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水はひとしずくでもしあわせ

久々に日記書いてみようかな、って散歩しながら思って家に帰ったらその気をなくすってことを繰り返してた。
最近はといえば暇が多い生活をしているけど、かといってその時間で何かやろうという気力も湧かず、暇を持て余している。そこにあるのは惰性。
そんなこんなでベッドでぼんやりしていると結局私は何が好きで何が楽しくて生きてるんだろうか…と暗くなってくるので、あわてて散歩に出かける。

7月にはサカナクションのライブ生配信後の熱に浮かされてなにか書こうかなという気がしてたけど、随分と経ってしまった。
ナイロンの糸、ネプトゥーヌス、ボイルの流れが最高だったのはよく覚えてる。ボイルはお経のような語りのような一気に駆け上がっていくフレーズからの深い吐息までの流れが好き。何回聞いてもいい。吐息さえも歌詞。
さて、久々に聴いて耳に残った歌詞でもメモしておこうか。若松英輔は『悲しみの秘義』で言葉が出ないときでも、好きな文章を引用する・書き写すことにも意味があると言っていた。まあ、意味があってもなくてもしたいと思ったからする、でいいか。

痛いのは、まだまだ 慣れてないからかな
僕は砂 深く深く 埋もれてしまったんだ
痛みに、まだまだ 慣れてない僕だから今は
明日の砂 深く深く 埋もれて眠るんだ

サカナクション『ネプトゥーヌス』

9/2
最近飲み始めた漢方が効きはじめたか、寝込みから回復して昼過ぎから通所。
夕飯後、散歩がてら入浴剤を買いに行く。よく買うクナイプの3種類のうち1つの香りが特に好きだから狙い撃ちで買いたいのに、いつもどれだったか忘れてしまう。ふと視線を下げるとちいかわのフィギュア入り入浴剤、1個400円弱。ちょっとほしかったけど値段を見てやめた。太る飲み物とか買っちゃうのやめてこういうのに使って愉快になれちゃったりしたらいいだろうにね〜。

9/3
暇を持て余すくらいならボランティアでもしてみるかと考えている。皆んなが思うよりは私は色々考えている。近場でボランティア募集中のカフェに偵察がてら夜ごはんを食べに行く。鯖の塩焼き定食にセットドリンクの紅茶。

思ったよりたっぷりお紅茶
このめずらしいカップ、名前はあるのかしら

私好みの本がたくさん並んでいたので物色。谷川俊太郎『幸せについて』を手に取る。

りんご一個・・・・
見てるだけでしあわせ

水はひとしずくでもしあわせ

谷川俊太郎『幸せについて』

ああそうだよね、身の回りにあるものにふと目が止まっていい気分になることってあるよな。それをこんな風に表現するのがやわらかくて心地いい。

一夜明けて、今朝のひとしずく
うまく撮れなかったけど散歩中久々に
カメラを向ける気になれたのがうれしい

いまの私が幸せについて何か言うなら

最近は前よりも1人街歩きが楽しめなくなってきた気がしている。原因はいくつかあるけど、あの人と一緒だったらな、ってふとおもうから。1人だと寄り道する気力なく素通りしてしまう道も、一緒にいれば入りにくいお店に突入してみたり、いい感じの路地に入ってみたり、そういうことができる。
これはきっと、私にとって幸せなんだと思う。そう思える相手がいるってことが。

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