キャリアの棚卸し~私の働き方2024~
なぜこの記事を書こうと思ったか?
過去、自分のログ用に定期的に働き方の振り返りをしていました。
ざっとライフイベントと働き方を振り返ると38歳現在、10個のターニングポイントがありました。
1.新卒会社員→
2.結婚→
3.結婚を機に仕事とプライベートのバランスを考え転職→
4.長女出産→
5.育休明けにモヤモヤしながら働く→
6.長男妊娠→
7.育休後の働き方を真剣に考える→
8.産休・育休中にキャリアチェンジに向けて動く→
9.スキルゼロからのフリーランス→
10.身につけたいスキルや関わり方の密度を考え4年以上細く長く業務委託をしていた会社に社員としてジョイン
私の場合、ライフイベントと働き方の見直しが如実に連動しています。
正直、会社員でキャリアをスタートさせ長男を妊娠するまで一生会社員だと思っていたし、その後フリーランスになった後もこんなに自由で自分に合っている働き方は他にないから一生フリーランスだと思っていました(笑)
また、2024年1月、悩みつつもまた会社員に戻りました。(複業はしています)
今現在の私は、ライフステージによって自分の軸(コアとなる価値観、大事にしたいもの)は変わるのだから、働き方ももっと柔軟に捉えて変えていけば良いものだと確信しています。
色々な選択肢やこれから起こりうるライフイベントとの兼ね合いで、転職?フリーランス??と悩まれている人のヒントに、背中を押せる記事になれば嬉しいなと思い書くことにしました。
さらにこんな変な人もいるのだから自分は大丈夫だなと思ってもらえると嬉しいです笑。
そもそもの性格
ちょっと(いやかなり)変態ですw。安定よりも自分の好奇心をとるタイプ。
特に私の場合はストレングスファインダーの結果からも学習欲がダントツトップ。とにかく新しいことを学ぶこと、新しい気づきがあること、知らなかったことを知れること、できなかったことができるようになることににワクワクし、それが原動力となって動いています。
知りたい!学びたい!やってみたい!の学習欲の根幹にはなんかよくわからないけれどせっかく生きているんだから成長したい〜!という成長欲があります。
なので人から見ると、意味のわからない行動も多々あるはず…
スキルゼロ、人脈無しの状態からのフリーランスへ。
もっとエンジニアスキルを磨きたい!と経験の浅い言語でハードなスタートアップにエンジニアとしてジョイン。
UIUXやアプリ開発やってみたいとまた新たな言語を学ぶためにエンジニア&デザイナー職でジョイン。
(私は至って普通の選択だったのですが、とあるエンジニアの方からはその挑戦すごい、そんなリスクとれないと2回くらい言われましたw 多分無謀なことに見えたのかとw。)
自分の持てる武器で安心安全なところで勝負していくだけよりも、知的好奇心を刺激される何かがあった時に、安心安全なところを出てでもやってみたい!武器がないならその場その場で身につけていこう!と飛び出してしまう変態だと思いますw。
あと、自分の気持ちが乗らないことはできません。
本当はこの仕事向いていないな…やりたくないな…という仕事や行動はできませんw。態度や姿勢、アウトプットにその気持ちが漏れ出てしまいます。
なので会社員を続けるか?フリーランスになるか?という選択も後者のリスクしかない選択をとったのは「自分に向いていない、やるべきという気持ちが見出せない仕事を続けられない」という気持ちの方が安定よりも優先された結果でした。
以下、こんな性格の私がそれぞれのターニングポイントでとった選択と今現在の私から見ての反省点を書いていきます。
長女出産後の会社復帰後のモヤモヤ
約4年くらいモヤモヤしました。長いですね(笑)。夫と単身赴任で平日はほぼ一人で回していたということも影響していると思います。
いつも自分を責めていました。
子どもを保育園に入れることもできて、職場のみんなも気を遣ってくれて優しくて、職もあってなんで気持ちが乗らないんだろう、やる気が出ないんだろうと思ってました。
やり方を変えれば、気持ちの持ち様を変えれば変われるんじゃないか?とか試行錯誤に4年かかりました。
今思うと、働くこと、子どもを育てることのバランスを意識しすぎて、本来の自分らしさ、無鉄砲でもやりたいことを優先してやるという選択をしなかったのです。
コンフォートゾーンの枠の中でやろうとしていたのが間違いでした。
このモヤモヤから言えること
自分はどういう性格でどんな時に気分が上がるか?頑張ろうと思うか?充足感や充実感を得られるか?をちゃんと知っておくことが大事。
私の場合は、上記を把握できていなかったし、自分はどう生きたいか?何がしたいか?を言語化していろんな人に協力してもらおうと働きかける姿勢も欠如していました。
仕事も家庭もパートナーシップが本当に大事で、一人で解決しようとせずにちゃんと話し合い、お互い無理がなく、最善の落とし所を探す努力が必要でした。
とにかく一人で抱え込まないこと!空回りしかしません笑。
長男出産前後の決断
夫と単身赴任の状態で子ども2人を育てながら仕事も続ける?
