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【リアルライフゲーム第4話】『人間らしいステータス”D”について』

注)本作品は「人生をゲームのように攻略する」をテーマにした『リアルライフゲーム構想』において各種ツールや考え方を整理するための創作です。本構想を元にゲーム化・漫画化・コーチングサービスが展開されます。多分。

あっ、はい

次回ですね…

(でたよ次回)
(目の前で話してるんだけどな…)

あれ?
もうきた?

そうみたいですね
もう次回がきましたよ

さて

「ステータス」
については
どのくらい
お話しましたかね?

ここまでの話だと、

ステータスは

HABCDSの6つ

パークを取ったり

なにかやれば

ステータスが上がる

ってことまでは聞いたぞ。

ありがとうございます
ばっちりですね

ゲームでも
「HP」
「こうげき」
「すばやさ」
など
ステータスがありますが

リアルライフゲームでも
同じということです

そんで

「Sは素早さ=行動力」

ってのは

この前の話で聞いたが、

新しく「D」が出てきて

なんだそれは?

となってる所だ。

ばっちりですね

ではについて
解説していきましょうか

Dは特防です
”特殊防御力”
略して特防です
(お察しの通り)

リアルライフゲームでは
「精神力」
を意味します

他のゲームでいえば
魔法防御力」
「精神防御力」
「呪い体制」

みたいな感じでしょうか

精神力か

ここまでの話を聞いていれば

まあ不自然はないというか…

たしかにリアルライフなら

精神力は大事な気がする

順応が早くて
助かります

ただ
注意点として
「精神力」
という言葉は
とても解釈が豊富
です

では
聞いてみますか
「精神力」というと
どんなイメージですか?

うーん

そう言われるとな…

「我慢強い」とか

「集中力がある」とか

「メンタル強い」とか?

たしかに曖昧だな。

「精神力」って

なんか定義がないのか?

定義というと
難しい
んですよね

辞書的なものもあれば
どこかの誰かが
「精神力とは○○ということだ」
と言っているものもあるでしょう
(真偽はさておき)

ここでは
定義を明確にするよりも
「精神力の”要素”」
を整理しましょう

定義よりも要素です

定義より要素ね。

1+1=2みたいに

ハッキリした定義が

必要ないってことなのか?

そういう解釈で
良いと思います

本ゲームでの
「D=特防」
「精神力」


精神的安定」
「価値観の明確さ」
「自己理解の深さ」

あるいは
「自分の芯がある」
「自信がある」
みたいな表現ですね

このあたりを含む
広い概念になります

「精神の力っぽいな」
って思えばそれでOK

ざっくりでいいんです

ずいぶんざっくりだな。

「自信」とかは分かるが、

価値観とか

自己理解も含むのか?

含む
というよりも

価値観が明確になる
自己理解が深まる
ということで

「精神的安定」の向上

「自分の芯」が作られる
という
イメージでしょうか

そのへんを
広く含むのが
ステータス「特防・D」
ですね

なんとなくだが

少し分かってきたな。

その広い概念の「精神」

みたいなところの

「防御力」で「特防」

というわけか。

そうです

分かりにくい人は
ゲームでいう
「魔法防御」
というのも近いです

魔法攻撃に対しての
防御力というのが
魔法防御にあたりますが

リアルライフゲームでは
「魔法攻撃」にあたる
「精神面への攻撃」
「精神的ダメージ」
があります

それへの耐性
対処ができるかどうか
といいうことも
「特防」と言えますね

魔法攻撃と言われると

の渦で焼かれるとか
で押しつぶされるとか
の力で飲み込む

とか
そんなかんじか?

ゲームらしくなってきたな。

リアルライフゲームでも

そういうかんじなのか?

もちろん
実際の魔法では
ないのですが

えるように辛く
中のように息苦しく
のように暗い
似ているかもしれませんね

「精神的なダメージをうける」
その要因が「魔法攻撃」
と捉えてください

世の中には
「メンタル下げ」
要素がたくさんありますからね

人間関係の悩み
自分の心の声
焦りや葛藤
死や老衰
失敗や不安
理不尽なクレーマー
職場や家族の悩み
思うとおりに行かない
何をしていいか分からない

それらをひっくるめた
「魔法攻撃」
に対面したときに


自分が受け入れられるか
対処できるのか
精神が耐えられるのか

それが「特防」であり
「精神力」というわけです

なるほどな。

たしかにそう言われると

実際に毎日毎日

精神的なダメージを負っている、

そんな気がするし、

その対処が出来るんであれば

その力をつけたいとも思うな。

なにより
特防はとても
「人間らしい」

ステータスです

なので
まるで現実のような
リアルライフゲームを
攻略しようとする際には

優先して
特防のレベルアップ

を図ることが
攻略の糸口になる
かもしれませんね

実際に巷では
「D」向上に役立つ
「パーク」が多数あり

その礎になるような
「参考書」や「研究結果」
「参考になる意見」
も多くありますからね

ショップを見てみますか

そうだな、そういう

攻略のアドバイスをもらうと

早速やってみよう

そんな気分になってきたぞ。

今だとショップには

どんな「パーク」が売っているんだ?

