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人間である。そこにいるのは、紛れもなく人間であるのに どうして、拾った木の枝で他人を量り …
みんなを悲しませないための 僕だけのひみつ 僕、まだ誰にも言っていないんだ あの日のこと …
冷たい部屋 心地の良いノイズ どうか鬱屈な重みと胸痛から救って この曲は悲しみを突きつける…
障碍を葬り 陶酔する束の間 降る星々は科学の子 線状の零が放つ熱と末梢を名乗る者 窓の外に…
腸と踊る日暮れ 暗がりに苦痛を述べる愚か やがては懺悔に成り果てて 無心にも神へ乞う 物言…
煙草の匂いしか思い出せない 星の子と同じ口癖で 僕の頭を撫でた 退屈だと言うと 僕の鼻を…
霧に誘われ 分岐をかきわける 全てが流れる その場所で 穏やかな水面に ひとつのいのち 先が落ちて 少し揺らぐ わたしは 運命を変えられない わたしは いのちを変えられない わたしは 殺しも癒しもしない 奪っていない 与えていない ほんのすこし 時が過ぎただけ 血に誘われ 血を絶やす血が溢れた 全てが流れる その場所で 厳かな誇りに ひとつのいのち 先に朽ちて 少し安らぐ わたしは 運命を変えられない わたしは いのちを変えられない わたしは 殺しも癒しもしない 奪
灰色の男に囲まれて 月が泣いている ううう 街の灯りは ぼんやりぼのぼの 僕と影の隣人を祝…
倏忽に姿を消す朱の城 無常の雲煙にて 灰燼に帰す 暁闇へ身罷るそのときに 魂の居場所を顕示…