子どもが風邪ひいて休んだり、周りに迷惑をかけている引け目も感じながら、いっぱいいっぱいな毎日を送ることを想像してゾッとしました。
ただ仕事を続けたいと思っているだけなのにこんなに大変なのかと絶望的な気持ちにもなりました。
それと同時に「会社員、無理なんじゃないか…」という思いが湧き、フリーランス?と思い始めました。
ただこの時点では自分がフリーランスで働けるなんて1ミリも思っていなくて(家族含も)、その後、スキルも人脈もないのに気持ちだけで動けた自分すごいなと思いますw。
この決断から言えること
不快なことはやっぱり不快だし、少しでも改善の兆しのある選択肢があるのであればトライしてみることは大事だと思います。
失敗したからとて死にません。「我慢」が一番良くないと思います。
夢物語でも「こんな働き方したい、こう生きたい」はこの人になら言える思う人へ開示すべき。そうすることで徐々に現実になると思います。
ちなみに当初私は、こんなことを言っていました。
「フリーランスで働きたい。理由は仕事のスケジュールや仕事量を自分でコントロールしたいから。仕事を理由に子どもの行事に参加できいないとかできないことを減らしたいし、また逆も然り子どもを理由にやりたい仕事を断念することもしたくない」
当時は本当にただの夢物語でしたが、話せる人(先輩)に話したところ、「できると思うよ!会社辞めたら気づくと思うけど、思っている以上に世界は広いし、活躍の場はあると思う」と背中を押してくれました。
そして今、だいたいそのようになっています。
フリーランス始めました
フリーランスを見据えて、会社員をしつつ副業を始めた最初のお仕事は、クラウドワークスのコーディングの単発のお仕事5万円。
え?ここからどうやって広げていけばいいんだろう?という状態でした。
どうやって仕事にしてくの??増やしていくの??
当時はとにかく行動に行動を重ねていただけでしたが、体系的にまとめると、
・中途半端に終わらせるのではなく「やることを決める」→「やることのゴールを決める」→「行動する」を繰り返す
・「お仕事ください」ではなく自分はこんな知識と経験を持ってますというのをアウトプットしていく。
・結果が出るまでには少し時間がかかるということを念頭において貯金のある状態で副業から始める
ちゃんと収入が安定するとかやりがいのある仕事で100%できている状態という目標に到達するにはタイムラグがあることを忘れてはいけないと思います。感覚値として1年くらいで達成する目標としてそれまでにさまざまなtry&errorを繰り返すイメージ。
私の場合、「こんな知識と経験を持ってますというのをアウトプット」の場はブログでした。
ブログを基軸に、
・ブログのアイキャッチをサンプル(実績)にアイキャッチや広告バナーのお仕事へ
・ブログをWordPressでつくったのでその経験からWordPressのカスタマイズ案件や構築のお仕事へ
・ブログでGoogleAnaliticsを使ったSEO対策&分析も少しやっていたのでその経験からコーポレートサイトの運用保守のお仕事へ
・Adobeツールの使い方を書いたブログ内容から書籍出版へ
営業は全くはしたことがないですが、まずアウトプットすることで1年くらいかけて徐々に仕事が広がっていきました。
フリーランス4年で身についたスキル
再び会社員になって改めてフリーランス4年で知らず知らずのうちにこんなスキルが身についたというスキルが4つあります。
タイムマネージメント
フリーランスになって、仕事の時間とプライベートの時間を自由に組めるようになり、求められているアウトプットを速く出して時間ができればプライベートの時間にできるということで俄然やる気になりました笑。
合間に映画を見にいきたいし、美術館も行きたい、子どもの参観も行きたいし、友達とランチもしたいということをモチベーションに(笑)、仕事を分解してtodoにまで落とし込み、そのTODOの時間見積もりをしてスケジュールに落とし込むというところはごく自然にできるようになりました。
