Sasami

だいたい本の感想。他の感想も呟くかも。

Sasami

だいたい本の感想。他の感想も呟くかも。

最近の記事

今日の読書(2023/10/08)血の婚礼

ずっと読みたかった本をついに借りれた まさかの戯曲タイプということで、セリフと動作が劇の台本みたいに書かれてる。 読みやすいけど、情景や心象が分かりにくくて苦手なスタイル。更にはかつて挫折したファウストと同じなので読み切れなかったことも思い出してな苦い…。 ファウストもいつかきちんと全部読みたいんだけどな…なんせ名前も難しいし言ってることも難しいから、今の自分にはまだ早いってやってしまう。 ファウストは今年中に手をだしてみる。もういちど頑張る。

    • 今日の読書(2023/10/07)少女地獄

      読了後にやっと「なんでもない」「殺人リレー」「火星の女」がそれぞれの短編だということに気づいた。 そりゃ関連性がないわけだよ。 なんでもないが1番読みやすくて面白かったかな。女性のもつ魅力で周りの人、男性女性関係なく魅了していく。火星の女にある校長先生の話が近いかもしれない。 殺人リレーは主人公が恋心と復讐心でぐらぐら揺れていく人間らしいところが見所かな。男性によって女性の動き、行動が揺らがされてしまうところを書いているのか?な? 火星の女は、他2作に比べて女性である

      • 今日の読書(2023/10/06)少女地獄

        殺人リレー読了 人間の心がAとBにゆれる感じと、本編にどう関係してくるのか分からない短編が混ざってくる感じ、ドグラ・マグラみがでてくる。夢野久作だな。わくわく。 急に鉄道会社の話が出てくるし、ほんとに殺人「リレー」なのかという疑問。 4.5人でリレーするかと思ったら3人だから、ちょっと殺人が物足りない気もする。 この「殺人リレー」にでてきた人の名前が、姫草ユリ子にも白鷹先生にも関係なさそうなので本当に謎。 あと、タイトルの少女地獄の「地獄」が誰にとっての地獄なのかも気

        • 今日の読書(2023/10/05)少女地獄

          面白いので一気に30ページぐらい読んでしまった。 敏腕看護師、姫草ユリ子の正体が少しづつ露見していく。 嘘を本当にするために嘘をついて、嘘がバレていく。 よくある展開ですな。 何もせずにいたらバレないのに、自分のことを信頼させるために嘘をついて、更に嘘をつかないといけなくなってしまう。どんどん嘘を重ねていって、最後にはバレてしまう。 嘘に嘘を重ねているのに、ほとんどが姫草ユリ子のことが「嫌い」では無いっていうのがもう、姫草ユリ子に魅せられてるってことなんだろうね。

        今日の読書(2023/10/08)血の婚礼

          今日の読書(2023/10/04)少女地獄

          夢野久作の少女地獄 ドグラ・マグラを読んだことがあるのでどのくらい気持ち悪いのかな、と楽しみに(?)読み始めた まだタイトルにある少女の話だけで、何かが起きて、これから何かが起きるのだろう、というところ。 姫草ユリ子、ファム・ファタールみが強い。病院の看護師が話題になるなんてそんなにないから、本当に患者さんたちにとってとても良い看護師だっただな。 勝手にモルヒネとか使ってるけど。 なんでこの子が自殺したのか、もう1人の白鷹先生は何をしたのか、何者なのか、曼荼羅先生は

          今日の読書(2023/10/04)少女地獄

          今日の読書(2023/10/03)人間失格

          人間失格読破 人間失格を読んだ友達に、「これはあとがきを含めて1つの物語だ」と紹介された。 その通り。 あとがきを読むとまた後味が変わってくる。 あとがきを読む前に感想を書いておいたら、自分の感想文でも楽しめたな。 主人公は酒に溺れ、薬に溺れ廃人になった自分のことを「人間失格」と言った。 バァのマダムはお酒を飲んでも「神様みたいだった」とつぶやいてた。 本人的には人間失格だったけど、周りから見た取り繕われた彼は人間を超越できるようなできた人だったんだな。 結局、

