NEW ERA BRAND Challenge 結果
こんばんは、みちるんです。
かねてより参加していた NEW ERA BRAND Challenge の最終審査には進めませんでした。
今回は記録としてこのnoteを書きたいと思います。
NEW ERA BRAND Challengeとは?
今までアパレルの知識ゼロでしたが、SYOREs.jp × SHE × shitateru × CAMPFIRE (敬称略) の新しい取り組みにわくわくし、その場で応募しました。
このチャレンジに参加するにあたって、まず「服」とは何か?なんのためのものであるか?を改めて考え直すことから始まりました。
1:思想を纏った服づくり
服を着ることは社会生活において必須の行動です。それではなぜ、その人はその服を数ある服の中から選び取り、良いと判断し、購入し、着ているのか?
これを考えた時に、私は「人とかぶりたくはないけど、その場でふさわしい範囲内での綺麗めな服」を選択して着ていることに気付いた。
服を選ぶ際の主体は自分であるようで「その場の雰囲気における正解」という他人軸で選択をしていたことに。毎日の着る服すら自分で選んでいなかったことに少し落ち込み、その次の日から「自分が着たい服」を主体的に選ぶようにしてみた。すると今まで頼りにしていた場の尺度というものさしがなくなったので、その日一日を共にする服を選ぶだけでも想像以上に多くのエネルギーを使った。以前より多くのエネルギーが消費される一方で、自分で考えて選んだ一着を着ていると、とっても気分がいいし自分のことを深く知れるようで感動した。
そこで私は「自分の想いを服で表現したい!」と思い立った。
強い想いの詰まった服、これこそが正解だ!と。けれどよくよく考えてみると、大半の人はかつてのわたしと同じように「場」を軸に判断する。そこでは強い主張を強いデザインで表現した服は好まれない。
というか、デザイナーでもパタンナーでもないわたしが、まずこの思想をどうやって服にするんだ………!?!???!?
ということに気づいた。これではデザイナーさん頼みになってしまう…!
案1、撤収!
2:オフィス用の作業服
現状の事実として、「着る」ためだけの服は溢れかえっている。それでもなぜ服を作るのか?
これを考えた時に、その服を着ることでより「便利」だったり「スマートに見せられる」という便宜上の理由もあることに気づいた。
例えば、オフィスカジュアルと呼ばれるもの。オフィスで着るにふさわしい「見た目」の服装ではありますが、デスクワークの人に向けた設計されたものではないのではないか?ということに気付く。それならば、オフィス用の作業着を作ろう!
方向性が決まったが、それは本当に服で解決しなければならないものなのか?という問いが浮かぶ。腰が痛いなら座椅子やクッションなど、服ではない他のアイテムを使う方がいいのではないか?と。
確かに、毎日のデスクワークで腰が痛いからといってそのための服を作っても、デスクワーカーの方々はデスクの前だけで生きているのではない。家から歩いて階段をのぼり、電車に乗る。一つの課題を解決するために、その他の行動の妨げになるような服では意味がない。わざわざオフィスで着替えるのも面倒だし、クッションが最適解な気がする。案2、撤収!
3:もう、服いらないじゃん
今日現在、世界ではたくさんの服が作られ、消費されている。そのスピードは尋常ではなく、今のまま消費を続けると2050年には地球2.3個分の資源が必要だと言われている。
H&Mのサステイナビリティレポート2017によれば、その時に必要となる服の量は、現在の約3倍となる1億6千万トンにのぼり、地球2.3個分の資源が必要になる。 https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/2018-10-20/hm
これを考えた時に、もうこれ以上服作る必要なくない?という結果にたどり着いた。
似たようなブランドが所狭しと並ぶファッションビルで、同じような値段で売られる違うようで同じような服。
一見華やかだが、お金を費やすためだけに作られた、消費のための服。
事実、一時の流行を形作った大手アパレルブランドも続々と経営悪化・破産に追い込まれている。
もう、そんなものに価値を感じなくなってしまったし、わざわざ自分が生産する必要もないと感じた。
以上の紆余曲折を経て…最終的にたどり着いたのは下着だった。
「コミュニケートする下着ブランド BABE OCEAN(仮)」
(下着は外から目に見える服ではないが、今回の規定内だったためOK)
現状ある下着の概念を打ち破り、下着としての機能はもちろん、社会的な側面も強いものになっています。もちろん、エシカルやサスティナブルな文脈も大事にしたいと思います。
本当に実現させたいのでぜひ壁打ちさせてください〜!よろぴくお願いします♩
また、今回の発表で服以外にも学ぶこともありました。
今回のコンテストでは、一目見て華やかな方が選ばれていました。内容を充実させていることは大前提として、なりたいポストがあるのならば、その当事者のように振る舞うというか、周りにそう思わせるような工夫が大事なのかな、と感じました。(今回のnoteのサムネもその教訓を活かしているつもり)
女性のためのブランドを審査するための審査員の方が、ほとんど男性であったことなどには少し疑問を抱きましたが、全体としてはこのコンテストに参加して本当によかったです。
この2週間、かつてないほど服に向き合い、その意味を考えました。きっかけとなる、このような素敵な機会を作ってくださった運営さんに感謝です。
最後に
また、このコンテストをきっかけに一つ新たな夢ができました。社会の不条理をなくすこと、その第一歩になるような文化を作る!そのための提案です。
そこでみなさん、もしよければ壁打ちさせてください!よろしくお願いします☀︎
最後に今回ブランドを考えるにあたって、参考にした本です。どの本も読みやすくわかりやすかったのでおすすめです。
「コミュニケートする下着ブランド BABE OCEAN(仮)」概要
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いっぱい本読みたい!!です!!!