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プチトリップさんぽ! 〜〈アルデッシュ〉呑んだくれの夜は明けて


ぼんじゅ〜る、モナム〜ル♥
ぼんじゅ〜る、小鳥さん🕊️

昨夜たっぷり呑んで、ほろ酔い姐さんだったにも関わらず、お目覚めはトレ・ビヤン。
あらら、昨夜は誰がお姫様だっこでこの広いベッドまで?
中世の町で、すっかり気分はプリンセス。
さーて、お外はどんなお天気?

げげーっ!
雪、降っとりまんがな⛄
キビシー。
いや〜ん、寒いの苦手。
誰かお願い、広くて温かい胸で私を温めて!

...ってプリンセスはこの位で置いといて、朝食食べてこなくっちゃ。
ここの窓からは新幹線も見えないから、朝食あと回しにして、撮り鉄になる必要もないし🙄


いつものようにカフェ・オ・レをオーダー。
炭水化物メインの典型的フレンチ・ブレックファースト。
美味しいバターと、お宿のおばさんの手作りジャム。
さすがにドゥミ・バゲット(一本250gの半分か3分の1)とクロワッサンは多いので、バゲット密かにお持ち帰り。

これで、今日の昼食は決まり!
「おばさん、近くにスーパー、ありますか?」
「あ、すぐそこ。教会の目の前に。」

そのスーパーで、生ハム、ヨーグルト、バナナを仕入れピクニック準備完了! しかもバゲットにはバターも残さず塗っておきました👍
アーミーナイフとスプーン&フォークセットは必ず持ち歩く、昔ながらのバックパッカー魂。
これでどこへ行っても、餓死することはありません! 特に田舎では大活躍! 今やエコロなマイフォークセットは旅の必需品!

と、買い物から出てきたら、目の前のサン・ジュリアン教会へふらりと吸い込まれ...

心の底に燻り続ける、パイプオルガンへの情熱。機会があれば、ダイブ、飛び込みます。
隠れパイプオルガン・ファン♥
聴いていると頭の上からキラキラパワーを降り注がれたような気分。
しかし基本、カトリックではないのでミサ前には退散させていただくのがモットー。

それではやっとさんぽ! しましょ。

あっちこっちに中世の建物は続くんです。
雪が雨に変わろうとも。

こちらお城の入口。
昨夜下から見ましたよね。
👇これ。

だけど午前中は開いてません。
午後からの開館。残念😞

古い建物って、壁の間につっかえしておかないと、崩れて来ちゃうんでしょうか。
こんな細いきゃうん♥な小路があちこちに。

旧郵便局は新し目。
奥に見える山にはすっかり霧がかかり真っ白に。

雨に濡れちゃって、なんだか、あはん♥

ここはかつての町の入口、旧南門。
なかなか立派な佇まい。

するとふと耳を澄ませば。
パオーーン....
おぉっ! これは雨のせいの空耳ではあるまい。
確かに聞こえた列車の音。
ヤツは近い!
音のする方へ!
移動せよ、いやその前に、地図で確認せよ。
昨夜あれだけ言ってもらってきた紙の地図なんて、すっかり忘れて来ちまったようだ。
今までどうやって歩いてきた。
やっぱりいつもどおり、カンを頼りに歩くのみ。
いや、姐さんあのねぇ...😅

♪港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ
(を思いながら読むことをオススメします)

昔は地図もナシに歩いてたんだよ。
お天道様を頼りにねぇ。
朝、影が目の前に見えりゃあ西へ向かってる。
どの町だって教会のてっぺんが町の中心さぁ。
安宿は駅近く、ビールは立呑みのが安いに決まってる。
いくら呑んだって、荷物は足首に絡ませとかなきゃアブないよ。どこぞの誰かに持っていかれちまうからねぇ。
寝る時は大事なモンを頭の下にして寝るもんさ。
目が覚めたら一文無し、なぁんてことにならないようにね。
できるんだったら、一度旅に出たほうがいいよ。
お金なんかぁ、なくたって平気、平気。
上手く生きる術を知る旅さ。
スマホなんかぁ、なくたって平気、平気。
一つしか知らないフレーズで聞いてご覧よ。
意外と通じるよ。それでだんだん覚えていくのさ。その土地の言葉。
それで結構あちこちに知り合いできるよ。
アンタ、アペリティフの一杯ぐらいなんとかなるさ。運が良けりゃね。


...な〜んて言いながら数十年。
全然成長してない姐さん、今だに乗り鉄!?

ま、いっか。
こーんなよじれポイント見つけちゃったんだから。


いぇい✌️
やっぱり思ったとおりだぜぃ。
もちろんこんな田舎で、5分おきに通る列車はなく。
さっきの汽笛は夢か幻か、知る人もなし。
(今日はまだ呑んでませんよー。)

廃線鉄には、おすすめ。
利用客がいるんだかいないんだか、ぱっと見だけじゃ判断できないような駅舎。
駅長の家が線路のすぐ脇なんて当たり前。
駅長が定年になったら駅だって廃駅に。

ついでにシトロエン2CVも寂しく濡れて。
あはん♥

だけどやっぱり見ておきたいよね。
明るい時のローヌ河。
とりあえず起点に戻れ。

確かホテルの食堂に飾ってあった、昔の橋の写真。

同じ向きじゃないけれど。
お城が右手に写っていますね。
この頃は今の半分位の幅だったらしい。

そしてこんなところにもレリーフが。
語源になったロダヌスと葡萄のショット。

そして、あのゴッホも描いてます。
1888年発表の『ローヌ河の星月夜』。
今ではオルセー美術館蔵のようですが、やはり芸術家は、呑んだくれてby Nightを楽しむのがお好き、だったのでしょうか。

昨夜も暗がりで確認しましたが。
橋の端を引っ張る根元、明るくてもしっかりギンギンに頑張ってますね。
良かった😚

どうやら町を半周し、ホテルの裏へ戻ってきたようなので、そろそろ休憩としましょうか。

こんな小さな河岸への通り抜けをくぐり表通りのカフェへ。

アン・カフェ・シル・ヴ・プレ!

(カフェ一杯、お願いしまっす!)

ぱひゅん♥




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