浮遊する明日

浮遊する
情報の渦のなか
たった1人を見つけたような気になっても
きっとそれは勘違いだと
予防線をはりながら
言い聞かせるように
夢をみつづけている
いつだって狭間で揺れる
もうここにいてはダメだよ
ちゃんと返りなさい
元きた場所へ
そう元きた場所へ
傷つくのが怖いなら
傷つかなければいい
その重みを軽くすればいい
それがなければダメだなんて
生きてゆかれないだなんて
言えるほどにはもう子供でもないし
そんな自分が真実だ
息をすると
胸が少しだけ痛む
冷えた空気を吸うくらいがちょうどいい