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「私とSNSの書き手デビュー。」

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これは、私が書き手として、
SNSデビューをする切っ掛けのひとつになったお話。

以前の私は、ROM(ヒトの書いた記事を読むだけ)だったんです。
あ、"お気に入りの方"は、いましたので、
そこで毎日、居心地の良いSNS生活をしてました。

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そう、それはある夏の終わりの頃。
その方の枠に、他の方からの転載記事が。

愛知県の岡崎市の駅前交差点で、
車に、はねられたワンコ(柴犬ミックス)を
助けたヒトが飼い主を捜して! SOSの叫び。

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わが家にもトイプーがいるので、人ごととは思えず、転載元に行ってみました。
そしたら、続報が載っていました。

ワンコは、動物病院に運ばれて手術。
でも、全身の裂傷と肋骨が2本折れ、危篤。
誰かに飼われているらしく、赤い首輪。
記事のさいごにも、
『見た人は是非、ワンコの飼い主を
 一刻も早く見つけてあげて。』
と悲鳴のメッセージ。

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私がずっとROMを続けていたのは、
SNSって、多くの場合、匿名が普通。
名前も知らない同士が、ネット世界の仮想現実で過ごしている。

新聞とかTVニュース等でも、
ネット犯罪の話題が騒がしい。
だから、近づいてはイケないと自分を戒めていた
し、犯罪まではいかなくとも、
自分が"心ないコメント"などで、傷つけられるのが怖かったんです。
だから、"ROM=傍観者"してた。

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でも、その時の私、思わず反応しちゃいました。
お気に入りの方の枠のコメント欄に、

「ちゃんとした飼い主さまだったら、
 狂犬病の予防接種をした証明のタグ等が、
 首輪についています。
 それを確認して最寄りの保健所に
 問い合わせしてください。」って。

そしたら、すぐにレス。
『転載元の方にも知らせてあげてください。』

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最初に、瀕死のワンコの記事を目にしてから
2日目の夜、転載元に
『飼い主が見つかりました。皆様ありがとう!』
踊るような文字が並んでいました。

短いメッセージだったんですが、
それを読んで私は、
こみ上げてくる涙が止まりませんでした…。


「"人は寄り添い合って"、
生きているのですよね。どんなトコでも…。」

今日も、良い一日になりますように。
(えみり)

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