ブティックの仕事、それはレシピを提供すること!?
こんにちは!
藤井雅範です。
“食料品を買いにスーパーに行くこと”と“洋服を買いにブティックに行くこと”。
同じ買い物でも何が違うんだろう?そんなことをぼんやり考えていると、『あっ、どちらもVMDの効果は同じだよね!』と思ったので、それについて書いてみますね。
スーパーへ食料品を買いに出かける
食料品を買いにスーパーに行くことは日常のこと。
日々の献立を作る上で欠かせない行為であることが多いでしょう。
あらかじめ想定されたレシピに沿ってお買い物をする。
或いは、レシピでは不要でも特売品で安くなっているものを見て、いつもの献立に使えそうだから買う場合もあるでしょう。
しかしいくら特売品で安くなっていると言ったって、普段食べないものや好きな献立に仕上がらないものはまず買わない。
あらかじめ献立を想定したお買い物になっている場合が多い、ということです。
しかしこんな陳列をみたらどうでしょう?
普段あまり食べないパプリカ。
でもこんなふうにカラフルに並べてあるのを見ると、イメージが膨らみます。
「あっ、このパプリカで4色の彩りでサラダを作ったら子供が喜ぶんじゃないかな?」
そんな風に思って、レシピ外のパプリカを買うかもしれません。
特売にはなっていなくてもね。
これは、
あらかじめ想定された献立のお買い物ではなく見せ方の魅力で衝動買いをしてしまった
ということになります。
しかもその先には子どもたちの喜ぶ顔が浮かんでいる。
こんなお買い物は楽しいですよね〜
ブティックへお洋服を買いに出かける
お洋服を買う場合は食材を買う場合とは違います。
献立に沿ってあらかじめ考えてレシピがあったとしても、それ以外のレシピに変わることが普通です。
「スカートを買いに行くつもりがワンピースを買ってしまった」
なんてことはよくありますよね。
例えば“デートに来ていく服”という献立があり、そのためのレシピが“スカートにニットを合わすこと”だったとします。
でもより女らしく見えるワンピースと出会えば、レシピは変えても献立は出来上がります。
それも、より美味しくなっていたりする!
考えてみれば、そのためにディスプレイしたり接客したりSNSやブログで発信したりするんですよね〜
だから魅力的に見えるディスプレイやインスタのスタイリング、シーンをイメージしながらの接客、といったことが大切。
食品売り場のパプリカのように。
売りたいもの、売れているものをただ見せているだけでは、実は効果はないのです。
どんな美味しい献立に仕上がるのか?
そのレシピを提供するようなディスプレイや接客をして見てくださいね!