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限定コスメで「推しは推せるときに推せ」を初めて自分事として捉えた話

こんにちは。相も変わらず休職中(4ヶ月目突入)の七志野です。
同月内の記事で3ヶ月って言ったり4ヶ月って言ったりしていますが、月初(一日)から休み始めたわけではないので、カウントは合ってるはず。

さて、わたしにはいわゆる「推し」がいなくて、何かを「推す」という感覚も、長らくわからずにいました。もちろんnoteに書いてきている通り、わたしにも好きなものはたくさんあるのだけれど、それらに対して「これがわたしの推しです!」という思いを抱いたことはなく…。

今日は、そんなわたしが「推しは推せるときに推せ」ということばに初めて納得したできごとを、せっかくなので書き残しておこうと思います。

わたしは元々テレビなどをあまり見ないほうでしたが、休職し始めてからよりいっそう見なくなって、「なんとなくつける(見る)」ことは皆無でした。それが、最近になって(具体的には9月に入ったあたりからかな)、少し動画を見るように。

休職前には「何か映像を見るにしても媒体はテレビ」という感じで、動画サイトはほぼ見たことがなかったけれど、このごろは美容系YouTuberさんの動画を見ています。

よく見る人が何人かいるのですが、そのうちのひとりが、吉田朱里ちゃん(ちゃん付けしていいのかな…)。元アイドルで、今はモデルなど表舞台で活躍する傍ら、コスメのプロデュース業をされています。

彼女のプロデュースコスメであるB IDOL(ビーアイドル)は、これまでわたしにとって、失礼ながら「ロフトで見たことがあるだけの」「よく知らない」「使ったこともない」ブランドでした。
「見たことがある」と言っても、そんなに前から知っていたわけではなくて、初めて意識したのは、アイシャドウパレットの本能のヌードベージュが復刻した頃だと思う。Instagramなどで「あの限定品が定番に!」と話題になっていたのを見て(限定販売当初のことは知らない)、お店に足を運んでみるも、本能のヌードベージュだけはことごとく売り切れていて、ついでに眺めた他のカラーには興味がわかなくて。
でも、YouTubeを見るようになってからは、コスメ作りにかける彼女の想いや、実際のコスメの使い方などを知ることで、どんどん惹かれていきました。

動画を見ていた9月中頃時点で、B IDOLの最新商品は、9/1に発売されたAWコレクション。アイシャドウパレットが2色と、ツヤ系のリップ1色、マットリップが1色、すべて限定商品です。
このnoteのタイトルからなんとなく想像がつくかもしれませんが、わたしはこれを全買いしました。

2023AW コンプリート

仮にも休職中なのに。
先月のお買い物記事でも「お金を使っている場合ではない」って書いてたし、重々わかっているはずなのに。

でも、「買わないと後悔する」って思ったんです。

B IDOLの中で一番「使ってみたい」と思った色。
今しか買えない限定色が、今のわたしにとって魅力的なカラーラインナップで、しかもその作り手が、最近動画を見るようになって「応援したいと感じた人」であるということ。
買わない理由が見出せませんでした。

はじめはアイシャドウ1色だけを狙っていたのだけど、動画を見た時点で既に発売から2週間ほど経っていて、通院帰りに寄ったロフトでは案の定、売り切れ。リップが1色残っているだけでした。
一度は諦めようとしたものの、動画内で朱里ちゃんが「公式(オンラインストア)はいつも在庫が多め」と言っていたのを思い出し、アクセスしてみると…お目当てのアイシャドウがまだある!

ただ、アイシャドウだけでは送料がかかってしまうんですよね。
あちこち店頭に見に行く交通費を考えたら(それ以前にあちこち見に行く元気もないのですが…)、送料なんて安いもの。そうは思っても、「”欲しいのはアイシャドウだけ”って、ほんとうに?何か我慢してない?」と自分を問いただして、何度も何度も悩んだ結果、「全部買う」ことを選択しました。

こんなことは初めてです。
アイシャドウもリップも2つずつ、一気に4つもコスメをお迎えするだなんて。

この決断をしたとき、わたしは自然と、「推す」という感覚が腑に落ちました。都合の良すぎる解釈かもしれないけど、オンラインストアに4種類すべての在庫がまだあったのも、何かのご縁なんだと思います。

心身の不調を抱えて、一時期は欲というものがなくなってしまったわたし。こうしてコスメ(に限らず何か)を欲しいって思える気持ちがどんなに健やかなことか、ありがたく思うばかりです。
時には我慢も必要だし、欲しいもののすべてを手にすることができないのもわかってる。それでも今は、自分の気持ちに正直に、欲しいと思ったものを手にしたい。もしかしたら買うこと自体が目的になってうまく使いこなせずに終わってしまうかもしれないけど、そうでないことを願う一方で、「仮にそうだとしてもいいから手に入れたい」と思ったんです。

そんなこんなで、わたしは「推しは推せるときに推せ」ということばをもって、コスメを購入したのでした。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

七志野さんかく△


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七志野さんかく
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