月舟 葉音

日々のアルバム、物語の切れ端、窓辺のひとり言。

月舟 葉音

日々のアルバム、物語の切れ端、窓辺のひとり言。

記事一覧

5月31日

『星の王子さま』(新潮社 初出2006年 河野万里子訳)を読んだ。 今まで内藤濯さん訳のものしか読んだことがなかったので、訳でこうも雰囲気とか、感じ取れることが違うんだ…

月舟 葉音
3か月前
1

目覚め

夏の暑さを堪えた心は秋に枯れるのだと知った 冬を眠って もうすぐまた、春が来る。

月舟 葉音
8か月前

空も言葉で出来ている

気付いたんですけど、ひとつの話題についてたくさん言いたいことが浮かんだときってツイートするよりnoteに書いた方がいいなって少しツイートしかけてから思いました。 私…

月舟 葉音
9か月前
8

夏に水族館でスナメリが泳ぐのをぼ〜っと眺めていた時間ほど、穏やかだった時ってないと思うんだよな

月舟 葉音
9か月前

中秋の名月

9月29日。夜空を見上げる。真ん丸な月が夜を照らし、いつもより明るい闇に出会う。心なしか模様すらいつもよりはっきり見える気がする今日のそれは、「お月様」という呼び…

月舟 葉音
1年前

エアコンなしで寝られるようになった
秋だね

月舟 葉音
1年前
2

風になりたい

もし生まれ変われるのなら、そこに自然に漂う風になりたい。そんなことを考える秋の始まり。 久しぶりの授業。久しぶりに友達に会って、休憩時間や帰り道、たくさん話す。…

月舟 葉音
1年前
10

ぼうっと

月舟 葉音
1年前
3

流れ星を3つ数えました
夏です。どうしようもなく。

月舟 葉音
1年前

夏 早朝

真っ暗なわけでもなく、完全に朝を迎えたわけでもない。夜と朝の間のような、足元が見えるくらいの明るさになってから日が昇る前までの数十分。 その時間がむさ苦しい夏の…

月舟 葉音
1年前
6

月舟

私の人生のイメージが、夜の暗い海の上で水面を照らす月に向かって舟を漕ぐ、そんな情景にあります。 これは「月舟 葉音」という名前にも少し関係しているかもしれません。…

月舟 葉音
1年前
5

いちばん星

宵の涼しさに心を弾ませながらいつもの道を帰っていると、沈みゆく月と目が合いました。 一度家に帰ってから、せっかくなら沈むまで月を眺めていようと思い立って外に出た…

月舟 葉音
1年前
5

小さな夢の話

すごく些細だったりくだらなかったりする小さな夢を持っている方は多いと思うのですが、自分もそんな小さな夢を比較的多く持っている方でして。 Twitterで「やらないとい…

月舟 葉音
1年前
2

光と影、憂いと儚さ。

こんばんは🌛 前回の記事を書いた時、この記事の元となる下書きを見つけました。 「憂い と 儚さ」をテーマに掲げて、写真を撮ったり作ったりしていた時期に書いたもので…

月舟 葉音
2年前
6

カメラロールが気持ち悪い

自分は撮った写真を見返すことがかなり多いのですが、最近とても思うのが、残っている写真はどれも表面的で良いように見える部分ばかりで、端的に言って気持ちが悪い。とい…

月舟 葉音
2年前
5

季節の話

本当は数ヶ月前からこの事を書こう書こうと思っていたのですが、そう思いつつ結局今になってしまいました。(前のnoteでも同じようなこと言ってたなぁ…) なので元々は、 …

月舟 葉音
2年前
4
5月31日

5月31日

『星の王子さま』(新潮社 初出2006年 河野万里子訳)を読んだ。

今まで内藤濯さん訳のものしか読んだことがなかったので、訳でこうも雰囲気とか、感じ取れることが違うんだなと訳の面白さを楽しみつつ、今回もこれまで通り、やさしくてあたたかくて、たいせつなお話に心を傾ける。

読むたびに、なんと奥深く、愛に溢れた作品だろうと思う。人生って、人って、心の星空って、ほんとうに広い。宇宙というのはなんと大き

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目覚め

目覚め

夏の暑さを堪えた心は秋に枯れるのだと知った

冬を眠って

もうすぐまた、春が来る。

空も言葉で出来ている

空も言葉で出来ている

気付いたんですけど、ひとつの話題についてたくさん言いたいことが浮かんだときってツイートするよりnoteに書いた方がいいなって少しツイートしかけてから思いました。

私本当に「エモい」という言葉が嫌いなんですよね。もちろん「何かわからないけれど湧き上がってくる大きな気持ち」をうまく説明する言葉としてぴったりなのはよく分かるし、この言葉ができたことで何かとスムーズな場面ができたこともよく分かるんですけ

