素直に謝れる大人になる〜「私、そんなこと、言った?」
野菜を届けてくれた母と一緒に、ランチを楽しんだときのこと。
「茄子の皮をむいて炒めたら、柔らかなるし、味がようしゅんで(しみこんで)、美味しいよ」
と母が言うので、笑ってしまいました。
というのも、母が以前、
「茄子を皮を全部捨てるなんて!もったいないでしょ!」
と私を叱ったことがあるからです。
料理経験なしに結婚して、わずかなレパートリーでやりくりしていたころの私は、焼きナスが得意料理(?)だったんですよね。
「お母さん、知ってる?
焼きナスって、割り箸を刺してグリルで焼いたら、美味しくできるよ」
と話して叱られたのが懐かしい。
当時のことを笑いながら母に話すと、
「私、そんなこと、言った? それは ほんまにすまんことしたね」
と即座に謝れられて、清々しい気持ちになりました。
素直に謝れるって、素敵ですね。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「皮まで食べなさい」とかつて私を叱った母も、畑仕事をするようになった今では、秋が近づいて硬くなった茄子の皮をむいて、美味しくいただいているそうです。
「ピーラーで縞模様に皮をむくと、可愛くていいよね」
独身時代は母に100%料理を任せていた私が、こうして母とお料理談義ができるようになったのも、ありがたいことです。
「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
✼••┈┈┈┈あとがき┈┈┈┈••✼
「私、そんなこと、言った? 全っ然、覚えてないわ」
母の面白エピソードは、また今後、書いてみたいと思います。
▼家族も自分も幸せになる秘訣を綴っています(Kindle Unlimited対象)
▼プロフィール
*いつもお読みいただきありがとうございます* スキ&コメントをいただけると、とても嬉しいです。 いただいたサポートは note内で循環させていただきます。