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元バスケ部30代女性の反復性肩関節亜脱臼手術体験談 ―1.受傷〜整形外科受診―
さて、早いもので2022年になってからすでに9日が経ちました。
昨年の多くの時間を費やした肩関節亜脱臼手術とリハビリについて、ここにまとめておこうと思います。
手術後すぐにまとめようと考えていたのですが、気持ちがまだ落ち着かなかったのか、なかなか動き出せずに年を越してしまいました。
現在は手術後5ヶ月が経ち、診察とリハビリは続いています。まだ手術した肩の可動範囲は逆側と同じまでいかないものの、日常生活は概ね問題ありません。年明けから新しい仕事に就き、デスクワークをフルタイムで始めました。
反復性肩関節脱臼について
反復性肩関節脱臼の概要については、下記を参照ください。
こちらは脱臼で、私が経験したのは亜脱臼です。亜脱臼は関節が外れる(脱臼)するものの、その後に自分の力で元に戻ります。私の場合は脱臼して痛みを感じている間に起き上がりこぼしのようにもとに戻っていきました。
プロフィール・受傷歴
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私の簡単なプロフィールと肩関節亜脱臼の受傷歴はこちらです。
【年齢】
30代半ば
【性別】
女性
【運動歴】
小さな頃から身体を動かすことが好き(ドッヂボール、サッカー、体操など)。学生時代はバスケ部に所属。
【肩関節亜脱臼受傷歴】
初回:高校の部活、バスケのディフェンス場面。相手が両手で持っているボールを上から叩いた時。
2回目:20代前半、玄関で手を付いた時。
3回目:20代後半、ヨガで三点倒立のようなポーズを行った時。
※いずれも近くの整形外科を受診。何度も繰り返すようであれば、選択肢として手術があることを説明される。
手術の決断に至った4回目の受傷
2021年6月上旬の夜中、肩の痛みで目が覚めました。肩関節亜脱臼は何度も経験していたので、今回も同じ事が起きているのだと分かりました。間もなく関節が戻りましたが、痛みは続きます。とはいえ、癖になってしまっているから大した事はないと何も処置せずに再度眠りにつきました。
翌朝になり痛みは続いていましたが仕事を休む程ではないと思い、いつも通り出勤。デスクワークの仕事はできるものの痛みは続き、肩周辺から首が強張り頭痛がしてきました。このような状況から、1度整形外科で診察を受けた方が良いのではないかと思い直し、次の休みに診察予約を取りました。
近所の整形外科を受診
受傷から数日後、近所の整形外科でレントゲン撮影と診察を受けました。今回が4回目の亜脱臼という事で反復性肩関節亜脱臼と診断。
肩は外れた後に元の位置に戻っているため、レントゲン上では問題無し。こちらの整形外科では手術を行っていないこともあり、肩関節を専門に扱っている先生に診てもらうと良いのではないか(紹介状の作成可)、治療としてはリハビリや手術があることを教えてもらいました。治療方法は複数あるので希望に沿って行い、手術をする場合も一刻を争うものではないとの事でした。手術は入院が必要で全身麻酔をして行い、術後は3週間程固定が必要との説明がありました。
この日は痛み止めの湿布を処方してもらい帰宅。また、以前に別件で処方してもらった飲み薬の痛み止めがあったので、必要な時はそちらを飲むことになりました。
以前から反復性肩関節亜脱臼の治療の一つとして手術があることは理解していましたが、リハビリを含む保存療法で何とか日常生活を送っていられたこと、現在は気分転換程度の運動で競技スポーツを行っていないこと、肩に影響が起こりそうな運動や動きは避けること等で対応していました。でも、今回は痛みが強く身体への影響が大きく感じられたので、今後もこのようなことが続くとなると厳しいと思いました。そこで、手術を前向きに検討しようと情報を集め始めることに。
次回へ続く
1つの記事で全てを書ききれないので、複数に分けます。次回は手術内容などの情報収集や肩専門医がいる病院への受診などを綴っていく予定です。