今日の読書(2023/10/05)少女地獄
面白いので一気に30ページぐらい読んでしまった。
敏腕看護師、姫草ユリ子の正体が少しづつ露見していく。
嘘を本当にするために嘘をついて、嘘がバレていく。
よくある展開ですな。
何もせずにいたらバレないのに、自分のことを信頼させるために嘘をついて、更に嘘をつかないといけなくなってしまう。どんどん嘘を重ねていって、最後にはバレてしまう。
嘘に嘘を重ねているのに、ほとんどが姫草ユリ子のことが「嫌い」では無いっていうのがもう、姫草ユリ子に魅せられてるってことなんだろうね。
白鷹先生の奥さんも可愛がってはいたし、身元引受け人の伯母さんも憎んでいるわけではない。
強い嫌悪感が抱かれていないのが、今後の展開にどう関わってくるのか気になるし、怖いところ。
次の章(?)のタイトルが「殺人リレー」なの、やっと夢野久作みがでてきて楽しみになってしまっている。
いまはまだただの純文学っぽいだけだから、これからどうなるのか楽しみである。
近代文学読んでたら、作者ごとに特徴とか分かってくるのかな。そういうのが分かるほど読んでみたいな〜と思う今日この頃でした。