月舟 葉音

日々のアルバム、物語の切れ端、窓辺のひとり言。

月舟 葉音

日々のアルバム、物語の切れ端、窓辺のひとり言。

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始めてみました

こんばんは。澄月風音(月舟 葉音)と申します。 以前からずっと自分もしてみたいなと感じていたもののなかなかタイミングが掴めず、やっと今始めてみました。 頭の中につらつらと浮かんできた言葉をTwitterで呟くことも多いのですが、やっぱりTwitterだと文字の制限もありますし、何よりnoteは写真を途中途中に挟みながらお話を進められるところが挿し絵のある小説のようで素敵だなと。 写真と共に思い出や感じたこと、考えていることを綴っていって、日々のアルバムみたいなものにでも

    • 5月31日

      『星の王子さま』(新潮社 初出2006年 河野万里子訳)を読んだ。 今まで内藤濯さん訳のものしか読んだことがなかったので、訳でこうも雰囲気とか、感じ取れることが違うんだなと訳の面白さを楽しみつつ、今回もこれまで通り、やさしくてあたたかくて、たいせつなお話に心を傾ける。 読むたびに、なんと奥深く、愛に溢れた作品だろうと思う。人生って、人って、心の星空って、ほんとうに広い。宇宙というのはなんと大きいのだろう。私の好きな愛の人たちは、みんな同じことに辿り着いている気がする。

      • 目覚め

        夏の暑さを堪えた心は秋に枯れるのだと知った 冬を眠って もうすぐまた、春が来る。

        • 空も言葉で出来ている

          気付いたんですけど、ひとつの話題についてたくさん言いたいことが浮かんだときってツイートするよりnoteに書いた方がいいなって少しツイートしかけてから思いました。 私本当に「エモい」という言葉が嫌いなんですよね。もちろん「何かわからないけれど湧き上がってくる大きな気持ち」をうまく説明する言葉としてぴったりなのはよく分かるし、この言葉ができたことで何かとスムーズな場面ができたこともよく分かるんですけど、いわゆる「エモい」瞬間が訪れたときに「うわあこの感じなんだろう」「なんて言っ

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        始めてみました

          夏に水族館でスナメリが泳ぐのをぼ〜っと眺めていた時間ほど、穏やかだった時ってないと思うんだよな

          夏に水族館でスナメリが泳ぐのをぼ〜っと眺めていた時間ほど、穏やかだった時ってないと思うんだよな

          中秋の名月

          9月29日。夜空を見上げる。真ん丸な月が夜を照らし、いつもより明るい闇に出会う。心なしか模様すらいつもよりはっきり見える気がする今日のそれは、「お月様」という呼び名がぴったりだ。 ついこの前夏が終わったところだと思っていたのに、気付けば空に広がる雲は完全に秋のものになっていた。そんな変化にも気付かなかったことに少し落胆しながらも、少し安心する。今気付けて良かった。せっかく今年は夏まで季節についていけていたのに、秋まで来てやられちゃったな。また置いてけぼりだ。まあそういうのが

          エアコンなしで寝られるようになった 秋だね

          エアコンなしで寝られるようになった 秋だね

          風になりたい

          もし生まれ変われるのなら、そこに自然に漂う風になりたい。そんなことを考える秋の始まり。 久しぶりの授業。久しぶりに友達に会って、休憩時間や帰り道、たくさん話す。 とても嬉しいのだけれど、どこか苦しく、どこがもどかしい。それはいつも自分が緊張していて、うまく話せないからだ。 緊張している時は「意識」がよく働く。言葉を発する前に頭の中で浮かべて、適切なトーンやタイミングを緻密に考えながら、言葉をこねくり回して形を整え、固めきってからやっと相手に見せる。 そうして発せられた言葉が

          風になりたい

          流れ星を3つ数えました 夏です。どうしようもなく。

          流れ星を3つ数えました 夏です。どうしようもなく。

          夏 早朝

          真っ暗なわけでもなく、完全に朝を迎えたわけでもない。夜と朝の間のような、足元が見えるくらいの明るさになってから日が昇る前までの数十分。 その時間がむさ苦しい夏の中でも息がしやすい時間であることを最近知った。 眠れなくて、あるいは目覚めて、何をやれる訳でもなくただ巡ってしまう思考のやり場を探して外に出る。出てみて思う。思考のやり場は、あの、青からオレンジ、オレンジから白へと色を滲ませていく空の中にある。 普段は人の目を気にしすぎてそんな格好では出られないのだが、この時間だけは

          月舟

          私の人生のイメージが、夜の暗い海の上で水面を照らす月に向かって舟を漕ぐ、そんな情景にあります。 これは「月舟 葉音」という名前にも少し関係しているかもしれません。 今まではまだ月の光さえも遠く、いつ届くのか検討もつかないようなところでずっと舟を漕いでいる感覚でした。 それは希望がなく、孤独で、永遠のように感じられた時間でした。 でも最近、やっと月の光が届いているところに辿り着けたんです。 遠くから見ていた、海に反射する月の光は、近くで見てみるとささやかで優しいものでした

          いちばん星

          宵の涼しさに心を弾ませながらいつもの道を帰っていると、沈みゆく月と目が合いました。 一度家に帰ってから、せっかくなら沈むまで月を眺めていようと思い立って外に出たところ、もう沈みきってしまったか、山際の雲に隠れてしまったようでした。 雲が流れるまで待っていようかなと思ったのですが、雲は雲で山際のカーブが心地よくフィットして離れたくないようですから、結局月が何処に行ったのかは分からずじまいです。 わたしもまだ色々やることを残していたのですぐに帰ろうとしましたが、近所の人が電話

          いちばん星

          小さな夢の話

          すごく些細だったりくだらなかったりする小さな夢を持っている方は多いと思うのですが、自分もそんな小さな夢を比較的多く持っている方でして。 Twitterで「やらないといけないことではなくやりたいことが出てきたら力が湧く」という内容を呟いて、そうだ、この夢たちをnoteに書いてみようという気になりました。 それと、そういう小さな夢ってふとしたときに思い浮かぶじゃないですか。 なので、このnoteには新しい夢ができるたびに随時追加していって、「小さな夢リスト」みたいなものにでも

          小さな夢の話

          光と影、憂いと儚さ。

          こんばんは🌛 前回の記事を書いた時、この記事の元となる下書きを見つけました。 「憂い と 儚さ」をテーマに掲げて、写真を撮ったり作ったりしていた時期に書いたものです。 ↑見つけた時のツイート 今はその「憂い と 儚さ」をテーマというほどは意識しなくなったのですが、読んでみると考え自体はそこまで変わっていない気もしたので、そのまま載せてみることにしました。 確かこれ、他にも言いたいことがあったのに うまく言葉が見つからなくて一旦下書きに入れたもののような気がするのですが

          光と影、憂いと儚さ。

          カメラロールが気持ち悪い

          自分は撮った写真を見返すことがかなり多いのですが、最近とても思うのが、残っている写真はどれも表面的で良いように見える部分ばかりで、端的に言って気持ちが悪い。ということです。 カメラロールの中には楽しそうな笑った顔ばかりが見える。美しい景色ばかりが並んでいる。けれど本当の自分は笑えなくて、灰色の世界の中にいるみたいで、自分の身の回りや自分自身が汚れているように感じる。 “全部を物語にする“ これは自分が生きていく上での一つの望みです。良い瞬間はもちろん、醜く思えるものも、全

          カメラロールが気持ち悪い