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仮説を立てるクセはついていますか?

どういう文体でnoteと向き合うのが自分にとって心地よいか、日々実験しながらアウトプットしています。
今日はひろゆき氏の著書『無敵の思考』を読み、今まで考えてきたことに似ていること、自分にも適用したらよさそうな考え方を少し紹介します。
(本当は最近の著書『1%の努力』を読むつもりが、誤ってkindleでこちらを買ってしまったのはここだけの話…)


仮説を立て世界を観てみよう


自分の「無意識」の能力、すなわち直感を信じて判断することが、結果的に正しかったりする。
それは自分の今までの経験と動物的な勘を併せて判断すること。
ただしそのセンサーの精度を高めるためには
仮説を立てて、それが外れたら見直す」ことを日常的にやっておく必要がある。
満員電車に乗っているとき、知らないお店にチャレンジするとき、ふらふら散歩しているとき。
些細なあらゆるシーンにおいて仮説を立てることはできる。
それが自分の知的好奇心を満たすことにもなるし、センサーを磨くことにもなる。
だから、周りの世界を、仮説の対象として観てみよう。
少しいつもと違う世界がみえてくるかもしれない。


話の内容は固有名詞ではなく「エピソード」で覚える


記憶の収納の仕方は人それぞれだけど、似たようなエピソードで括ることで、話をするときに別の引き出しを開けられる。
話の展開がうまい人は総じてこの能力が高い感覚はある。
著者がこのやり方に至った原体験が面白い。海外留学時代、中国人の友達に三国志の話をする際に、固有名詞を中国語で言えなかった。
だから固有名詞を言い換えて、エピソードで説明をすると伝えることができたという。
たしかに、英会話のときなんか、ひとつの概念を言い表せないときは自分のできる表現と語彙を用いてたどたどしく説明する。
ひとつの言語でひとつの固有名詞を覚えるよりも、エピソードで覚えた方が話の応用が効く。
だから初めから固有名詞を覚えるのは諦めましょう、と。潔い…笑


経済と自分の幸せを切り離す


消費者である限り幸せにはなれない。消費者であることは、楽しさや幸せを「お金を使うことで感じる人」であること。
それは際限がなく、求め続けるとお金と時間に限界がくる。
楽しさや幸せを求めるならクリエイターになろう。それはお金をかけなくても幸せになれる手段だから。
仕事でなくとも、それはちょっとした趣味でもいい。料理をつくったり文章を書いてみたり。
もちろんある程度の初期投資が必要な場合もあるが、ツールに必要なお金も最小限になってきた今の時代は何事も始めやすいと思う。
お金を使わずに頭を使ったり試行錯誤をしたりするゲーム性を楽しもう。
「これだけしていれば満足」というものを見つけよう。


本はしょうもない結論こそがおもしろい


『サピエンス全史』みたいな人類学系の本は、個々の人間の能力でなく多数の人間が集まった場合の結論が描かれている。
歴史の積み重ねであって、人の行動パターンを読むうえで参考になる。
経緯や動機を知ることで、同じような事象に対して人間はどんな対応をするのか、という予測をするための材料にできることが、本当に役に立つ知識。

次の5つの条件を満たすのが良書だと思います。
●今後10年以上も影響を与える「技術」や「文化」をテーマとしている
●結論に至る「経緯と理由」に筋が通っている
●「資料」から組み立てられていて、個人の感想を書いているわけではない
●一般的な「常識」とは違う結論や発見がある
●単純に読んでいて「おもしろい」
(著者の人生観の前提)
人はなぜ生きるのか?を考えると、「死ぬまでにたのしく暮らすため」
長期的に楽しいことをなるべく増やして、不快に感じることをなるべく減らそう


ここまでロジカルに思考のスタンスを導いて、それを卒なく生活に適応していく潔さは万人にすぐにできることではないかもしれない。
それはひとえに最初の「仮説を立て、外れたら見直す」習慣が生んだものなんだろうな。
その言動や態度から著者に対していろんな賛否両論あるかもしれないけど、私はそのスタンスから学べることは色々あると思っていて、本著も示唆に富んだものでした。
上記以外のルールも面白い視点で組み立てられています。
ひろゆき氏の本全般とても読みやすいので本をサクッと読みたい方にはおすすめです。『1%の努力』も読もうかな…

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