合理的?オランダポイ捨てバスターズの話
朝8時
我が家の前の小さな通りをけたたましい音が鳴り響く。
窓から外を見ると。
まるでゴーストバスターズのようなユニフォームに身を包んだ清掃員がゴミを車道に吐き出していく。
車道に吐き出されたゴミは後方からやってきた清掃車が吸い込んでいく。
見事な連携プレイ。
そしてやっぱり合理的だ、オランダ。
常に最短距離、最楽を目指す。
それがオランダ。
こうやって清掃員の仕事を保護するためか、それともポイ捨てをする人が絶えないためなのか、オランダでは路上に様々なゴミが落ちている。
ニワトリタマゴ。
ヨーロッパの国々はどこも道はゴミだらけだけな気もするけれど、オランダも例外ではない。
アイスの棒をポイ。
パンの袋もボイ。
タバコも火がついたまま指デコピンの要領で3メートル先くらいめがけてポイ。
この国はポイ捨てに関しては全くモラルはない。
綺麗な湖や公園も月曜日の朝などは前日のレジャーの残骸のゴミだらけ。
実に残念。
でもそのゴミも清掃員の努力によりまたきれいになる。
ポイ捨て→清掃→ポイ捨て→清掃の無限ループ。
こうして経済をまわしているのだろうか。。
タバコといえば、スーパーなどの売り場にはもうタバコは並んでいない。未成年の目につかないように陳列棚には目隠し扉がついている。
そして喫煙率は22%と高い。
街中にいくと路上喫煙や歩行喫煙だらけだ。
先日もバスを待っていたら隣でぷかーっ、横を見るとそのバス会社の運転手2人がタバコを吸いながら談笑していた。
そしてすい終わるやいなや、今から運行するバス目掛けてタバコをポイっ。←追って清掃車が掃除するから罪悪感はゼロ。
日本ならTwitterですぐに炎上だ。懲戒免職も免れない。
何故ゴミ清掃する前にゴミ捨てを取り締まる条例を作らないのか?
そこだけは何故か合理化が進まない。
不思議な国オランダ。
あー、お仕事したい。
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