そうですね


今売っているものは
『ストレスコーピング』
というパークですね

これは
「汎用パーク」であり
それに
「上位項目パーク」
ですね

なので
今後もどんどん派生して
多くのパークの取得
に繋がる
と思いますよ

概念はこちら厚生労働省へ

そうなのか。

「上位項目パーク」

なんてのもあるのか。

この

「ストレスコーピング」という言葉

自体初めて聞くんだが

どういう意味なんだ?

ゲーム用語ではないよな?

そうですね
現実世界の用語です

直訳すれば
「ストレスへの対処」
という意味ですが

リアルライフゲームでは
問題の根本を解消する
という意味合いではなく

「ストレス解消」
「ストレス発散」

という意味合いが強いです

なるほど

「ストレス発散」なら

確かに分かりやすいな。

実際に私も
『SC:自分のコーピングリスト』
というパークを持っています
(SC=Stress Coping)

自分用にカスタマイズした
「ストレス対処方法のリスト」
とでも思ってください

(実際のスマホメモを見せるのは)
(少々恥ずかしいのでいずれ)

ストレスを感じた際
気持ちが落ち込んだとき
精神的に疲れた時


そんな時には
このリストを見返して
回復を試みるわけです

音楽を聴くとか
アニメを見るとか
ゲームするとかは
手っ取り早いですね

「ストレス発散」は
大事なことですから

やっぱり大事なのか?

そりゃ

ストレスは日々溜まる

だからと言って

どうにかしようという考えは

今までなかったんだがな…


これは
わたしの考えになりますが
お話しましょう

まず
「ストレスは誰しも溜まるもの」
そして
「対処が出来るもの」
という
考え方を持つことが
重要だと考えています

ストレスが
「対処できないもの」
「コントロール不可なもの」

となってしまうと
どうしようもない
諦めに繋がってしまいますが

ストレスは
「対処ができるもの」
「コントロールができる」

と考えられれば
どうにでもできますからね

もちろん
ストレスの源の解決
が出来ればいいですが

ストレスの発生源には
どうしようもない存在や状況
もありますからね

それだけでなく
ストレスを感じた時の
「ストレス解消」


ここまでを含めて
「ストレスには対処できる」

と思ってもらえたらいいです

魔法攻撃を撃ってくる固定砲台や
火山の環境ダメージ
みたいな感じでしょうか

その砲台を壊せないのなら
その火山を叩き割れないなら
防御力を上げたり
遠回りをしたり
回復薬を飲んで突っ切る
のが攻略になるわけです

なるほどな、

いい話を聞いたな。

それにしても

「ストレス解消」は「回復薬」

というわけか、

まるで本当のゲームだな。

確かに回復薬さえあれば

ダメージ食らっても何とかなるし

逆に言えば

モンハンでも回復薬が切れると

一気にヤバくなるもんな。

モンハン
いいですよね

精神的なエネルギーは
耐久値や体力のように
削られていくものです

突発的なものもあれば
継続的に削られるものも
あると思います

壊れずに耐えられるか
ダメージを避けるか
という点での
耐久力も大事ですが

受けたダメージを
回復するという考え

同じように大事ですね

ダメージを回復ね。

たしかに、

ゲームなら当たり前なんだが、

リアルライフゲームでも

同じような感覚で

取り入れていく方がいいな。

ぜひ取り入れましょう

あと大事なことは
回復のパターンですね

体力回復は回復薬
毒の時は解毒薬
暑いときにはクーラードリンク

こんな風に
特定の状況で発動する
「特効パーク」

を取り入れるのも
いいかもしれませんね

「特効」?

ゲームでよく聞く用語だが

リアルライフゲームでは

どういう意味なんだ?

「特効」というと
色々な意味がありますが

今回の場合には
「特別効果」
「特効薬」

のイメージですね

リアルライフゲームなら
「特定状況への対処」

という感じです

先の例で言えば
「毒に困りそう」
であれば
「解毒薬を用意する」
という発想で

「クレーマーが苦手」
であれば
「クレーマーの対策手段」
というのが
「特効」にあたります

ストレスが生じる場面に対して
適切な「特効」を用意できれば
「なんとかなる」
という
安心に繋がりますからね

通勤時のストレス
自分をすぐ責めてしまう
夜にスマホを見ちゃう
早起きが出来ない

こういったことのも
「特効」で対処できる
かもしれないですね

いい話を聞いた、

朝起きれないはあるからな~

今度ショップを見てみようかな。

そうですね

敵がどういう攻撃をしてくるか
明確な時には
「特効パークを用意する」
という風に攻略しましょう

「早起きしたい」は
対処も明確だと思いますし
リアルライフゲームでは
「汎用パーク」として
情報が揃ってますからね

それでは、
忘れないように

「サブクエスト」
「早起きできるようになる」
を追加しておきますね

サブクエスト?

