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僕vs蜘蛛 inスターバックス

雨降りの金曜日。
朝からの外出仕事を終えて、オフィスへ戻る帰り道。
疲れたので休憩したくなり、ターミナル駅の構内にあるスターバックスで休憩することにしました。

雨だから駅構内でカフェを探す人が多いからなのか、いつも混んでるのかはわからないけれど、店内は満席に近い混雑具合でした。
幸運なことに、ちょうど空いた壁際の席を確保することに成功。

座席は端っこが落ちつきますね、PC画面を見られる心配も少ないですし。
安心できる空間で好きな音楽を聴きながら、メールの返信を片づけたらnoteをゆっくり開こう。

そう思って快適に作業をはじめて数分、すぐ横の壁で何か動いたような気が…。
気のせいじゃなかった。
そこには蜘蛛がいました。
(サイズは中くらいで、無視してのんびりはできないかなという感じの)

残念ながら、満席近い店内に移れる席はない。
選択肢は、ドラクエ風にいうならば
「たたかう」「にげる」の2択だろうか。

僕は消極的に「たたかう」ことにした。
周りの席から怪しまれないくらいの威力で、蜘蛛を吹き飛ばそうとしてみる。
蜘蛛を吹き飛ばすことはできなかったけれど、蜘蛛は離れた方向へ移動していった。
よしよし。

そしてPCの画面に目を移してから数分、蜘蛛は僕の方へ戻ってきたよ。。
とりあえず遠くに行ってほしいので、吹き飛ばそうとしてみるが、なかなかに手ごわい。
一進一退が続く。
やっつけるという手段もあるが、それは個人的に好きではない(というか得意ではない)ので穏便に済ませたい。

ふと、虫をこわがる息子たちにした話を思い出す。
「人間の方が何十倍も大きいんだからさ、怖がることなんかないんだよ。
 普通に考えたら、虫が人間を怖がるはずでしょ。」
ごめんよ、息子たち。
蜘蛛が怖いわけではないんだけど、たしかに嫌な気分で仕方がないよ。
皆さんがスターバックスで過ごす時間を、蜘蛛との闘いで邪魔するわけにはいかないのだ。

そんなことを考えている間、こちらに来そうで来ない動きを繰り返す蜘蛛。
まったく集中できない僕。
少し迷って、泣く泣く休憩を終了して店を出ることにしました。
(今から思えば、ペーパーナプキンを持ってきてやさしく摘まんで遠くへやるという選択肢があったのに、そのときは心に余裕がなかったようで…)

店内で過ごすときに「店内用グラス」でいいか聞かれたら迷わずOKしているので、アイスコーヒーをそのまま持っていくこともできず残りを一気飲み。

これは神様が早く会社に戻って仕事しろっていうことだなと思いこむことにした雨降りの午後でした。

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