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【卒論公開】社会福祉のゼミから保守系ゼミへ移籍した学生は、経済学史にたどり着いた

概要

この卒論は、バブル崩壊後に生まれた学生が、現代の生きづらさの正体を知るために(コロナ直前までの)経済の移り変わりをとらえようとしたものです。

現代社会のしくみや性質をその成り立ちから捉えるため、前半では経済の発展と、それを政治や経済学がどのように反映してきたかをまとめました。
後半では、その結果としての現代社会の性質と社会問題、そしてその打開策を列挙しています。

さらに具体的に解決法を探せたらよかったのですが、ここで力尽きてしまいました。
コロナ禍中の暇つぶしにでもなれば、またどなたか興味を同じくする方の力になればと思い公開します。
提出時に査読を通ったそのままの原稿をpdfで、また解説や蛇足的余談を付け加えたものをwordファイルでアップしています。
ご自由にダウンロードしていただいて結構です。反応をいただけると小躍りして喜びます。


卒論

・pdfファイル

・wordファイル(解説付き)


執筆背景

生まれたときには既に「失われ」ていた20年に地方で育った筆者は、大学に入って地域づくりに興味を持ちました。
フィールドワークや授業を通して、地域の暖かさや自然の豊かさといったGDPでは測れない価値を確信する一方、その土台となる社会保障の問題も見えてきました。

そうして入った社会福祉のゼミでは、理想の社会像を共有し、それに向かう道筋を話し合うことができました。
しかし事情あって保守系のゼミに移ると、そこでは異なる価値や「理想」が語られていました。

自分の思う価値や「理想」、そしてその理由を伝えられなければ、いかに内輪で道筋を論じても、社会的合意形成には至らない。
そう感じて書き始めたのがこの卒論です。

なので、ターゲットとしては「自由主義」「保守」といった理念に親和的な層を想定していました。
今読み返すと「怒ってるな~」と感じられる言い回しもありますが、修正はせず、査読を通った当時のままにしておきます。
当時の純粋な問題意識と、新鮮な怒りを持ち続けていられますように。
(2020.5.4)


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