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ニホンミツバチの神秘
今日は山で飼っているニホンミツバチの採蜜をしました。
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実は、
ニホンミツバチ
と
西洋ミツバチ
ただ、日本の種か外来種かと言う違いだけではないんです!
西洋ミツバチは、ハチミツを取るために改良された種で、たくさんの蜜を集めることができます。
しかし、スズメバチに弱く、野生では生きられません。
一方、日本ミツバチは日本在来の野生種で、飼育環境によっては巣箱から逃げてしまうので飼育難易度が高いと言われています。
蜜の量も少なめです。
しかし、西洋ミツバチは養蜂のために巣箱に人工的に巣の形をした巣礎を置く必要があるのに対して、
ニホンミツバチはゼロから均等な六角形のハニカム構造を作ることができるそうです。
西洋ミツバチは、単一の花の蜜を集める習性があるのに対して、日本ミツバチは、狭いエリアで多種の花の蜜を集めます。
そのため、ハチミツの味が奥深く、また地域ごとに風味が異なります。
私はハチミツを舐めるとよく喉が痛くなったりするのですが、これはアレルギー反応のようなものだそうで、
よく市販で売られている西洋ミツバチのハチミツは、単一の花(アカシアなど)から採られた蜜なので、花粉症と似てアレルギーを起こしやすいのかもしれません。
今年の夏は暑かったので、蜜が溶けてしまったり、ミツバチが逃げてしまったりと、
採蜜がうまくいかなかったという話も聞きましたが、
山に巣箱を置いていて、さらに周囲の草刈りをほとんどしておらず草で涼しい環境が守られたことが功を奏したのか、
無事にミツバチがおりました。
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ハチミツは、彼らの冬越しの栄養分として必要なため、今回は4箱あるうちの1箱だけから採蜜させていただきました。
ミツバチは、とても神秘的な生態系をしており、日齢によって役割分担が決まっているそうです。
よく観察していると、巣箱のまわりを飛んでいるハチ、巣箱から顔を出して外を見張っているハチなどがおりました。
一匹のミツバチが一生をかけて集められる蜜の量は、わずかティースプーン1杯。
健気な姿に愛おしさを感じずにはいられませんでした。
1箱の巣箱から、約2.5Lの蜂蜜を採ることができました。
いったいこれだけのハチミツを集めるのに、何匹のハチのイノチがかかっているのだろう。
それを思うと、深く感謝せずにはいられません。。
採蜜のときに舐めたハチミツの味は、
奥深く味わい深く、とてもおいしかったです。
ミツバチはとても賢く、無(零・ゼロ)の概念を理解し、簡単な計算を行うことができ、
さらに人間の顔を区別することができるそうです。
ただ蜂蜜をいただくだけでなく、ニホンミツバチの尊さ、自然界の素晴らしさを感じた一日でした!