小説「夏のレプリカ」森博嗣。を読んで勝手にお気に入りのフレーズを書いてみた。
みなさんは、ミステリー興味がありますか?
殺人事件が起こる。
容疑者があげられる。
いろんな物事が交差して曲がりくねって
真実が見えなくなる。
最後には意外な人物が犯人である場合が多い・・・
簡単に夏のレプリカのあらすじを書いておきます。
T大学大学院生の簑沢杜萌は、夏休みに帰省した実家で仮面の誘拐者に捉えられていた。杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、実家にいたはずの兄だけが、どこかえ消えてしまった。夏の日に起こった事件に隠された過去とは・・・。
気になるあらすじですが・・・本編内容量は凄まじかったです。ラストは主人公・西之園萌絵の涙の理由が明らかになります。
出てくるフレーズが考えさせられる、森博嗣先生の作品。
(まるで森博嗣ワールド・・・)
さて、お気に入りのフレーズいってみましょう!!!!
今回はランキング形式にしてみました。
第4位
「現実は複雑を装った単純なのだ。」
第3位
「犬にとっては昨日も去年も同じだという。過去の記憶は犬や猫には混然一体のものでしかない。人間だけが時間の概念を意識し、あるいは捏造し、記憶を組み立て直す。それは懐かしさを錯覚したい願望に起因したものかもしれない。」
第2位
「どれくらいの細胞が増加したときに、生命は意思を持つのだろう。単細胞であれば、いつまでも生きられるのに、意思を持つために、自らの寿命を縮めるのである。いや、寿命があることが、意思をつくるのかもしれない。死の予見に起因する存在こそ、意思の起源。」
第1位
「若者は皆、好きなものを求めるのと同じだけのエネルギーを使って、嫌いなものを一生懸命探している。そうすることで自分が明確になると信じている。」
どれも、これも、私と同じ細胞でできている人間が考えたセリフですか・・信じられない感性というか思い付かない発想が沢山。
これは感性の問題?人生の経験の問題でしょうか?
人は学び続けなければならない。
夏のレプリカを読んだことがある方は「私はこのフレーズが好きでした!」などコメント頂けると嬉しいです。
日常でのアウトプットが制限される世の中で、今こそ読書でインプットしておきましょう。その物語と登場人物が教えてくれることは沢山あります。