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ドラッグストアで時代の変化を感じた
ちょっとセンシティブな話をしてみる(知らんけど)。仕事帰りに駅中のドラッグストアに寄ったときのこと、特に目的もなくぐるぐると店内をさまよい歩いていたら(前回、本屋でも目的なくさまよってたなわたし…)いつの間にか生理用品コーナーに辿り着いていた。ほぼ無意識で商品棚をザァーっと流し見してたら、なんか棒みたいなのだったり玉みたいなのだったりするカラフルなプラスチックが置いてあるらしいことがわかった。なんだこれ?マッサージ機?いやちがう、これって…と、今度は意識をしっかりと商品棚に向けると『セルフプレジャー』と書かれている。
えーっこんなに堂々とドラッグストアの売り場に置かれる日が来るんだー!って感じで感心してしまった。こういうのって超飲屋街の超路地にポツネンとあって青地にピンク色の文字で「おとなのオモチャ」って書いてある看板を掲げた店でかネットでしか手に入らないもんだと思ってた。
そんな感じで感心しつつ、そういえば生理が始まったくらいの性の目覚めなんだか、単に性欲が強かっただけなんだかわからないけど、アダルトグッズが欲しい!使ってみたい!などと悶々悶々と考えた時期あったよな〜〜。と懐かしい気持ちになった。未成年には値段や入手経路を含め簡単には手に入らないものだからと泣く泣く諦めたことを思い出した。(そもそも18歳未満はだめだしね。)
なんにせよ、なんか、そういう性事情にも明るいカラッとしたいい時代になったな〜と思うのと同時に、でもな〜、と思う自分もいる。女性が性を楽しむのは恥ずかしいという気持ちが残念ながらわたしの中にはまだある。本当は隠したくないし恥ずかしいとも思いたくないのだけど、どうしてもその手の会話になると蓋をしてしまう。ドラッグストアに置いてあるにせよ、セルフプレジャーグッズをレジに持っていきたくないし、それを買うことや使うことを他人に知られたくないと思ってしまう。この話題をセンシティブだと思ってしまうこと自体、まだまだ囚われている感がある。
今の若い人は、とか言う話もあんまりしたくないけれど、同世代の友人はわたしと近い感覚の人が大分多いと思う。令和の若い女性たちには、わたしたちのこの躊躇いや恥ずかしさみたいなものは全くないのかなとシンプルに疑問。こうしてドラッグストアに置かれていたところで買いやすいのかな?って。どう思う世の女性たち。
というか、昔からTENGAは堂々と置いてあるのになぜ女性用のは置かれないんだ!なんで女性はAVの話で盛り上がると引かれるんだって陰ながら憤っていたにも関わらず、じゃあ、いざ需要と供給が合う時代になったら、いや、、待って、、そうじゃない。ってなる自分ってなんなんだ。
度々時代のせいにしたり、教育のせいにしたりしてきたけど、こんなのは自分の心の持ちようでしかない。自分で自分を解放してあげればいいだけなのだ。それでこそセルフプレジャーなんじゃない?!(違う)
未だに欲しいな、使ってみたいなという気持ちは実はあるんだけれど(思春期の時のように悶々とはしないが)、結局歯磨き粉とmanyoの美容液だけを買って、また自分の欲に蓋をしてしまったことに少しだけガッカリしながら帰った。