掃除機を手放す、マキタのポテンシャル、エコリング
掃除機を手放した。
TOSHIBAの掃除機を10年使ってきた。
子どもが赤ちゃんの頃にはマキタのハンディクリーナーも買ったので、うちには2台掃除機があって、さっと掃除したい時はマキタ、本腰を入れて掃除したい時はTOSHIBAをよっこらしょと出して部屋中と敷布団に掃除機をかけた。
でも普通の掃除機って、重いし取り回しづらいし、コードが届かなかったりでとっても億劫。
一生懸命掃除機をかけていたら、フィルターの目が詰まって低速に切り替わっちゃったり、たまったゴミの取り出しも複雑な構造のフィルターのそこかしこについた粉のような砂埃はとれないので、掃除機自体の埃っぽさも気になっていた。
そんな億劫さがあって、結局週に一回も掃除をやってこなかった。
しかも収納もホースがグネグネしてキマらない。
でも当たり前のように掃除は掃除機でするものだと思っていたから、掃除機の存在自体に疑問を持つこともしてこなかったわけだけど、
『寂しい生活』で著者の稲垣えみ子さんが、掃除は箒と雑巾でできるので掃除機を手放したと書かれていて、これだ…!と電撃が走った。
稲垣さんが書かれているように、多分私も掃除が嫌いなわけじゃない。
掃除機が嫌いなだけだ…
そして、禅僧のように箒ですっきりした部屋を掃き清めるイメージをする。目指すところはここだと思う…まだ遠いけど…
掃除機を手放して、箒にする前に問題がある。
うちは敷布団で寝るのだが、敷布団の布の問題なのか?裏側に髪の毛やゴミがひっつきやすく、パタパタはたいてもなかなか取れない。ダニ対策のためにも掃除機を布団にもかけてきた。さすがにこの作業は箒にはできない…
うちのマキタのハンディクリーナーは一番お安いモデルで吸引力は大したことないと思っていた。だから、布団に掃除機をかける時はTOSHIBAの掃除機をよっこらよっこらかけていた。結構大仕事。
この度実験として、マキタのハンディクリーナーの筒の部分を取って、ヘッドをそのまま本体にくっつけて布団に当ててみたら、
なんとびっくり結構な吸引力で、髪の毛もゴミもゴリゴリ吸い取ってくれた!
本体からヘッドまでの距離があることで、こんなに吸引力が削がれていたのか…マキタを使用して何年にもなるが、やっとマキタのポテンシャルに気付けた。むしろ今まで使ってた普通の掃除機よりも吸引力あるように感じたぞ。
こうして布団問題も解決。
ということで、10年ものの掃除機、晴れて手放す決心ができました。
ここで最後にまた一つ考えたことがあった。
市のゴミ回収に出そうかと予約画面を開く。そうしたら、リサイクル品買取業者を使おうと促す文言があり、『おいくら』というポータルサイトのリンクが載っていた。
この埃っぽい10年ものの掃除機に値段がつくとは思えないけど、より燃やされるだけの部分が少なくなればとの思いから、使ってみようと思った。
今までの感謝を込めてフィルター部分を綺麗にし、洗える部分は洗い、ヘッドの部分も拭き清めた。そして写真をとって説明文を書いてアップロード。
要は、引越し業者の見積もり依頼と同じで、4社ぐらいから見積もり額と買取の依頼がきた。
値段はつかないけど無料で回収しますよ、というところが多かった。中には、他に貴金属などありませんか?という業者もいた。
知らない業者さんに個人情報を開示しなければいけないことと、引き取りの日程が結構先だったりで悩んでいたら、近所にエコリングがあることを思い出した。
エコリングはたまに利用していたので、不安に思うこともないし、電話で確認したら引き取り可能ということだったので持って行った。
エコリングでは丁寧に対応してもらえて、値段がつかないものも引き取ってもらえて、恐縮しながら、引き取り金額でいただいた10円を募金箱に入れて帰ってきた。
また少し部屋がスッキリした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?