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6月記 はじまることで終わってく。

いろんなことがうまくいきすぎて、ある日ころっと死んじゃうんじゃないかと怖くなるくらいの日々だ。

引っ越しが落ち着いて過ごした1ヶ月。
これまでの苦しみからは想像できないような、充実と周囲からの恩恵に恵まれた日々を過ごしている。


友人の30歳の誕生日会を我が家で開いた。

主役とわたしと友人と3人で久々の集合を町田で果たし、前もって誕生日プレゼントを用意し損ねたので、家へと向かう前にみんなで買いに行こうという話になった。
そもそもモノがいいのか、それとも体験?なんて話していると、普段化粧をしない彼女が化粧品が欲しいと言ったので、友人と分担して、ベースとリップを贈ろうということになった。

わたしはリップ担当で、
節目に送るならCHANELのリップが相応しい気がして、主役を引き連れてデパートへ向かった。

友人に似合う色は自然とすぐ選べた。
4色ほど見繕い、カウンターで試してもらうことにした。
他人にメイクをしてもらう経験がほぼない彼女は、不慣れさから湧き出る笑いを堪えながら、少し華やかめなピンクを唇にのせていった。

その様子を見ながら、
「これは体験をすでにプレゼントできたのでは?」
と友人と見守った。

我ながら素敵な色のチョイスができたと思う。
どの色も似合っていたため、最終的にわたし最推しの色を彼女にプレゼントした。

わたしも、友人の節目をこうして同じ場で話しながら一緒に考えながら祝うことができたのが本当に久しぶりで、こんな満足した贈り物は久々だった。


城西石井でお惣菜を買ってパーティーした。


まだ嬉しいことが続いて、もう無理だって諦めていた分野の仕事に関われることが決まった。

悔しさとかやるせなさとか、いろんな気持ちを一生懸命飲み込んで諦めていた道がまた開いたことは、人生の重荷が一つ軽くなった気がした。
自分がどうありたいか、何がしたいのかにちゃんと素直になっていい環境に恵まれたことで、呼吸がすごく楽になった気がした。

仕事に対してなんの希望もなく、ただ生活するために頑張らなきゃって思ってたけど、これからは自分のために頑張りたい。

積み重ねてきたものが、無駄じゃなかったんだと繋がっていく感覚がした。


たのしみだ、お疲れ様。

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