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1月記 めまぐるしいけど、嫌じゃない

1月。2023年、年始から今年は厳しい1年になる予感がした。
仕事、私生活、人間性。どれをとっても課題だらけだ。
仕事での課題とプライベートでの課題が驚くほどに重なっていった。
年末に「変わりたい」と覚悟が決まったわたしにとっては都合がよかった。仕事の時間でもオフの時間でも、自分の課題に取り組むことができる。

そう言っても、1月は疲労との戦いだった。
吸収の連続は心地良くもあり、何かをずっと処理・整理している状態なので、一息つくとどっと疲れがくる。
それでも前に進めている実感がしっかり感じられるおかげで、体力的にはきついが結果的に充実に満たされた。

12月に仕事は大きく業務内容が変わり、他社で言えば転職ぐらいの勢いで新しいことを覚えなくちゃいけない環境になった。
1月は覚えていったことを身に着けて力にしていく段階に入っていった。
これがかなり最初きつくて、1月中盤の土日はほぼ寝たっきりになるほど疲れ果てた。
きついな、しんどいな、いつまで耐えれるかな、って感じで潰れ待ちみたいな状況だったけど、それだと今まで通りの繰り返しで。

繰り返しはもう嫌だったので、考えたり、周りの人たちからのサポートもあり、「今きついのは成長痛なのかな」と思えるようになってからは潰れ待ちから、ここ耐えて乗り越えると成長だ~!っていう登っていくモチベーションに変わった。

そこからは、疲れたなって思うことはあっても、マイナスの気持ちに打ちひしがれることはなくなり、毎日が体力いっぱいいっぱいで一歩踏み出している実感がある。

たまにその一歩が小さな結果を出したりして、変われてるという実感が伴っている。うれしい。


1月のトピックはもうひとつある。
1月7日にぼっちざろっくを観た。

ぼっちだった女の子がロックに出会い、やはりぼっちだったけど、それでもギターを続けて、そこを起点に仲間に出会っていくお話。

年始にBLEACHを一気読みした後に観たから、BLEACHのストーリー展開に比べて、平和で穏やかで大変癒されました。

きくりパイセンが大学の頃、可愛がってくれた先輩に似過ぎていて、既視感ぱなかったです。
(いつ会っても酔ってるとことか...)

ぼっちざろっくをみて、音楽に関われることへの羨望が膨らんだ。
表現の手段として音楽という選択肢を持っている人たちへの憧れは昔からあった。何か一つでいいから、弾ける楽器が欲しいって何度も挑戦し、その回数だけ諦めた。

リズム感がない。音がわからない。
諦めるに至った理由はたくさん用意し過ぎて、根拠があったのかは忘れてしまった。
ただ、思い込みの力は偉大だ。
わたしはちゃんと正しく手拍子ができない。

まだわたしが音楽とはなんぞやを知る前、ピアノを習っていた。興味がなかったから、全然練習しなくて、先生に向いてないと言われ辞めた。

今思えば、親の希望で習わされており、本人の気持ちが伴っていないのだから、そりゃ向いていないし、やめたほうがいいとわたしも思うのだけど、その時のわたしには「わたし音楽向いてないのか」という固定観念だけ残った。

そこから、コーラス隊に入ったり、キーボードを買ってこそこそ練習してみたり、大学では後輩に少しだけだけどギターを教えてもらった。卒業のための専門科目が足りなくて、美術科のわたしは音楽科のピアノ専攻のえらーい教授に頼み込んで、ピアノワンツーマン指導を受けさせてもらった(これは自慢)。
卒業のために受けた授業だったけど、半年間真面目に音楽棟の練習室に通いピアノを弾いた。家でもキーボードで練習した。恥ずかしくて言えなかったけど、弾けるようになりたかった。ならなかった。

社会人になってから一度アコギを購入したのだけど、アコギがあんなにも大きな音が出て、家で全然練習できないことをわたしは知らなかった。そのアコギとは諸事情がありお別れした。


そんな長ったらしく未練たらたらなわたしの音楽人生があったのだが、ぼっちざろっくを観た時に、これをきっかけってことにして、また挑戦しちゃってもいいかな..?という気持ちが沸々と沸いた。

ここ数年のわたしは、過去の自分救済中で、今での人生で色んな理由で諦めてきたこと、我慢してきたことを救いたいという意欲に満ち溢れている。

幸い、わたしもぼっちで、1人の時間がたくさんある。ギターに使える時間が同年代の人間と比べると有り余るほどあった。
環境も考えると、いいじゃん!やろうぜ!って気持ちになった。

そこからの行動はわたしは早い。
土曜日にぼっちざろっくを観て、火曜日にはジモティーでギターを譲ってもらった。まずほんとに続けられそうかを見極めたかったから、とりあえず触ってみるところからはじめた。

そこから2週間練習して、ある程度、初心者の覚えるコードを覚えてきて、ギターに関する知識をYouTubeで見漁り、なんとなく触る前よりギターに対する自分なりの判断ができる気がするような気がしたので、楽器屋さんに行き、新しいギターを買った。

YAMAHAのパシフィカを買うつもりだったけど、ぼっちざろっくの影響で在庫がないため、ふらっとたどり着いた楽器屋さんの、たまたま接客してくれたお兄さんが勧めてくれたギターを買った。大丈夫、ちゃんと気に入ってる。

譲ってもらったギターは部品もかなりボロボロで、素人目でみても、買い替えより修理の方が高つくんだろうなぁっていう状態だけど、いつかわたしがギターを思うように弾けるようになった時に、はじまりのギターとして弾けたらいいなって思う。


そんなわけで、1月お疲れ様でした。
今月のわたしは頑張ったねぇ。
ハイタッチしてあげたいくらい。

この積み重ねがいつか、自分で自分を愛せる、なりたい自分に繋がっていけばいい。

過渡期は厳しいものですが、2月も引き続き頑張りましょう。

おやすみ。



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