小説「今はもうない」森博嗣。を読んで勝手にお気に入りフレーズを書いてみた。
映画でも本でも世のミステリー好きさんは一週間で何人の死体に遭遇するんでしょう。
そう考え出したらちょっと滑稽で面白くて愛おしくなります。
私もミステリー好きの一人として、毎日毎日事件の解決に奮闘しています。今は時間がたっぷりあるので毎日何かしら別の事件が・・・
本を読んでるとシリーズ系だと尚更ですが、好きな登場人物がいますよね。
頭が良かったり、自分だと考えもつかないような発想・視点で生きていたりと魅力的な登場人物が出てくるのも確か。
偉大なミステリー作家、森博嗣さんの「今はもうない」を読んで私のお気に入りの主人公・犀川先生が発言した大好きなフレーズをご紹介します。
「空気の美味しさを、煙草を吸って感じることができるのは、美味しい酒が良い水で作られるのに似ている。濁ったものでしか、人間は純粋さを測れないのだ」
きましたー。
このフレーズを読んで心の底から納得しました。
真っ白な絵の具はそれだけでは純白とは言えない。
一滴の黒い絵の具が落ちて灰色になって、あるいは汚れてから知る。
純白だった時の美しさを。
的な事でしょうか。人間というのは愚かですね。純粋さを知るには一度濁りを与えないといけないんですから。
すごく考えさせられたフレーズでした。
「今はもうない」を読んだ事がある方は、このフレーズが好きでした!などあれば教えてくださいね〜!
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