【29】#読書 40代を後悔しない50のリスト 大塚寿 2/6
私は、今40代です。こちらの本を1年前に読みました。そして、実行できそうなことをメモして、度々思い出して、気持ちを新たにしていたのですが、1年たった今、また再読してみて、他の方にもご紹介したいと思いました。いま40代の方、これから40代になる方、40代を後悔しない50のリストで、40代を謳歌しましょう。
50のリストが第1章〜第6章までにまとめられているので、私の実行してみてよかったものを各章から二つずつ選んでご紹介します。
第2章
プレイングマネージャーとして本当に必要なこと
15 「他人を動かすスキル」が身につかなかった
(中略)
どうも、彼らの話を総合すると、「人を動かすスキル」が身につかなかった最大の理由というのは、そもそも管理職に求められているマネジメントスキルを「業務のマネジメントスキル」と解釈していることです。
部下の仕事の進捗を管理したり、指示出しすることをマネジメントだと思っている人が後悔しているのです。
これらの四十代に求められるのは、そうした業務のマネジメント維持に、部下の「モチベーション」をマネジメントすることです。管理しようとするより、部下の気持ちに火をつけたり、やる気を引き出すようなコミュニケーション能力が求められているのです。
そうしたマネジメントに苦手意識を持つ人も多いかもしれませんが、四十代は本人が望まずとも周りから必ず求められるスキルなので、早いうちから意識して学んでいく必要があります。
更にもう一つ、後悔している諸先輩に共通しているのが、自分のスタイルを押し通したということです。そうした人は、いわば無手勝流ですから、効果がある場合と効果がない場合、そして逆効果になる場合とがあります。
(中略)
元来、「他人を動かすスキル」というのは管理職に求められているマネジメントスキルの「合わせ技」です。
他人を動かすただ一つの魔法のようなスキルは存在せず、いくつかのスキルが合わさった力なのです。
本文より
17 「伝える力」が足りなかった
それまでは、黙々と自分の仕事をこなしていればよかったような立場から、急に伝達力やコミュニケーション力が最優先課題になってくるのです。
そこで、次からは、営業マンという「伝え方のプロ」として学んできた私の奥義、相手の心を動かす伝達力、三つの奥義を紹介します。ポイントだけでも頭に入れてみてください。
①最初の「つかみ」と「落とし所」を大切にする
私は、相手の心を動かす「伝達力」の核心は最初の「つかみ」であると思っています。
つまり、「つかみ」は何でもいいわけではなく、その相手をよく知った上で、その状況に最も適した言葉で選択できるかどうかなのです。枕の話が勝負と言ってもいいでしょう。
さらに最初つかんだことを、どこかでコンクルージョン(結論)に持ち込むかという「落としどころ」をイメージしておくことによって、全体が相手に伝達しやすい話になるのです。
②ワンフレーズで言い切って、言葉をつなげる
これは多用こそできない方法ですが、ことばを言い切ると言葉の力が強くなるために説得力も伝達力に拍車がかかります。
まずワンフレーズで言い切って言葉をつなげていくと、聞く耳を持った相手に伝えたい内容を届けることができるのです。
③事例で伝える
このメリットはリアル感が増すことです。事例によって、聞き手はイメージが作れるのでつたわりやすくなるわけです。
ただし、この事例、相手がイメージしにくいものだと逆効果になるリスクもあるので、そこは注意したほうがいいでしょう。そのあたりは相手が食いついたか確認しながら、相手の当たりを確かめつつ事例を選択すれば効果的です。
本文より
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