看護・介護現場あるある 32

排泄介助編

普段は居眠りばかりの利用者さん。

ご飯を自分で食べてくれるならまだありがたいのですが、中には自分でご飯を食べることをしてくれない人もいます。

特に筋力低下や関節の拘縮はありませんが、認知症の進行により自分で何かをすることを忘れてしまう人がいます。

しかし、オムツ交換の際にオムツを広げると

すかさずお股やお尻に手を伸ばし掻き始める利用者さんっていますよね。

ご飯を自分で食べることは忘れていますが、お股やお尻を掻くことだけは忘れません。

うんちが出ていてもお構いなしのため、手にうんちが付き悪魔の手と化します。

お股を触らないでと伝えても認知症により指示が入らないので意味がありません。

介護者が2人なら対応出来ますが、夜勤の際など職員数が少ない時は泣きたくなります。

早く交換しようにも手が障害物となるため時間を取られます。


ここで一句

また掻くの
こーかんするから
手をあげて

オムツを広げると股を掻きます。広げる度に掻いています。オムツ交換するので手をどけてほしいとの介護者の思いを表現してみました。
ちなみに、『また』には「股」と「また(再度)」が含まれ、『こーかん』には「股間」と「交換」を含ませてみました。
更に、『手をあげて』は利用者さんに手をどけてほしいの意味と介護者がお手上げですの意味も込めてます。

お股やお尻を掻いてしまうのは痒いからなのかも知れません。
スキンケアに努め、清拭後に保湿剤を塗るようにしましょう。


ちなみに、こちらのリモイスバリアはスキンケアの認定看護師がお勧めしてました。

手荒れにも効果あり私は手に使ってます。

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