自分が愛おしくて泣けてきた
かつて私は、人のネガティブな感情に触れることが苦手でした。
なかでも「嫌い」という感情を自分に向けられるのが怖かったんです。
だから、人の感情に気づかないようにして、自分を守ってきました。
鈍感でいれば、傷つかなくてすむからです。
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そして、自分のことを『情が薄い女』だと思っていました。
「好き」という感情が全力で自分に向かってくるのが、怖かったんです。
相手の気持ちに気がつかなければ、その重さを感じなくてすむ……と考えているうちに、自分の気持ちにも鈍感になっていました。
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ここ数年コーチングを学び、実践するなかで、『気持ちに鈍感な私』というセルフ・イメージは手放したつもりでいました。
自分の気持ちを正直に表現できるようになっていましたし、人が嬉しそうにしていると私も心から嬉しくなるし、ネガティブな感情に囚われた人がいらしてもジャッジせずに接することができるようになっていたからです。
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ところが先日、『気持ちに鈍感な私』というセルフ・イメージがひょっこり顔を出して驚きました。
おやおや、まだそんなことを思っていたの?って。
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とある出来事から、胸がキューッと締めつけられたように感じたその日、
「私、この状況が悲しいんだなぁ」
と言葉を与えました。
それから
「じゃあ、どうする?」
と自問自答して行動してみると、目の前の方が満面の笑みを見せてくださいます。
それが、嬉しくて嬉しくて。
「なんだ、私、ちゃんと自分の気持ちも人の気持ちもわかってる」
と内省言語が起きた瞬間、
「あれ?『自分はできていない』と思っていたのね」
と気づいたのでした。
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「相手はきっとこう考えているはず」というのは妄想。
それが頭ではわかっていても、悲しくて胸が痛くなった自分も、そこから挽回した自分も、なんだか健気で愛おしい……
思わず、涙ぐんでしまいました。
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・できない自分にダメ出ししなくていい
・人の気持ちを怖がらなくていい
・自分の気持ちに素直になっていい
・『私は私』を生きていい
こんなふうに改めて実感できたのも、想定外の言動を見せてくださるお相手がいらしてこそ!
健気で愛おしい自分に出逢わせてくださって、ありがとうございます。
▼「いい人」でいるためにも、鈍感力を必要としていた過去の私
2024年8月15日(木)開催
衣川信之とエフィカシージャパン講師による世界平和イベント
「私たちの内なる平和とゆるしから始まる現実的な豊かさ」
《基調テーマ》
幾重にもゆるすこと、未来思考の優しい経済学、永遠の愛を伝える家庭の平和使節としての思い
〜Quantum Forgiveness, Caring Economics, and Our Prayer and Devotion to Mary〜
*あなたとお逢いできますことを楽しみにしております*
〈私が私である〉ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