なんだそれは?

おっと
おっとっと

「サブクエスト」は
説明がまだでしたかね

それでは
「次回」
をお楽しみに

でたよ、次回

ていうかこのゲーム

チュートリアル長いな…

次回
『人生を充実させる”サブクエスト”』



作者あとがき

ステータスD

「精神力」というステータスは入れたかったのです、なぜなら「精神力は鍛えられる」という発想を持ってほしいから。性格や個性は変わらないかもしれませんが、鍛えられる部分ももちろんあります。「自分は怠け者だから」「飽きっぽくて長続きしないから」「怒りっぽいから」というな発想はあるかもしれませんが、トレーニングによって変えられる部分は十分にあると思います、ただ「トレーニングして修正しようという気持ち」がないのか、「頑張ってまで鍛えるほどではない」と思う人もいるのでしょう。もしも「人生を攻略したい」となった際に「精神力のトレーニングがいい攻略方法だ」と思った人がいるなら、ぜひ取り組んでみましょう、他のステータスをレベルアップしたほうがいい場合もあるので、優先度は大事です。

現実世界での人間のステータスを、ポケモンのHABCDSに当てはめようとする際に考え方が難しかったのがDとBです。この2つは「耐久力」という風にしてしまうとひとくくりになってしまいますし、Bを体力にすると、それではHは?という風になっていきます。正直な所、Hの設定についてはまだあまり確信がないので、当初のプロットの内容から変わってくるかもしれません。

モンハンは人生だ

モンスターハンター、略してモンハン。私は多くの時間をこのゲームに費やして、多くの期末試験の成績が悪くなったことを覚えています、最高のゲームの1つだと思います。そしてモンハンには、その人の人生というか、考え方が大きく表れると思っています。なのでリアルライフゲームでも頻出しますのでご承知おきください。

ゲームは「攻略」と言っても、色々な楽しみ方や攻略方法があります。モンハンはその選択肢が多いので、リアルライフゲームにも通じるところがあるのだと思います。効率重視でスキルを組む人、毒や属性の対策をちゃんと講じる人、防具に無頓着な人、ファッション全ぶりな人、色々な武器を使う人、サポートして周りが楽しむのを手伝う人、武器のコレクター、環境生物が好きな人、友達とガヤガヤするのが好きな人、タイムアタック勢、防具ナシ縛り、攻撃せず爆弾だけで倒す、攻略動画を見る人、攻略は見ない人、ストーリーにのめりこむ人、そうでない人。ぱっと思いつくだけでもこのくらいの人がいて、その裏には「その人の価値観・こうあるべき・こうすべき」が存在しています。そして、それがモンハンというゲームに現れるのはとても面白いです(価値観違い過ぎて喧嘩になっていたり意見の衝突があるのも現実世界っぽい)今回のリアルライフゲームでは、こうしたすべてのハンターにとって「その人に合った攻略」がスムーズになるようなツールを作っているわけです。スマホがとても便利で全人類が使っているように、「ゲーム好きが自分の人生を攻略しようとするときの便利ツール」を作っているわけです。

「特効パーク」について

葬送のフリーレン、見てますか?あの作中で「それいつ使うの?」みたいな魔法あるじゃないですか、あれってとても面白くないですか?「特効」にはそういう要素もあると思っていて、そうした日々のちょっとしたところに対して、自分なりの回答を持っている、というだけで人生がほんのちょっと明るくなると思っています。今の私の身の回りだと、部屋のリモコンの置き場所ですかね、これもいい置き場所が見つかって、ずっとそこにあるんです、散らかっているんじゃないんですよ、そこがいいんです。ちょっと「特効」のレベルが落ちましたが、そうした些細なストレス源についても、自分なりの対処ができていれば気分が上がります。雨でテンションが下がる人は好きな雨具を見つけること、通勤がつらい人は通勤時の楽しみを作ること、椅子に座って辛い人は良い椅子を買うこと、肩こりがつらい人はストレッチをすること、こうした1つ1つのストレス源をこの人生の中でどんどんつぶしていけば、より良い人生に近づくと思っていますし、なにより「やることがありすぎて困る」くらいに対処することがたくさんあると思います。USBが刺さりにくいとか、眼鏡が曇るとか、そういう小さいことでさえ「特効」は有効ですし、そうした痒い所に手が届くみたいなアイデアは、あなただけでなく全人類の痒い所を解消するかもしれませんからね、もしナイスアイデアが見つかれば億万長者になれるかもしれませんよ。このリアルライフゲームのプラットフォームでも、そうした「それ何につかうの?」みたいな「特効」パークがたくさんあってもいいと思います。「銅像をきれいにする魔法」とかが現代社会にあったらすごいですからね、いや私が知らないだけで、きっとあるんでしょうね。

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