるので、メフィスト賞とは知らなかったけど、ずっと気になっていた。 読み終わって、とても悲しい本だなと思った。 過去は忘れ去られていくか思い出として昇華されるか。 死んだ山田は過去として、多くの人の中に存在している。過去の話は時々するから楽しい。都合のいい時に思い出して浸るからちょうどいい。 ただ、山田を過去としていない人もいる。生きているか