【マイソングス】サンタ・マリア "Santa Maria" / ゴタン・プロジェクト(2002)
(30秒位から始まります)
タンゴと言えばアルゼンチン、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスは南半球の一番端っこ。
タンゴはタンゴでも今日のはタンゴ・エレクトロニコ。
タンゴをひっくり返す!という意味で付けた名前、ゴタン・プロジェクト。当時この新鮮なタンゴにみな夢中になりました。
メンバーがアルゼンチン、フランス、スイスの合併チームだったこともありフランスにも一大タンゴブームが再来しました。
アメリカ映画『シャル・ウィ・ダンス』で銀髪のリチャード・ギア様とジェニファー・ロペスが熱く踊ったのもこの曲。ダンスは意外とアラ削りでしたが。
先日はイタリアをご紹介しましたが、イタリア人も景気に流され、別な新天地を求め移住する人達が昔から多い国でした。そのイタリア人が職を求めアルゼンチンへ渡ったのは1880年頃。
歌好きな彼ら、もちろん小さなアコーディオンと共に船で地の果てに到着。
パリにも居るおじさんが弾いているアコーディオンは、左手で蛇腹を押し引きしていましたが、アルゼンチンのは、バンドネオンと言って左右に蛇腹を押し引き、演奏。
メリットは大音量と鋭いメリハリ。
熱いダンス、セクシーの代名詞のようで美脚好きの方たちには悶絶の踊り。
小さい頃に見た『母をたずねて三千里』のマルコが母をたずねたのもアルゼンチン。イタリアで"マルコ"とは日本で"タロー"と名付けるようなもの。
そんなマルコのお母さんも出稼ぎに。
特にエンディングテーマを聴くと、それがよくわかります。
明るいナポリ民謡風。イタリアが誇るマンドリンの音色が聴こえ、歌の中にも「ボンジョルノ・ミア・マードレ」と入る『かあさん、おはよう』。
そんなイタリア風メロディと、地元のパンパにあったミロンガというリズムに、パッションの味付けをしてできたのが、アルゼンチン・タンゴ。
その後1910年頃パリへ入ってきたタンゴ、当時はカトリック教会が禁止令を出すほどの大流行。
そんな中、カルロス・ガルデルが世界的に有名になったのは1930年代。
『ポル・ウナ・カベサ』は1935年の大ヒット曲。
1970年代にはアルゼンチン出身でパリに学んだアストル・ピアソラが人気に。こちらも神。曲は1977年の『リベルタンゴ』。
タンゴを元に、クラシックやジャズの要素を融合させ、ヌエヴォ・タンゴなるジャンルを開拓。
そしてそのピアソラ自身が唯一後継者として指名したのが、フランス人のリシャール・ガリアーノ。ニース出身のイタリア系。彼のアコーディオンはジャズ・タンゴとも呼ばれています。曲は『タンゴ・プール・クロード』。
映画『ラスト・タンゴ・イン・パリ』等でもお馴染みのようにタンゴとパリはいつもお似合い。
日本の方にはこちらのほうがお馴染みでしょうか🐱
私の友人はタンゴを踊るのが趣味でいつも一緒に踊りに行こう!と誘われますが...いまだ未経験。
しかもパリには外でタンゴを踊るスポットがいくつかあります。オペラ座前、トロカデロ広場など。
そのうちその気になったらね〜。といつも逃げている私ですが、みなさんにご紹介する為に写真でも撮ってきますか。
でもそしたら絶対踊るハメに!
きゃ〜〜...
マイソングスを聴きながら。