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BizOpsの業務を進める重要要素とは!

どうもこんにちは!!BizOps戦略室マガジンのムラモトです!!

前の記事では「BizOpsとはなんぞや?」という事を、改めて抽象的概念から紐解きしつつ役割について説明しました!

今回はBizOpsという概念を更に一段具体に落として、「BizOpsを進める重要な要素は何で構成されているか?」について書いていきたいと思います!


はじめに

本題に入る前に、BizOpsがどんな立ち位置でどんな役割か確認しましょう。

前回の記事にて紹介しましたが、BizOpsの役割は縦と横を繋ぐこと。

つまり

  • 「Business:経営・事業」と「Operations:現場オペレーション」を繋ぐ

  • 事業部、管理部のそれぞれの部署を横断的に繋ぐ

という潤滑油・調整弁のような立ち位置であり、
横断PJTを企画し、現場オペレーションで実現・実行するまでを担う」
という役割を果たすことが期待されています。

BizOpsの立ち位置

先述した立ち位置と役割に従って、経営の意思を現場で実現しいくという
推進力がBizOpsに求められると考えております。

そんな推進力を何によって加速させるのか?というのが、今回話したいBizOpsを進める上での重要な要素です。

BizOpsを進める重要な要素は以下の通り。

BizOpsを進める重要な要素

※注釈
  前回はBizOpsの役割を担う上での重要な点でしたが、
  今回はBizOpsを進めるにあたっての重要な要素であり、
  紛らわしいかもしれませんがご容赦いただければと思います🙇‍♂️

要素としては上図の通り其々「業務」、「部署」、「システム」となります。

要素の繋がりについて

「業務」については大凡どの会社でも同様な業務に似通ってきますが、少なからず業界や会社の独自性・個性があります。

また、その「業務」をどの「部署」が管掌として担っているのかについては、更に会社の経営思想毎に独自性・個性が出てきます。

そして、其々の「部署」で「業務」をどんな「システム」で実施しているか?は会社によって本当に千差万別です。

これは業務をまとめる部署はどこで、その部署がどんなシステムを利用するのか?という順で組織の業務が組み立てられているからです。


余談ですが、過去に
「システム」という観点から「部署」と「業務」を組み立てる
という会社さんともお仕事をしたことがあります。

ただ、その会社さんは

「システム」をベースとした経営を実施してきた為、成長や柔軟性がなくなってしまったので再構築したい…

というお悩みを抱えていらっしゃり、業務とシステムの再設計に関わらせて頂きました。
(あくまで個人的観点かつ1事例として捉えてもらえれば幸いです。)

業務をまとめる部署

次に、業務をどのような部署でまとめるのか?という点です!

各会社の規模や体制の纏め方(纏める管理職次第もある)は様々です。
例えば、

  • 業務と部署が殆ど同一の意味合いとなっている

  • 事業側はマーケティングとセールス、管理側をコーポレートとする

こんなケースが考えられます。

今回はより具体的なイメージを皆様に持ってもらう為に、業務と部署が殆ど同一の意味合いになっている細かい部署を前提としてみます!

会社体制:部署ならびにそれに準ずる業務

上図では、ビジネス・コーポレートと大きい枠組みに業務・部署が存在し、
その下部に横断機能の部署が存在している体制となっています。

ここで少しBizOpsの話に立ち返ってこの体制と比較してみましょう。
BizOpsは上図に出された部署全てを横断する役割と捉えることができます。

また、最近はBizOps以外にも、多様なXX-Opsという職種が登場していますね!

それはこの業務・部署の組み合わせの範囲によって変わる役割であり、
例えばですがSalesOps・CorpOpsは以下の範囲と定める事もできます。

各Opsの範囲(Sample)

業務を支えるシステム

業務・部署ときて最後はシステムです!

システム導入はシステムで担う範囲の切り分け方もあり、部署区分以上に本っ当に多種多様なパターンがあります。

具体的な業務範囲に対してどんなシステムがあるのか?についてざっくりご紹介できればと思っております。

例としてですが、会社経営の中でお金に纏わる業務に絞ってみます!

お金に纏わる業務

上図では、各事業での営業活動や購買から各管理部の業務を経て、管理会計を経営にレポートする部分をお金に纏わる業務としてます。

上記範囲は私ムラモトがBizOpsとしてメインで対応してきたところです。
実際にどんな体制で何を実施したかの詳細は別で書こうと思っております。

業務の概要は皆様イメージできると思うのですが、ここからシステムをマッピングをしてみるとこうなります。

お金に纏わる業務を支援するシステム群

(業務の上にシステムをプロットしたのですが見にくいかもしれませんw)

重要な役割を担うのがSFA、販売管理、WF、購買・経費、会計部分です。

もちろんそれ以外のシステムの重要度が低いと言っている訳ではありません。
あくまでお金に纏わる(営業や購買〜管理会計まで)業務に絞った際に重要なシステムと捉えてください。

昨今のBizOpsではSFAのカスタマイズ等に目が行きがちです。
しかし、BizOpsが介在する意思決定・業務調整の中で何のシステムが利用されているかはより広く見ていく必要があります。

いざ!BizOpsを進める

これまでは
 何の業務を、どの部署が管掌として、何のシステムで実施するか
をサンプルを混ぜつつ書いてきました。

大事なのはこれらがなぜBizOpsを進める上で、重要なのか?という点です。

つまりBizOpsであるあなた自身が

  • そこで何の業務がどう行われてるか?

  • その業務がどの部署が担っているか?

  • 更にその業務は何のシステムで実施されているか?

を正しく・適切に把握する事です。
(業務や機能の細部までを把握する必要はありません。)

これにより会社にとって適切な意思決定がなされ、その意思決定をスムーズに現場で実現・実行することができます。

もし3つの内どれかの要素が抜けてしまっていた場合、意思決定の判断や、それを現場に伝える際に障壁になる事があるでしょう。

例えば以下のようなことが起こり得ます・・・

  • 業務を変更しようとしたけど現状のシステムでは対応できなかった。

  • 新しくシステムを入れようとしたけどそれにより新しく発生する業務が
    どの部署の管掌かわからない為、調整できなかった。

  • 業務とシステムの整理はできたが、部署間の連携が必要だった為、
    再度業務フローと要件整理が必要になってしまった。

改めてですが、BizOpsは縦と横を繋ぐ立ち位置のため、
 何の業務を、どの部署が管掌として、何のシステムで実施するか
を把握して、共通言語化することが重要となります。

BizOpsの立ち位置

最後に

BizOpsを進める重要な要素について記載しましたがいかがでしたでしょう!

皆様のBizOpsに少しでも助力できれば嬉しい限りです。

それでは次の記事で会いましょー!!
良いBizOpsライフを!


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