【リアルライフゲーム第4話】『人間らしいステータス”D”について』
あっ、はい
次回ですね…
(でたよ次回)
(目の前で話してるんだけどな…)
…
あれ?
もうきた?
ここまでの話だと、
ステータスは
HABCDSの6つで
パークを取ったり
なにかやれば
ステータスが上がる
ってことまでは聞いたぞ。
そんで
「Sは素早さ=行動力」
ってのは
この前の話で聞いたが、
新しく「D」が出てきて
なんだそれは?
となってる所だ。
精神力か
ここまでの話を聞いていれば
まあ不自然はないというか…
たしかにリアルライフなら
精神力は大事な気がする。
うーん
そう言われるとな…
「我慢強い」とか
「集中力がある」とか
「メンタル強い」とか?
たしかに曖昧だな。
「精神力」って
なんか定義がないのか?
定義より要素ね。
1+1=2みたいに
ハッキリした定義が
必要ないってことなのか?
ずいぶんざっくりだな。
「自信」とかは分かるが、
価値観とか
自己理解も含むのか?
なんとなくだが
少し分かってきたな。
その広い概念の「精神」
みたいなところの
「防御力」で「特防」
というわけか。
魔法攻撃と言われると
炎の渦で焼かれるとか
水で押しつぶされるとか
闇の力で飲み込む
とか
そんなかんじか?
ゲームらしくなってきたな。
リアルライフゲームでも
そういうかんじなのか?
なるほどな。
たしかにそう言われると
実際に毎日毎日
精神的なダメージを負っている、
そんな気がするし、
その対処が出来るんであれば
その力をつけたいとも思うな。
そうだな、そういう
攻略のアドバイスをもらうと
早速やってみよう
そんな気分になってきたぞ。
今だとショップには
どんな「パーク」が売っているんだ?
そうなのか。
「上位項目パーク」
なんてのもあるのか。
この
「ストレスコーピング」という言葉
自体初めて聞くんだが
どういう意味なんだ?
ゲーム用語ではないよな?
なるほど
「ストレス発散」なら
確かに分かりやすいな。
やっぱり大事なのか?
そりゃ
ストレスは日々溜まるが
だからと言って
どうにかしようという考えは
今までなかったんだがな…
なるほどな、
いい話を聞いたな。
それにしても
「ストレス解消」は「回復薬」
というわけか、
まるで本当のゲームだな。
確かに回復薬さえあれば
ダメージ食らっても何とかなるし
逆に言えば
モンハンでも回復薬が切れると
一気にヤバくなるもんな。
ダメージを回復ね。
たしかに、
ゲームなら当たり前なんだが、
リアルライフゲームでも
同じような感覚で
取り入れていく方がいいな。
「特効」?
ゲームでよく聞く用語だが
リアルライフゲームでは
どういう意味なんだ?
いい話を聞いた、
朝起きれないはあるからな~
今度ショップを見てみようかな。
サブクエスト?
なんだそれは?
でたよ、次回
ていうかこのゲーム
チュートリアル長いな…
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作者あとがき
ステータスD
「精神力」というステータスは入れたかったのです、なぜなら「精神力は鍛えられる」という発想を持ってほしいから。性格や個性は変わらないかもしれませんが、鍛えられる部分ももちろんあります。「自分は怠け者だから」「飽きっぽくて長続きしないから」「怒りっぽいから」というな発想はあるかもしれませんが、トレーニングによって変えられる部分は十分にあると思います、ただ「トレーニングして修正しようという気持ち」がないのか、「頑張ってまで鍛えるほどではない」と思う人もいるのでしょう。もしも「人生を攻略したい」となった際に「精神力のトレーニングがいい攻略方法だ」と思った人がいるなら、ぜひ取り組んでみましょう、他のステータスをレベルアップしたほうがいい場合もあるので、優先度は大事です。
現実世界での人間のステータスを、ポケモンのHABCDSに当てはめようとする際に考え方が難しかったのがDとBです。この2つは「耐久力」という風にしてしまうとひとくくりになってしまいますし、Bを体力にすると、それではHは?という風になっていきます。正直な所、Hの設定についてはまだあまり確信がないので、当初のプロットの内容から変わってくるかもしれません。
モンハンは人生だ
モンスターハンター、略してモンハン。私は多くの時間をこのゲームに費やして、多くの期末試験の成績が悪くなったことを覚えています、最高のゲームの1つだと思います。そしてモンハンには、その人の人生というか、考え方が大きく表れると思っています。なのでリアルライフゲームでも頻出しますのでご承知おきください。
ゲームは「攻略」と言っても、色々な楽しみ方や攻略方法があります。モンハンはその選択肢が多いので、リアルライフゲームにも通じるところがあるのだと思います。効率重視でスキルを組む人、毒や属性の対策をちゃんと講じる人、防具に無頓着な人、ファッション全ぶりな人、色々な武器を使う人、サポートして周りが楽しむのを手伝う人、武器のコレクター、環境生物が好きな人、友達とガヤガヤするのが好きな人、タイムアタック勢、防具ナシ縛り、攻撃せず爆弾だけで倒す、攻略動画を見る人、攻略は見ない人、ストーリーにのめりこむ人、そうでない人。ぱっと思いつくだけでもこのくらいの人がいて、その裏には「その人の価値観・こうあるべき・こうすべき」が存在しています。そして、それがモンハンというゲームに現れるのはとても面白いです(価値観違い過ぎて喧嘩になっていたり意見の衝突があるのも現実世界っぽい)今回のリアルライフゲームでは、こうしたすべてのハンターにとって「その人に合った攻略」がスムーズになるようなツールを作っているわけです。スマホがとても便利で全人類が使っているように、「ゲーム好きが自分の人生を攻略しようとするときの便利ツール」を作っているわけです。
「特効パーク」について
葬送のフリーレン、見てますか?あの作中で「それいつ使うの?」みたいな魔法あるじゃないですか、あれってとても面白くないですか?「特効」にはそういう要素もあると思っていて、そうした日々のちょっとしたところに対して、自分なりの回答を持っている、というだけで人生がほんのちょっと明るくなると思っています。今の私の身の回りだと、部屋のリモコンの置き場所ですかね、これもいい置き場所が見つかって、ずっとそこにあるんです、散らかっているんじゃないんですよ、そこがいいんです。ちょっと「特効」のレベルが落ちましたが、そうした些細なストレス源についても、自分なりの対処ができていれば気分が上がります。雨でテンションが下がる人は好きな雨具を見つけること、通勤がつらい人は通勤時の楽しみを作ること、椅子に座って辛い人は良い椅子を買うこと、肩こりがつらい人はストレッチをすること、こうした1つ1つのストレス源をこの人生の中でどんどんつぶしていけば、より良い人生に近づくと思っていますし、なにより「やることがありすぎて困る」くらいに対処することがたくさんあると思います。USBが刺さりにくいとか、眼鏡が曇るとか、そういう小さいことでさえ「特効」は有効ですし、そうした痒い所に手が届くみたいなアイデアは、あなただけでなく全人類の痒い所を解消するかもしれませんからね、もしナイスアイデアが見つかれば億万長者になれるかもしれませんよ。このリアルライフゲームのプラットフォームでも、そうした「それ何につかうの?」みたいな「特効」パークがたくさんあってもいいと思います。「銅像をきれいにする魔法」とかが現代社会にあったらすごいですからね、いや私が知らないだけで、きっとあるんでしょうね。
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