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ボビーがほぼ家族になった話&語学学習のコツに関する話。

先日料理教室に来たボビー。日本好きが高じて、今日も我が家に遊びに来てくれた。今回は生徒ではなくお友達としての訪問だ。



料理しながら振り返ると、ボビー寛ぎすぎててもはや我が家の一員かと思った。

先月はるばる日本から遊びに来てくれた友達が土産で買ってきてくれた唐揚げ粉と甜麺醤と豆板醤があったので、今日はボビーに唐揚げと麻婆茄子を振る舞うことにした。

ボビーはさぞかし「辛い辛い、ヒーハーっ」と言うだろうと思って。。。
唐辛子も豆板醤も、さらにはアジアスーパーで買った花椒油もたっぷりと使ってみた。

するとどうだろう。

「めっちゃオイシイですね」と涼しい顔してる。。。

どうやらボビー、辛いの大好きらしい。
タバスコなんて1回のピザで半分くらい使うらしい。

この男に死角はないのか。

唐揚げも切り干し大根もバクバク食べてる。

切り干し大根なんて4回もおかわりした。

ボビーよ。

どれだけの順応力だ。

しかもうちの嫁さんとボビーが話をしていると、うちの嫁さん「あれ、自信って英語でなんて言うんだっけ」、ボビー「あー、それはconfidenceですね〜」と。

日本語の文法の教科書を一冊もまずに、アニメみただけでこんなに日本語喋れるようになる??

我々がボビーにとって初めて会った日本人。だから今まで日本語で会話したこと無かったと言うのに。。。

我々なんてかれこれ中学生から英語教育が始まって30年くらい英語にお付き合いしてますけどもまだまだ不自由している。

これは一言で片付けちゃいけないんだろうけど、「才能」と言うことにしておこう。でもほんとに欧州の特に小国にはマルチリンガルが沢山いる。

オランダ人含めて、貿易や仕事をする上で複数の言語を話せないと仕事にならないと言う切実なモチベーションはあるらしいけど、それにしてもこの差って一体なんなんだろうか。

だからって訳じゃないけど、まだ私のオランダ語学習欲は全く高まらず、いまだに知っているオランダ語の単語は4つだけである。

そんなボビーが言っていた。語学学習のコツは以下の通りだと。
・楽しみながら勉強すること
・知らない単語があってもメモなどせず集中して頭にインプットすること
・音楽聴いて歌で覚えること
・内容が優れたドラマを見ること。英国物がおすすめらしい(Balamory、Blackpool、アニメならピンクパンサー、オリジナルトーマス)あたりがいいらしい)
・いい詩を読むこと
・単語を書いて暗記とかしても無駄だから文脈や前後のワードとセットで覚えること

これは彼が母国語であるハンガリー語以外のドイツ語、ロシア語、英語をマスターする上で自然と身につけた語学学習の鉄則らしい。

ふむふむ、どうやら日本の文部科学省が戦後脈々と続けてきた中学校教育、はたまた高校、大学入試などの学習方法はおよそ大間違いだったと言うことを再認識したわけだ。

やっぱり間違ってたのね、と。

さて、まずは英語のドラマ視聴あたりから始めるか。

ちなみに当方は10年前くらいにTOEICを受験した時に860点だったけど、音楽や映画やドラマは今でも聞き取れない。

2年半スイスで仕事をしていたから通常会話やビジネス会話はほとんど問題ない。
しかしビジネス会話ができるより映画見れた方がいいに決まってる。

45歳になってからでもアンソニーホプキンスやダニエルクレイグの英語を楽に聞き取れるくらいの耳をGETする事は可能なのか?

まずはひたすら娘と一緒にトーマス見てみるか。

あー、英語ペラペラになりたい。



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