また見積もった結果労働過多になるお仕事は事前にアラートをあげるし、がむしゃらに頑張るというよりかは交渉して折り合いをつけていく術も身につけました。
金銭感覚、コスト感覚
自分で自分に値付けをしていくので、今自分が時給いくらで働いていることになるのか?どのくらいの金額感だと「頑張ろう!」と思って働けるのか?作業内容と稼働費は適切か?など自分の収入とモチベーションに直結する部分なのでちゃんと向き合っていました。
(会社員時代、全く向き合わずに受け身でもらっていたなと改めて)
コミュニケーション能力
格段に上がりました。自分はこういう人間、これは嫌だ、こうしたいはちゃんと理論整然とアウトプットしないと人は動かせないし、良い結果は生まれない。言いずらいから我慢しようを卒業して、例え仕事がなくなってもいうべきことは言うべきだに変わりました。
自分で自分のご機嫌をとる
「ちょっと働きすぎじゃない?」なんて誰も声をかけてはくれないので(笑)自分で、ちょっと働きすぎてるな〜、休もうとかこの働き方良くないな、改善しよう。気持ちが落ちたら頑張って仕事に向き合うのではなくて一旦机から離れてカフェでもいこう、買い物行こうかなとか。
会社員だと今勤務時間だしという引け目があったけれどフリーであれば自分の時間は自分のもの。
なぜ再び会社員になったか?
ここまではどちらかというと「フリーランス最高!」ということを書いてきました。収入も去年1年で前年と比較して200万アップしました。(会社員だとなかなかここまでの上がり方はしないですよね)
それと同時に去年(2023年)は自分の枠を飛び出て新しい仕事をした1年でもあり、一つの仕事の区切りを感じました。
・とある仕事でよりプロフェッショナルさを求められた。「業務委託か?」「会社員か?」をすごく深く考えるきっかけがあり、私の場合は仕事もプライベートも大事にする働き方としての選択(スキルはそのために身につけるもの)だったが、周りはスキルがあるから別に会社に所属しなくてもやっていけるので業務委託という選択。自分が今後もフリーランスとしてやっていくにはスキルが足りない、弱いのでは?と思った
→性格上、一つのスキルで突き抜けるプロフェッショナルよりも広く色々できるオールラウンダータイプ。より色々学び色々挑戦したい
・一つの仕事の区切り(講師業)で、今後も同じように仕事はくると思うけれど自分としてはもう一段自身が成長しないと、今年以上の成果は出せないし、期待値以上のことはできないと実感
→もっとチームで成果を出すことにコミットしてやりたい
上記の2つの観点でフリーランスと会社員どちらが良いか?を考え会社員になりました。
会社員3ヶ月経って思うこと
会社員になってからも一貫して、「時間的自由は極力失いたくない」を意識しています。
特に人に流されず、17時には絶対に上がる。と決めています。
上がれない日も最初の頃はあり、どうすれば良いか?を考え日々のスケジューリングを見直しました。
また、(元々そうしたいとは思っていましたが、)色々な仕事に足を突っ込み、どれも中途半端になって何も得るものがないのでは?という危機感を持った時期もありました。
それに対しては、自分なりの目的意識と限られた時間での優先順位の調整をしました。
結果、元々関係性のある会社にジョインしたこともあり、業務委託の時と働き方は変わらず、会社員になったことへのストレスはゼロです。
今は、もっと新しいことをするために暇な時間を作りたいなと思っていますw。
まとめ
大事なことは自分で選ぶということ。
そしてずっとその状態という固定で考えるのではなくて人生のロードマップで考えた時に今の時期は何を選択するべきか?選択するのか?と柔軟に捉えることかなと思っています。
長々と書きましたがここまで読んでくださってありがとうございます。
こんな働き方や選択もあるよ!という1つの可能性として知ることであなたの気持ちが軽くなり、前向きな決断につながれば嬉しいです。
過去の働き方ログ
過去の働き方の振り返りものせておきます。ご興味ある方は見てください。