ネイティブ英語を目指さない‼️ アウトプット重視の英語学習🔤
独身のときは、翻訳や英語塾など英語で生計を立てていました。
20年も前の話ですが、企業内翻訳の仕事を思い切って辞めて、英語塾を始めました。
「日本文を英文に、誰でも簡単に訳せる方法ってないかな~」と山手線に乗りながらボ~と考えていました。
ハッと、ヒントのようなものが浮かびました。
日本文を英文に訳すときに私の頭の中はどう動いているんだろう、何を意識して英文をアウトプットしているんだろう。
私は帰国子女のバイリンガルではなく、純国産バイリンガルです。笑。
なので、英文を作るにも論理的思考が必要です。
そのとき思い付いたのが、独自手法の「日英翻訳メソッド」です。
英語を体系的に捉えたこのメソッドのおかげで休業までの7年間、英語塾の仕事を楽しく有意義に続けることができました。
この英語メソッドについても少しずつnoteに書いて行こうと思います。
メソッドに従って日本文をどんどん英訳して英文アウトプットを鍛えることができます。
英語的思考を身に付けるのに少しでもお役に立てればと思います。
オープンソースみたいな感じで多くの人に使ってもらえたら嬉しいです。
さり~の日英メソッド❤️
学校での英文法学習のように細かい箇所から一つ一つ積み重ねて学習して行くやり方ではなく、まず最初に英語の全体像をざっくりつかみます。
日本語を英語に置き換えるために必要な知識(文法)を横断的に学びます。
英文を構成する一番重要な「骨格部分」の作り方からおさえていきます。
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それでは『日英翻訳メソッド』の一番重要なポイントから説明します。
日本文を英文に置き換えるときに抑えるべき重要なポイントは、その文の
【①性質】
【②時間】
【③語尾のニュアンス】
【④話者の心理】
の4つです。
今日は、この4点を大まかに説明します。
【①文の性質】
『文の性質』とは、文の種類・タイプ・型のことです。
文には大きく分けて5つの種類があります。
「何は何だ(AはBだ)」と「何が何する(AがBする)」の他、あと3つあります。
ほぼ全ての文はこの5つのタイプのどれかに当てはまります。
どの型に当てはまる文なのかによって、英訳するときの英単語の配列が決まります。
【②文の時間】
『文の時間』とは、文の時間枠のことです。
英語では、現在、過去、未来の他に、さらに別の異なる時間枠があります。
これは英語独特な時間の概念で、日本語ではあまり意識されていない時間的領域です。
どんな文もこれら全ての時間枠のどこかに当てはまります。
どの時間枠に当てはまる文なのかによって、英語の動詞周辺の作り方が変化します。
【③語尾のニュアンス】
『語尾のニュアンス』とは、文の語尾に表れる話者の『気持ち・心情』のことです。
語尾に『~かもしれない』『~できる』のような話者の気持ちを表す語句がある場合は、相応する英単語(助動詞)を用います。
日本語は最後まではっきり言わずに尻切れトンボになってしまったり、語尾が省略されたりすることが多いので、その場合も話者の心情を汲み取って相応する英単語(助動詞)を補います。
【④話者の心理】
『話者の心理』とは、文が意味する内容の実現性に対する話者の『本気度』のことです。
話者の心理には2つの世界があります。
『現実的な世界』と『仮定の世界』です。
心理的に、実際起こり得る『現実的な世界』の話として言っているのか、あり得ない『仮定の世界』の話として言っているのかを見極めます。
話者がどちらの世界に立って発言をしているのかによって、文の英訳方法が異なります。
●現実の世界
話者が『現実の世界』に立って、普通に、本気で『~します』と言っている場合は通常通りの方法で英訳できます。
●仮定の世界
話者が『仮定の世界』に立って、そんなことは実際にはあり得ないという心理で『(もし宝くじが当たったら)半分あげるよ』『(もし私があなただったら)私はそんなことはしない』等と言っている場合は、英訳するときに時間枠をひとつ古い方へずらす等、特殊な英訳方法が必要となります。
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①~④の重要ポイントの視点からまとめた日英翻訳方法の図解チャートとその他の重要ポイントをまとめたチャートがありますのでいつかnote用に編集したいな~と考えています。
重要ポイントの詳しい解説や練習問題はまたいつか書くつもりです。
英語メソッドに関してはシリーズ化して書き続けて行けたらいいなと思っています。
読んで頂きありがとうございました👩