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夏に水族館でスナメリが泳ぐのをぼ〜っと眺めていた時間ほど、穏やかだった時ってないと思うんだよな

中秋の名月

中秋の名月

9月29日。夜空を見上げる。真ん丸な月が夜を照らし、いつもより明るい闇に出会う。心なしか模様すらいつもよりはっきり見える気がする今日のそれは、「お月様」という呼び名がぴったりだ。

ついこの前夏が終わったところだと思っていたのに、気付けば空に広がる雲は完全に秋のものになっていた。そんな変化にも気付かなかったことに少し落胆しながらも、少し安心する。今気付けて良かった。せっかく今年は夏まで季節について

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エアコンなしで寝られるようになった
秋だね

風になりたい

風になりたい

もし生まれ変われるのなら、そこに自然に漂う風になりたい。そんなことを考える秋の始まり。

久しぶりの授業。久しぶりに友達に会って、休憩時間や帰り道、たくさん話す。
とても嬉しいのだけれど、どこか苦しく、どこがもどかしい。それはいつも自分が緊張していて、うまく話せないからだ。
緊張している時は「意識」がよく働く。言葉を発する前に頭の中で浮かべて、適切なトーンやタイミングを緻密に考えながら、言葉をこね

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流れ星を3つ数えました
夏です。どうしようもなく。

夏 早朝

夏 早朝

真っ暗なわけでもなく、完全に朝を迎えたわけでもない。夜と朝の間のような、足元が見えるくらいの明るさになってから日が昇る前までの数十分。
その時間がむさ苦しい夏の中でも息がしやすい時間であることを最近知った。
眠れなくて、あるいは目覚めて、何をやれる訳でもなくただ巡ってしまう思考のやり場を探して外に出る。出てみて思う。思考のやり場は、あの、青からオレンジ、オレンジから白へと色を滲ませていく空の中にあ

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月舟

月舟

私の人生のイメージが、夜の暗い海の上で水面を照らす月に向かって舟を漕ぐ、そんな情景にあります。
これは「月舟 葉音」という名前にも少し関係しているかもしれません。

今まではまだ月の光さえも遠く、いつ届くのか検討もつかないようなところでずっと舟を漕いでいる感覚でした。
それは希望がなく、孤独で、永遠のように感じられた時間でした。

でも最近、やっと月の光が届いているところに辿り着けたんです。

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いちばん星

いちばん星

宵の涼しさに心を弾ませながらいつもの道を帰っていると、沈みゆく月と目が合いました。
一度家に帰ってから、せっかくなら沈むまで月を眺めていようと思い立って外に出たところ、もう沈みきってしまったか、山際の雲に隠れてしまったようでした。

雲が流れるまで待っていようかなと思ったのですが、雲は雲で山際のカーブが心地よくフィットして離れたくないようですから、結局月が何処に行ったのかは分からずじまいです。

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小さな夢の話

小さな夢の話

すごく些細だったりくだらなかったりする小さな夢を持っている方は多いと思うのですが、自分もそんな小さな夢を比較的多く持っている方でして。

Twitterで「やらないといけないことではなくやりたいことが出てきたら力が湧く」という内容を呟いて、そうだ、この夢たちをnoteに書いてみようという気になりました。

それと、そういう小さな夢ってふとしたときに思い浮かぶじゃないですか。
なので、このnoteに

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光と影、憂いと儚さ。

光と影、憂いと儚さ。

こんばんは🌛

前回の記事を書いた時、この記事の元となる下書きを見つけました。
「憂い と 儚さ」をテーマに掲げて、写真を撮ったり作ったりしていた時期に書いたものです。

↑見つけた時のツイート

今はその「憂い と 儚さ」をテーマというほどは意識しなくなったのですが、読んでみると考え自体はそこまで変わっていない気もしたので、そのまま載せてみることにしました。

確かこれ、他にも言いたいことがあ

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カメラロールが気持ち悪い

カメラロールが気持ち悪い

自分は撮った写真を見返すことがかなり多いのですが、最近とても思うのが、残っている写真はどれも表面的で良いように見える部分ばかりで、端的に言って気持ちが悪い。ということです。

カメラロールの中には楽しそうな笑った顔ばかりが見える。美しい景色ばかりが並んでいる。けれど本当の自分は笑えなくて、灰色の世界の中にいるみたいで、自分の身の回りや自分自身が汚れているように感じる。

“全部を物語にする“
これ

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季節の話

季節の話

本当は数ヶ月前からこの事を書こう書こうと思っていたのですが、そう思いつつ結局今になってしまいました。(前のnoteでも同じようなこと言ってたなぁ…)

なので元々は、
「そろそろ好きな季節が近づいて来たので、それについてお話しようかなと思います。」
と書くつもりだったのですが、変えますね 笑

好きな季節がそろそろ終盤に差し掛かってきたので、今日は季節についてひとり言を垂れ流そうと思います。🪐

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