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今年から部署の異動兼昇進をさせてもらい、管理職に就き始めた。去年まで中間管理職として、数人のチームを率いらせてもらっていたのだけれど、今回有難いことに管理職のポジションに抜擢された。 7カ国出身のメンバーがいる部署をまとめる役割なのだけれど、立ち回りは簡単ではない。 それぞれの文化や習慣があることもあるし、言語や言語と文化に由来する表現方法の違いが原因で100%で伝わらないこともある。 背景の違いのみならず、もちろん個人の性格の違いや仕事のやり方、考え方の相違などももち
先日、ある同僚の深い価値観やルーツを知る機会があった。 私にとってはとても得意な人ではないけれど、家族やキャリアやその他の考え方を知れ、ある意味、親近感が湧いた。 その人の深みを語るには、職場での人格を知っただけでは浅すぎる。職場で見せる顔のほかに何個も顔があって、別の出会い方をしていたら、全く別の付き合い方になっていただろうなと思うことがよくある。 人の行動原理は、その人の育ち、ルーツ、バックグラウンドによって決められると思う。日々の行動や人生の中で大きめな決断をする
会社は経済活動をするところなので、利益を追い求めるのは至極当然だ。 とは言え、利益主義は私に合わないと感じることが多々ある。 人生で1番初めに利益主義に違和感を持ったのは、会社に入って始めて出席したミーティングだ。 誰もが売り上げや利益を軸に話していて、それまで経験したことがなかった私は、異様な光景に感じた。この月は、あるいはこの週はこれをして売り上げが上がった。もしくは下がった。売り上げを上げるためには来週、来月にはこれをする予定だ。目標と比べると何%足りないから、行
世の中無駄に見えるものはたくさんある。 通勤もそのひとつで、家からオフィスまでの移動時間が短ければ短い方が良い、もしくは毎日家から働けるならその方が良いと考える人もたくさんいると思う。 私も長らくその一人だった。 通勤に往復で2時間半費やしていた。事情があって住んでいるところが変われないのにプラスでオフィスが引っ越し、長い間毎日2時間半を通勤に費やしていた。 幸い、このご時世でリモートワークが導入され一時期、家で仕事をすることが多くなったりもした。だけど、家から働くこ
中間管理職がちゃんとしていない会社や組織はうまくまわらない。 これをここ近年で肌で感じた。経営陣と現場の声を聞いて吸収して、お互いに歩みよりながらもベストを探していく役割のはずの中間管理職。たしかに、板挟みになることも多く大変な立ち位置ではあるけれど、コミュニケーションと立ち回りが上手くなければいけない。 経営陣がこう言ってるからと、現場の声を無視して経営陣の言うことを通すだけなら、現場からは大きな反発が起こる。しかも伝言するだけなら、ただのパイプ役で存在意義がない。