忘れっぽいのは短所か長所か
上司『昨日の仕事のことなんだけど詳細覚えてる？』
俺「はい！？あー、、えーと、、、覚えてないですね！」
上司『チッ！ったく（苦笑い）』
俺『へへへ、、（苦笑い）』
こんなの日常茶飯事で、前日にやったことなんて本当に覚えていない。だって日報見ればわかるし、いちいち覚えられない。
そもそも俺は忘れっぽい。
これは子供の頃からで、加齢によるものとかではなく性分なんだと思っている。
おそらく他の人より色んな事柄を忘れながら生きてきた。
あまり物事を深く考えずに行動して生きているせいか、思い出そうとしても記憶からスッポリと消え去っている事が本当に多い。
この忘れっぽさは短所なんだと悩んだ時期もあったりした。
「しかしこれは本当に短所なのか？」と最近は思うようになってきた。
ここで検証したいと思う。
①旅行先
そんなに今までいろんな土地に沢山行っている訳ではないのだが、写真とか物に残って無いと思い出せない。
そこで食べた地元の名物とかの味もフワッとした記憶しかない。
でもそのおかげで何回同じ土地に行ってもその度にフレッシュな気分で楽しめている。
実際に気に入った土地には何回も足を運んでいる。
②新刊の漫画
新刊が出る度に前巻の話を忘れている。なんなら前々巻位まで忘れてる始末。
こうして新刊が出ると、それを読む前に何冊か遡って読めるので得した気分。
最終巻が出る頃には1巻の内容を確実に忘れているので、全巻読破してからラストを迎えられて気分が良い。
③スマホ共存
予定とか思い付いた事を頭に留めておけない。3歩進むとマジで忘れている。
よってiPhoneのリマインダー・メモ・スケジュールの三種の神器をフル活用しているので、スマホに管理されて生きていると言っても過言では無い。
しかしながら以前にも書いたのだが、俺はスマホ依存では無く、共存して生きていくと決めている！
この小さい端末は俺の記憶の分身です。
④数分後
「あっ！コレ終わったらアレやろう」
そう思いながら手をつけている事を片付けた直後にやろうとしていた事を忘れている。
こればかりは救いようが我ながらなくて完全に短所である。iPhoneにリマインダーするのも忘れてる始末。
さっきもそのおかげで楽天スーパーセールでミックスナッツを買い損ねた。
クソがっ！！
⑤昔の記憶
小学校の時にイジメられた記憶や、会社で先輩にクソみたくいびられた事、元カノにプライドをブチ壊された思い出など、ものの見事に忘れてる。トピックとしては覚えているが詳細までは忘れた。
なんなら懐かしのメモリーとして「それもまた人生の経験値」なんて思えるから、忘れっぽいのも捨てたもんじゃ無い気がしてる。
悪い事もサッパリ忘れちゃうが、良い事も同様にバッチリ忘れちゃう。あの時の感動はいったいどこへ！？それっぽく言えば、【現在（いま）を生きている】ってこと。
だから日常の感動を写真や文字にしてたくさん納めるようにしている。
こうして1点を除き短所と思っていた忘れっぽさを書き出してみて思う事は、短所を長所に変換していく作業って実は生きていく上でめっちゃ重要なんじゃない？なんて事に気付いた。
もうこの歳で治していくのは無理だろうし、前向きに長所として捉えられれば良いと思っている。
でもこの素晴らしい気付きも多分忘れるだろう。
なぜなら俺は忘れっぽいから
。