春の訪れに気づく朝
通勤途中にある大きな川を渡る橋、その上から川沿いの柳の木が見える。
今朝、ふとそちらに目をやると黄緑の新芽がいつのまにか吹いていることに気づいた。
あの、美しいやわらかな緑色が大好きで、
毎年毎年楽しみにしているんだけど、なぜかいつも気づいた時にはすっかり芽吹いている。
まるで昨日までなにもなかったところに今朝突然現れたかのように。
人の脳ってほんとうによくできている。
ある一定の変化量になるまで決して気づかないのだから。
もし1日1日ごとにその違いに気づいてしまったら、情報を処理しきれないんだろう。
人の脳ってほんとによくできている。
その大きな変化にある日ふと気づくから、この上ない驚きと喜びに包まれる。