30回目の生まれた日。
過ぎし8月16日、30歳の誕生日だった。
10年単位の節目だし、何か記念になることをって考えてはいたけれど、結局特に大きなことはせず、下北沢にふらっと散歩に行き、肉を食べ酒を飲んだ。
おうちに帰り、お風呂に入って気が抜けた途端、いつの間にか寝てしまって30最初っ端の約束に遅刻してしまったことは、もうなんか変わらずわたしなんだなってなりました。
お酒とは仲良くしていこうな。
さて、20代が終わった。
得るものも失うものも多かった。
大学を卒業して、社会に出て、わたしは自分がいろんなことを知らないということを思い知らされた。
考えてみれば家庭はめちゃくちゃで、たまたま恵まれた人との繋がりによって、かろうじて救われたような人格だったので、生きるのも精一杯で。
むしろ若干踏み外しかけていて。
正直、生まれの家庭を呪った。
世の中の多くの人たちにとっての当然が、自分にとっての当然ではないことが苦しかった。
それでも、神様はわたしのこと好きだなぁって思って生きてこられたのは、その時のわたしに必要なものにきちんと出会ってこれたから。
22の時、新卒で入った会社は時代もびっくりのブラックで、見込み残業代込みで手取り14万。酷い時は朝5時まで残業し、また9時に出社して働いた。休日に休めば、なぜ休んだのかと上司に叱られ、晒しあげられるような環境で命の危機を感じるのに時間はかからなかった。
まだ家族に希望を持っていたわたしは実家に助けを求めたけれど「まともに生きられないなら死ね」と言い放たれ、ここはわたしの居場所ではないと悟り、家を出た。
そこからまた立ち上がるのは本当に辛く厳しく、正直諦めようとした。
それでも生きながらえてしまったので、混乱しながらぐちゃぐちゃになりながらも、なんとか生きて、24の時、インターネット上で居場所を見つけた。
その人たちとの付き合いは今だに続いており、もう6年にもなるのかと思うと、感慨深い。
その居場所のおかげで大切な人たちと出会い、学ぶこと、与えられるもの、幾多の失敗の経験を得た。
わたしがなんとか少しずつでも前を向いて生きられるはその人たちのおかげだと思う。
その中で、結婚もした。
信頼できる家族を知らないわたしに安心できる場所を与えてくれた。1人で問題に立ち向かわなくてもいいと教えてくれた。
結局、別々の道を歩むことになったけれど、紛れもなくわたしを救ってくれた。
きっとこれからもずっと感謝してる。
それぞれの道をまた歩むようになった道中もまたわたしは懲りずに、大きく転び、やっぱり死にかけてて、そしてやっぱり人に救われた。
29の誕生日の時、本当に生きて歳を重ねられたことに感謝しかなかった。
溺れかけすぎてて、冷静ではいられなかった日々を抜け出す方法を教えてくれた。
辛い時に寄り添ってくれた。
おかげで今、少しずつだけど泳ぐ方法を掴みかけている。
20代最後に、親との縁を切った。
愛したかったし、愛されたかった。
けれど、叶わないと思い知らされるにはもう十分だった。
これからは縋らないし、かと言って言い訳にもしない。
わたしの人生のこれからには関係ない、そう思えるだけで気持ちが楽になった。
というわけで30歳。
溺れかけの日々にはもう嫌気がさしている。し、次も大丈夫と思える体力は年々消耗していく。
30代のうちになんとか陸に上がりたい。
そのために必要なことを考えて、動いていく。
30代になってからのほうが人生楽しいって言えるようになりたい。
自分1人でどうにかできるようにならなきゃって思っていたけれど、そうではないことがわかってきた。
自分1人でどうにもならない時、ちゃんと人に頼れるようになる。
人と生きていけるような自分になる。
わたしは視野が狭い。
人の助けが必要だ。
同時に自分でできることも増やしていきたい。
ちゃんと積み重ねられた信頼できるものを。
コツコツやることが本当に大事だ。
わたし自身、コツコツできる人が好き。
そうなりたい。
これまでは不安定にならないための努力で精一杯だったけど、少しずつ幸せになるための努力をしていきたい。
自分のことちゃんと好きになって、大好きな自分で、大切な人、大好きな人たちに向き合えるように。
以下、そのための目標。
【必須】
⚫︎寝る、食べる、適度に運動するを定着させる。
→身体は資本。ここが崩れると冷静な判断はできないので守っていく。
⚫︎節度を知る。
→何もかもはできない。やる気だけでは乗り越えられない。特にわたしは潰れやすい。
だからこそ、どこかを抑えるという調整を覚えていく。
【小目標】
⚫︎インプットの習慣をつける
・1人で映画やアニメを観れるようになりたい。
・読書週間をつけたい。
・音楽に積極的に興味を持つ。
・気になる展示会をきちんと観に行く。
⚫︎痩せたい。
→現状ダイエットをできるような自己管理能力がないので、健康を整えつつ、いつかいずれ着手したい。
楽しみながら、やっていきたいな。
生きるぞ〜!