ep.26 味方とか相棒なんてなんぼあっても
朝ドラ「虎に翼」を横目に準備すると、朝の支度がたのしい。鮮やかなオープニングからの、小気味良いストーリー。1週間すなわち5話かけて、ひとつの事件が解決されていくのは朝ドラならではだけど、今日(金曜日)の結び方も胸を打つものがあって、さっそく泣きそうになっちゃった。いい朝だ、と思いながら家を出る。
それはどうやらわたしの母親もそうみたいで、電話口でうれしそうに「はて?」と主人公・寅子のセリフを連呼していた。50代の母、30代のわたし。世代違えど、どちらも共感し、どちらの心も踊った、年度始まりであった。
こんばんは。たまです。たのしみな朝なんてあるに越したことないですね。
今夜の1曲
SZAのNobody Gets Meを。
あなたほど理解してくれるひとはいないのに!と嘆くこの歌。その心の叫び声は誰かに聴こえているのか、いったいこの船はどこへ向かっているのか。
この歌を聴くと、出会うあのひともこのひとも、じつは孤独の海を漂って生きているんだ、と立ち返る。収録されているアルバム「SOS」のジャケットがわたしにそうさせているのかもしれない。
痛みを音楽に昇華するなかでまた疼いたときもあったかもしれないけれど、おかげでさびしさの友達に出会えたよ、ありがとうSZA。
SZAといえば、夢にまで見ていたセサミストリートへの出演が叶った、という彼女のウルトラハピネスニュースを思い出すとき、ひと月経った今でもうれしくなっちゃいます。
4月に入って、緊張も疲労もぜんぶぜんぶ上限めいっぱいな方も多かったのではないでしょうか…。どうかゆっくりお風呂に浸かって、いっぱい寝て、明日はお花見して、小腹が空いたらお団子でも食べて、のんびり回復してくださいね…!
今週もおつかれさまでした。あなたも、わたしも。