悲しみが怒りに変わるとき〜夫と口論になった原因
『あなたの常識は世界の非常識〜夫と不毛な口論をしていた理由』の続編です。
私の立場からは「非難された!」と思われた出来事を、夫の立場から振り返ってみたいと思います。
夫の脳内会話を想像してみると……
寒くなってきたので、冬用のシーツを出して敷き布団にかけておいた。
「ありがとう」
と感謝されるかと思いきや、まさかの口論勃発。
「もうっ!埃だらけ!」
と妻が怒号を放ちながら掃除機をかけている。
何時だと思ってるんだ!?
そう思って声をかけたら、ブチ切れられた。
洗濯機がうるさい?まさか!
廊下に聞こえてくるのは掃除機の音くらいだろう。
っていうか、なんでいま、洗濯機の話をしてるんだ?!
洗濯だって、家族のためにやっているのに、なんでケチをつけられなきゃならない?
冬に備えて暖かいシーツを買ってきたのだって、俺なのに、なんで非難されるんだ?
否定されたと感じるから怒りが倍増する
もしも私が夫の立場で、綿埃が出てきたことにまったく気づいていなかったとしたら、
「家族のために暖かいシーツを準備したのに、どうして否定されるの?」
と悲しくなったことでしょう。
考えてみれば、よかれと思ってやったことを否定される経験がお互いによくありました。
家族のためを思ってしたことなのに、それが裏目に出るなんて……
↓
わかってもらえなかったことが悲しい
↓
どうしてわかってくれないの?!
この「わかってもらえない」という悲しみが積み重なって、「悲しい」という第一感情をすっ飛ばして怒りを感じる癖がついてしまっていました。
だから、自分の期待に外れたことが起こるたびに、
「また、これだ」
「悔しい」
「どうしてわかってくれないの?!」
と怒りがどんどん増殖されてしまう悪循環……
心も身体もしんどくて当然です。
私が心療内科に通う前は、夫も通っていましたもの。
子どもたちにしても、お互いに傷つけあう両親を見て、胸を痛めていたことでしょう。
(中学生くらいになると「アホちゃうか」「なんで今、それを言うねん」という目で俯瞰するようになっていましたが)
悲劇のヒロインは卒業できる
こうした一見マイナスしかないような出来事にも、実は同じだけプラスになることがあったと実感している今の私には、後悔も罪悪感も残っていません。
「私のほうがこんなにがんばっているのに!」
「私のほうが傷ついているんだから!」
悲劇のヒロインであることを必死でアピールする必要なんて、なかったんですよね。
感情がブレたらニュートラルに戻る。
その練習を積んできたおかげで、怒りに我を忘れることもなくなりました。
本来の自分でいられる毎日は、とても穏やか。
メンタルダウンしていたころを知っている職場の同僚には、
「まるで別人ですよ。
表情も、話し方も明るくなったし、歩き方まで違いますもん」
なんて、言われます。
不毛な口論の相手になってくれた夫にも感謝です。
「このままじゃダメだ!」って踏み出すことができました。
いつだって、誰だって、やると決めたら、人生が動き出します。
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「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
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