「やりたいこと」を見つけるコツ〜心の動きと日常を深掘りする
職場で 1on1をやっていると
「やりたいことが見つからないんです」
という話になることがあります。
「夢中になってできることがあればいいな」と思うけれど、「じゃあ何を？」となると、答えが出てこないそうです。
心が動いた瞬間を見つける
そんなとき、私はこんな質問をします。
「楽しそうだなーと思って、すぐに行動を起こしたことはありませんか？」
たとえば、私が着物で出かけることに興味を持たれた女性が、
「着付けが億劫で、着物も浴衣も箪笥にしまいこんだまま」
とおっしゃったことがありました。
私が手軽な半幅帯で着物を楽しんでいることをお話しし、リボン結びをするだけでいい〈大人の兵児帯〉ご紹介すると……
すぐにネットで調べて購入されたんです。
これが、すぐに行動を起こしたこと。
行動を起こした理由を深掘りする
「着物を着ようと思った理由を深掘りしてみましょう。
着物を着ることで何が得られますか？」
「着物を着ると、背中がしゃんと伸びて気持ちがいいです」
と答えられたので、質問を展開します。
「背中が伸びることって、他にもいろいろありますよね。
美しい姿勢や所作に惹かれるなら、茶道、日舞、着付け。
着物にこだわらないなら、合気道や弓道なども、背中がしゃんと伸びそうです。
しゃんと伸びた背中で声を出すと、気持ちがいいかもしれません。
ヴォイストレーニングを受けたり、話し方を学んだり、歌を楽しむ手もありますね」
「背中がしゃんと伸びる」から思考を発散させてみると、「思ってもみなかった」感覚が広がります。
いったん思考を広げてから、「背中がしゃんと伸びることで何を求めているの？」と深掘りしていくのもいいですね。
やりたいことは自分軸で選ぶ
「変わり映えのしない毎日でいいのかな？」
そんな思いが芽生えたときこそ、自分軸で行動を選ぶことが大切だと思っています。
「他の人がやっていること」「流行っていること」などは、あくまでも参考材料。
出かけることが楽しい人もいれば、家にこもっているほうが楽しい人もいる。
誰かと一緒にいることを楽しめる人もいれば、ひとりでいるほうがほっこりする人もいる。
「楽しい」を選ぶのは、あくまでも自分。
他の誰が何を言おうと、「私は私」でいいのです。
「やりたいこと」は日々の行動に現れている
たとえば、ふと気がつくとぼーっと動画（テレビ・SNSなど）を見ている……
ここに罪悪感があるとしたら、自分に質問してみてください。
「これを見ることで、何を求めているの？」
「何がそうさせるの？」
「それは自分にとって、どんな意味があるの？」
きっと理由があるはずです。
「私は〇〇を大切にしているんだ」ということがわかると、「時間を無駄にしてしまった」なんて、罪悪感はなくなります。
そして、「〇〇を大切に想うなら、他にもこんなことができる」と「本当にやりたいこと」が見つかるのです。
ぜひお試しくださいね♪
✼••┈┈┈┈あとがき┈┈┈┈••✼
note、Facebook、アメブロ、着物、読書、ホットヨガ、コーチング活動など、私がいろんなことをしているのは、次の３つが私の最高の価値観（人生で最も大切に思っていること）だからです。
・才能全開で自分を生ききる
・選択肢と可能性を広げる
・想いを伝える＆伝わる
あなたが、人生で最も大切に思っていることは、なんですか？
「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
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