生きていくのに大切なこと
私は幼少期から、人間とは何か、なんのために生きるのか、という疑問があった。戦争しかり、暴力や欺瞞、これらが人々の生活を幸せに豊かにするものでは無いことは明らかであるにも関わらず、人間が人間を敬うことなく残虐な歴史が繰り返されている。私は両親を通して生まれてきたが、そこに「自分」の意思があったのかも分からない。気づけば、人間として、日本人として、私は他の人々と似た一定の生活を送るようになっていた。私の人生には様々な苦難があり、それらを通して私自身に湧き起こる感情と、私と相対する