3月記　飲み込む準備はできていた

おひさしぶりです。
書きたいことはいっぱいあったけど、思考がまとまらない日々が続き、気が付けば数か月。

最近は、人のサンドバッグになりやすい自分の性質を理解し、どう戦うかということを悶々と考えていた。

なるべく優しく穏やかな人でいたい。
人との向き合いの中で攻撃性をできる限り排除したい。
そんな風に思っていたら、ハラスメント気質の人たちの都合のいいサンドバッグになりがちなことに気づいた。
だから、怒れるようにならなきゃと思って、日々少しずつだけど小さなことから練習を重ねている。

そのことについて考えさせられたきっかけになったのは友人の言葉だった。

「わたしは相手への好感度を考えるときに、その人の自分への接し方をあまり気にしないんだけど…」と話していた時に、
「そこが一番大事なのに？！？！」という言葉が返ってきたこと。

たったそれだけの一言なのに、目から鱗が溢れ出し、目が覚めた気分だった。
その人の持つ世界観、ユーモア、知識、興味、（私以外の人に接するときの）人柄や優しさなどなどを見て、わたしは人を好きになったり尊敬することが多くて、好きな人や尊敬する人とは一緒にいたいと思ってた。
自分への接し方に「なんでなんだろう？」と思うことはあっても、自分になにか原因があってそうさせているのかもしれないと思うことで、その人自身から切り離してしまっていた節があった。

友人にそう考えていたことを伝えると
「もしかして、自己肯定感めっちゃ低い？」って返ってきて、もう上手くいかない思考の狂いの原因が、きれいに腑に落ちてしまい苦笑いしかできなかった。

でも今思えば、確かに変だよね。
わたしもその人が関わっている一人の人間なのに。

その言葉を聞いてから、人に対しての距離感を決める基準が変わった。
前までは「わたしに対してどうか」ということは気にせず、「尊敬できる人だ」「素敵な人だ」って思えば、心を開き信頼したいと思い込んでいたところがあった。

けれども、わたしが近くにいたい人かは、「わたしに対してどうか」で決めていいんだと思えるようになった。
尊敬できる人であったり、魅力的な人であることには変わらないと思うのだけど、自分のそばにいる人は自分を大切にしてくれる人を選んでいい。

つまり、自分を大切にされていないと思ったとき、ちゃんと怒っていいということ。
「わたしに対してどうか」が大事な判断基準だ。
多分これが「自己肯定感」。

友人、大事なことに気づかせてくれてありがとう。
愛してるぜべいべー。

そして、あの、言い訳なんだけど、たくさん他の友人も言ってくれてたことなんだよね。

わたしの悪いところなんだけど、ずっと言ってもらってても、自分の飲み込めるタイミングでしか、飲み込めないところがあって、失望させてしまったり消耗させてしまったりしたと思う。

でも、心配してくれたこと、言ってくれたこと、嬉しかったよ。
上手くのみ込めず行動に移せなかった大馬鹿者だけど。

ただ、みんなの言葉が積もりに積もって、飲み込む準備ができた。

ありがとう、愛してるぜベイベー。

自分のキャパシティで大切にできる人の数には限りがある。
「大切な人をちゃんと大切にしたい。」というのはわたしが10代のころからずっと守りたいと思ってきた自分の生き方だから、それをできるようになるために一歩また近づいた気がする。
大切な人のためにも自分で自分を大切にしなきゃいけない。

つまるところ、そんなことが直近のテーマになる環境があるということでもあるんですけども、今、それを支えてくれる人、お手本を見せてくれる人にも恵まれているので、学ぶべき好機なんだなぁと思ってる。

幼い時の育ちや環境の中で培えなかったものは、大人になっても知識や経験を通して、補わなければいけない。
まだまだ、足りないものはいっぱいあるけど、知れてよかった。

話は変わるけど、最近、自分の好きな天然石ができた。
日本画を学んでいたこともあり、絵具が鉱石だったりするから、天然石ってなんかかっこいいな、きれいだなと魅力を感じてはいたんだけど、この石が好きって言えるほど踏み入ってこなかった。

けれど、たまたま誕生日石が気になって調べたら、わたしの誕生日石の1つに「ラブラドライト」という石があった。
グレーの地味な石なんだけど、角度を変えるとグリーンやブルー、イエローだったりいろんな色が見えてくる。

一見地味だけど、角度を変えると、深みのある楽しみ方や魅力がある石が、自分の誕生日のシンボルの石だということがなんとなく嬉しかった。

好きだと言い切れるものが増えるのはうれしいよねって話。
それが自分にちょっとしたことでも関わりがあったら、おかしな話だけど、ちょこっとだけ自分が好きになれるね。変なの。

自分の気持ちを何かに書き記すことは
自己肯定感を育てるのにいいんだって。
「大切な人に話すように自分の気持ちを書き出す」というのがいいらしい。

ちゃんと書いていきたいね。

気持ちよく生きたいよ。
お疲れ様。