          今日の読書(2023/10/03)人間失格

          今日の読書(2023/10/02)人間失格

          世間とは君じゃないか 主人公が堀木に向かって言ったこのセリフが1番印象に残った。 世間と聞くとどうしても遠いもの、自分の身近にはないけど自分を見張るもの達のような気がする。 でも、実際1番近くにある世間っていうのは、友人や家族で。 でも、世間って響きに彼らを入れるととても遠くなってしまうから、世間だと認識しにくい。 実際、私の知らない人から見たら私や私の近くにいる人は「世間」になる訳で。 「世間が許さない」という友人の堀木が1番の「世間」である。 なんか哲学じみて

          今日の読書(2023/10/02)人間失格

          今日の読書(23/10/01)人間失格

          久しぶりに読書再開 読んでる途中だった人間失格を久々に読んだ 気持ち悪さがない純文学は読む時に心が楽じゃ〜〜〜 ロリータは読んでる最中に「え」とか「うわ…」みたいになっちゃうけど、人間失格は「なるほどな」とか「次は?」って嫌な感情が出てこないから読むのがストレスフリー ならロリータ読まなくてもいいのにね(でも結末は気になってしまうんじゃ) 人間失格、主人公がはじめてちゃんと恋をした。 なのに入水自殺失敗して女の人だけ死んじゃった。 きつ。 女性に心動かされるところの

          今日の読書(23/10/01)人間失格

          今日の読書(0921)ロリータ

          p268まで 第1部は主人公ハンバード→ロリータへの愛情が主に書かれていたけど、第2部になるとロリータの生来からもつ魅力「ファム・ファタール」さが強調されるようになっている。 ファム・ファタールさがあるから、男を誘惑する方法、その楽しさなどを知っているからこの男と一緒に旅をすることができるのかもしれない。 あと、もうそういうことをロリータとしたからか、第1部よりも下世話な感じの表現が増えたかもしれない。 主人公旅先でもちゃんと小学生の児童のことを見つめているのさすがす

          今日の読書(0921)ロリータ

          今日の読書(0920)ロリータ

          279Pまで 第2章はロリータとの旅の話から始まる。 アメリカの土地にあまり詳しくないので、今のところ正直あまり面白くない。 2人の関係性がこれからどうなっていくのかが気になる。

          今日の読書(0920)ロリータ

          ロリータ1章感想

          この本は軽い気持ちで読まない方が良いかもしれない。

          ロリータ1章感想

          京セラ美術館感想(長い)(0918)

          京セラ美術館のルーブル美術館展覧会LOVEの感想 (正式名称わからない)(いろいろと正式名称があやふやなまま感想文は進む) 感想 キリスト教は愛の宗教 放蕩息子の帰還 2枚あって、家族全員で息子を迎えている1枚の方は背景も明るくて家族全員で息子の帰還を喜んでいるようだった。「家族愛」を確かに感じ取ることができた。 もう1枚の放蕩息子の帰還。父子のみが描かれていて、父親の目が見えにくいうえに背景が暗いので少し怖かった。本当に父親は息子に純粋な「家族愛」だけを向けているのか

          京セラ美術館感想(長い)(0918)

          今日の読書(0919)ロリータ

          130ページぐらいまで読んだ 今日は時間あるのでもっと読み進めるはず ついにロリータと接触…触っちゃった… 産毛に興奮するのも気持ち悪かったけど、開いていない骨盤、見ただけじゃ分からない、触ることで分かるであろう子供らしい「開いていない骨盤」に着目するあたり本当に変態なんだな。 ただ、本人もあと二年ほどでロリータもロリータ(ニンフェット)でなくなると認識してるあたり、本当に思春期を迎えない子供だけに興奮するんだな。 ロリータのお母さんと再婚した。別に良い。ロリータの成

          今日の読書(0919)ロリータ

          今日の読書(0918)ロリータ

          76ページまで読了 この小説、主人公めっちゃ気持ち悪い。 タイトルから分かるように、ロリコンとかの「ロリータ」の元になっている話だけど、想像以上に描写が気持ち悪い。 性的興奮の表現がなまじ文学的で流暢に書かれているから余計に、異質な性的興奮だということが強調されるような気がする。 初手からロリコン。 大人の女性が嫌になったとかではなく、最初からロリコン。子供たちを最初からそういう目で見ている。 今日読んだ部分で1番気持ち悪かったのは、少女の「産毛」に興奮してたところ。

          今日の読書(0918)ロリータ